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ゲームを様々な方法で楽しむ「ゲームのお祭り」、闘会議2015。最新作から馴染み深い作品まで様々な作品を楽しむことも可能なこのイベントですが、歴代の名作の数々をプレイできるブースがありました。
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ファミコンやスーパーファミコン、初代プレイステーションを楽しむことができるこのレトロゲームエリア。ここでは「裏ワザ研究会」、「"やられゲー"チャレンジ」、「レトロゲームタイムアタック」のそれぞれに長蛇の列がありました。
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「裏ワザ研究会」では『スーパーマリオブラザーズ』、『ゼビウス』『レッキングクルー』、『麻雀』が並んでおり、それぞれの作品に隠された「裏ワザ」を試すことができ、無限1UPや良い配牌を獲得できる裏ワザ成功ために、多くの人がトライしていました。
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「"やられゲー"チャレンジ」では、高難易度のファミコンタイトル『スペランカー』、『トランスフォーマー コンボイの謎』がプレイ可能。奇しくも1月31日に本イベントで発表されたPS4『みんなでスペランカーZ』のベースとなった初代、そして「弾が小さ過ぎて見えない」などその理不尽さに苦悩するアクションタイトルに頭を抱えるプレイヤーが続出していました。
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「レトロゲームタイムアタック」で挑戦できる作品は『スーパーマリオカート』と『XI[sai]』の2つ。腕に自身のあるプレイヤーが真剣な眼差しで画面を見つめ、指定されたタイムのクリアを目指していました。
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しかしながら、これらの展示以上に来場者が真剣な眼差しを向けていたのは『今日からキミもドット絵デザイナー』ブース。アイロンビーズを使用し、自由にドット絵を作成できるこのスペースには最も長い列ができており、黙々とドット絵を作る職人たちで溢れていました。
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またこのエリアでは、年表化されたゲーム史で歴史を振り返ることができました。20周年を迎えたプレイステーションは、初代PSからPS4まで全てのPSハードとそれらを支えたソフトも展示。更に、これまで様々なメーカーからゲームハードが登場してきましたが「Atari Jaguar」や「テレビブロック」などの歴史を感じさせるハードが陳列されており、そのショーケースは圧巻。親子でゆっくり眺める来場者も多数おり、パパが子供にハードの説明をする光景が見られました。
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ゲームの歴史と、古い作品の魅力の両方が詰まったこのブース。訪れていた人の年齢層は子供から大人まで幅広く感じました。懐かしさにかられ、レトロゲームをプレイしに来た大人のためだけのブースではなく、ここはむしろ名作の数々を触れる機会がなかった小さなゲーマーの卵たちのためにあったのかもしれません。