子供の頃、漫画やゲームの必殺技を練習しませんでしたか? 人によって練習した技は異なると思いますが、「修羅の門」なら無空波、『ストII』なら波動拳など、心当たりがある方もいることでしょう。しかし、練習してたら本当に波動拳が出てしまったら……そんな展開に端を発する、波動系ボーイ・ミーツ・ガールノベルが登場します。タイトルもずばり、「俺は波動拳をあきらめない」。高校生になっても波動拳の練習を続けてきたおちこぼれ主人公が、ヒロインのアオさんとともに、愛と勇気で世界の平和を目指して奮闘します。著者は、「RPGの人々」などを手がけたアラヰフミ氏。「ハイスコアガール」でもお馴染みの押切蓮介氏が表紙と挿絵を担当し、個性的な青春物語を鮮やかに彩ってくれます。また本著には、1990年代の青春を描く「東京ゲームセンター物語」、「闘劇物語」も特別収録されており、ゲームファンのハートを様々な角度から鷲掴みにしてくれます。ノベルス「俺は波動拳をあきらめない」は3月30日発売予定で、価格は1080円(税込)です。読み応えたっぷりの360ページで綴られる一大スペクタクルロマンを通じて、波動拳を練習していた少年時代を思い出してみてはいかがでしょうか。(C)KADOKAWA CORPORATION 2015