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会場前にはアメリカのファン達が非常に長い列を作っているなど、『デスノート』が大ヒットしたアメリカでの小畑氏の人気の高さが伺えます。ちなみに、パネルイベントの来場者には『デスノート』の大型ポスターが配布されました。
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パネルイベントは吉田氏の英語による小畑氏の紹介から始まり、ハリウッド映画化や、小畑氏によってコミカライズされた『All You Need Is Kill』の作者、桜坂洋氏からの応援ビデオメッセージが公開されました。
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続いて、小畑氏が投稿作品で賞を取ったことから漫画家デビューに繋がったことや、物語を作るのが苦手であることを語りました。
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初期作品『CYBORGじいちゃんG』についての解説も小畑氏自信の口から語られ、少年誌で主役を老人に設定したことが、どれだけ読者に受け入れられるかの冒険であったと語っています。
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次に少年ジャンプ編集者の吉田氏、片山氏両名の自己紹介が行われました。『デスノート』の担当だった時の裏話として、話を作るのが苦手な小畑氏と、絵を描くのが苦手な原作者の大場つぐみ氏は、お互い非常にシャイで、編集者を通してしかやり取りをしなかったそうです。その結果、連載時に小畑氏と大場氏が一度も会うことは無かったということが語られました。
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作風や過去作品について司会者が質問した際に、小畑氏が漫画制作に実際に使用している道具一式を取り出し、会場で説明する一幕もありました。
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『デスノート』については、片山氏から「実はヒットするとは思っていなかった」という爆弾発言も飛び出しました。読者の年齢層が比較的低いジャンプでは読者層が合わないと考えていたものの、実際は大人だけでなく多くの子供達をファンとして取り込めたことに驚いており、それがヒットに繋がった一因であったと語りました。
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また、小畑氏は『デスノート』に登場するキャラクター「L」が、自身の作品の中で最も好きなキャラクターであると語り、会場の『デスノート』ファン達を沸かせました。
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『バクマン』の話では、少年ジャンプの内状を描いているために非常に作りづらかったが、タブーを描くというチャレンジ魂があったために頑張れたと語っています。
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最後に、にわのまこと氏のアシスタントをしていた時代の話として、当時はにわの氏はプロレス漫画を連載しており、参考のためによくプロレス技をかけられていたという思い出を語り、会場を笑いに包みました。
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普段はメディアに顔を出すことがない小畑健氏のパネルイベントは、大盛況のうちに幕を閉じました。