筆者は前作の『MH4』も、『MH4G』リリース直前までがっつりプレイしていたため、このままデータを引継ぐことにしました。
引継ぎ自体は簡単で、1分もかからず終了。 モンスターの討伐数や武器使用回数などは前作のままでしたが、プレイ時間はそれまでの1700時間から0になりました。
引継ぎではキャラの名前は変えられませんが、性別や見た目、声などが変更可能。 女装備の可愛さから性転換するハンターさん続出の中、ここはあえて何も変更せず男のままにして、声だけちょっと変えてみました。やっぱり愛着のあるイケメン(?)ハンターさんを見ながらプレイしたいでしょ!
ちなみにハンターランクはリセットされずにそのまま引継がれて、上限も999で変わらずでした。
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武器の使用回数は前作のまま引継ぎ
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引継ぎ後はデータ選択画面に「データ引継ぎ」の文字が。 一度プレイしてしまうとこれは消えてしまいます。
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そうして降り立ったのは前回セーブをした場所と同じ村。
ちなみに『MH4』より切れ味ゲージは伸びているようで、匠無しでゲージいっぱいいいっぱいだった武器にも若干変化が。 これにはびっくり。
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同じ武器ですが左が『MH4』で右が『MH4G』
また、武器やアイテムのマイセットもそのまま使えますが、ナルガメイルなど、一部の防具の性能が変更されているため、スキルがきちんと発動しているかどうかの確認が必要です。
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左が旧ナルガメイルで右がMH4Gのもの。匠が2から1に変更されています。
話を進めていくとドンドルマという街が出現するので、さっそくそちらへ移動。 今後この街が拠点となってストーリーが進んでいきます。
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ドンドルマの街
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新たに追加された旧砂漠の昼
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夜の旧砂漠は昼間とは雰囲気が異なります
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なお、G級の集会所はこれまでの場所とは異なり、大老殿で受注することに。 しかしここへ行くには一定条件を満たさなければいけません。
集会所クエストだけじゃなく、村クエストもこなしておいた方が何かと便利な展開になるのは今作でも健在。 むしろかなり重要になっています。
集会所で友達とわいわいプレイするのはとても楽しいことなので賛否両論はあると思いますが、ストーリーをたどりながら進行する村クエストでは、世界観や基本知識の吸収ができると共にソロでの狩りによるプレイヤースキル向上も期待できます。 個人的にはよい構成だと感じました。
操作感は前作とそう大きく変わっていませんが、武器のモーションなどには大なり小なり修正が入っているようです。 チャージアックスが大幅強化されているのをはじめ、双剣も(おそらく)デフォ業物復活。 前作で強すぎて弱体化されるのでは?と心配されていた操虫棍も、強化エキス効果延長などの新たな効果を持つ猟虫が追加され、これまで以上に使い勝手がよくなっていました。
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こちらは強化エキス効果延長を持つアムルマリキータ
なお、筆者がメインで使っている狩猟笛も後方攻撃(XA)に繋げる連音がかなり出しやすくなっており、ほぼ失敗することがなくなりました。 これはかなり嬉しい修正です。
そして、新たに追加されたカチ上げからのジャンプ攻撃は、モンスターに向かって飛ぶように調整されているのか、わりと当てやすいといった印象。 しかしまだ慣れていないため、とっさにジャンプ攻撃に繋げられないことの方が多く、吹っ飛ばされて地面に着地してから「あ、攻撃忘れてた!」となるパターンも。
オトモにも新しいトレンドが追加されており、特にビーストがかなり心強い加勢となります。 これはモンスターからスタミナを奪い、ハンターを強走状態にしてくれるトレンドなのですが、モンスターは疲れるしハンターは元気だしと、いいこと尽くめ。
もしモンスターに乗ってザクザクしている時にタイミングよくかけてくれたら、「もう一生手元に置いちゃう!」という気持ちになることも間違いなしです。
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ビーストのトレンドを持つオトモ
ただし、どのタイミングでかけてくれるかはオトモの気分次第ですので、常に強走Gを常飲しているような武器種を使う場合、期待しすぎるのは厳しいかもしれませんね。
なお、オンラインプレイ時のオトモテキストのオンオフが可能になってました。 こちらはオトモを連れてオンラインでの狩りに行く時、場合によってはセリフで一瞬ラグが発生することに対する考慮だと思われます。 気になる人はオフにしておいた方がいいかもしれません。
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オプションでオンオフを設定
実は筆者は『モンスターハンター4G スペシャルパック』を購入したため、ゲームを始めると同時にNew ニンテンドー3DS LLへもお引っ越しをしました。 これまでは通常の3DS LLと、拡張スライドパッドを使用していました。
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モンスターハンター4G スペシャルパック
注意すべき点は必ずオプションの拡張スライドパッドを「使用する」にしておくこと。 これをしないとCスティックが反応しません。 ゲーム内のオプションでも変更可能ですが、こちらは起動毎に設定し直すはめになるので、必ずメニューで変更することをおすすめします。
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メニュー画面のオプションから
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拡張スライドパッドを「使用する」にします
そして、気になるCスティックの操作性ですが、拡張スライドパッドの右アナログスティックの場所と異なる位置にあるため、最初は戸惑って操作ミスも連発してしまいました。 Bボタンへすぐに親指を移動できず、視点移動直後の回避などがとっさに出てこないことも。
しかしこれも慣れで、1~2日でかなりスムーズに操作できるようになり、一週間たった今ではNewではない拡張パッド付き3DS LLでのプレイがおぼつかなくなっていたほどです。 やはり視点移動と武器や回避のボタンの位置が近い、New 3DS LLの方が操作しやすいとあらためて思いました。
拡張パッドを使用すると全体の重量も増すため、外出時にも3DSを持って行き、狩りに勤しむハンターさんは移行を検討してもいいかもしれません。
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モンスターやマップ、新要素などが追加された『MH4G』。 あまりにも面白すぎて気がついたら60時間近くも遊んでいました。 しかしまだまだやりたいことや、やらなければいけないこと、そして作りたい武器や装備が山ほど待ち受けているので、しばらくこの熱は冷めそうにありません。
『モンスターハンター4G』は好評発売中で、価格はパッケージ版が5,800円(税抜)、ダウンロード版は5,546円(税抜)です。
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