オンラインを通したマルチプレイにより、距離に左右されずに協力プレイや対戦プレイが楽しめるようになっただけでなく、「ゲーム内に書き残したメッセージをやり取りする」といった間接的な非同期コミュニケーションなど、ネットワークの普及という恩恵を受けて更なる遊び方を提案してきました。
もちろんインターネットの影響はゲームのみならず、スマートフォンやタブレット端末などにも及んでおり、娯楽から仕事関係まで幅広い多様性を見せています。そんなインターネットに関する意識調査が実施されました。
「新生活に見直したいもの」や「今後契約したいインターネット回線」などの質問を、全国の新生活(引越し)を始める予定の人(男女18歳から40歳まで)を対象に行った「新生活のインターネット環境に関する意識調査」にて、通信速度制限の認知度向上やスマホの利用状況などが浮き彫りとなりました。
■新生活にあたって見直したいのは「インターネット」
新たな生活を気に見直したいと最も多くの人が考えたのは、「インターネット(回線事業者、プロバイダーを含む)」(47.2%)。こちらは4年連続となっており、次いで「CS放送やCATVなどの有料放送」(24.4%)、「新聞社」(22.0%)との結果に。
月々の支出に直結するだけに、一考したい方も多い模様です。また時代に合わせ、サービス内容が刻一刻と変化している点も影響を及ぼしていることでしょう。
■「モバイルインターネット」への意向が高まる
現在契約しているインターネット回線は、まだ圧倒的に「固定回線」(55.6%)が強く、次点となる「モバイルインターネット」(15.6%)に大差をつけています。しかし、今後契約したいと考えている回線に関しては、「固定回線」(34.2%)と「モバイルインターネット」(36.0%)と勢力は逆転。また「両方」という声も伸びており、場所に制限されないモバイル回線への支持が増しています。
■モバイルインターネット回線の一番人気が「WiMAX」
現在契約しているモバイルインターネットは、「WiMAX」(43.8%)が4年連続で首位を獲得し、2位は「Y!mobile 4G[旧EMOBILE]」(24.8%)。今後利用したいモバイルインターネットについても、それぞれが1位(53.0%)、2位(29.8%)を占めました。
今後利用したいと思った理由(複数回答)としては、「WiMAX」は「月間データ通信量による通信速度の制限がない」(69.9%)が特に高い支持を集め、さらに「月額利用料金の安さ」(53.4%)も半数以上に。また、2位の「Y!mobile 4G[旧EMOBILE]」では、「月額利用料金の安さ」(63.6%)が注目を集めています。なお3位の「NTT ドコモ Xi」では「高速通信エリアの広さ」(41.4%)が、4位の「SoftBank Hybrid 4G LTE」は「月額利用料金の安さ」(49.3%)が、それぞれを選ぶ理由として挙げられています。
■通信速度制限の認知度が向上
データ通信量が一定量を超えると通信速度が制限されるといった「速度制限」が、多くのサービスにて設けられています。この「速度制限」について、全体の85.8%が「知っている」と回答しており、前回よりも13%も認知度が向上しています。
また、全体の半数以上が「何かしらの対応をしている」と答えており、一方、32.2%は「速度制限を知っているが気にしていない(対応をしていない)」と答えています。
■多様性を見せる「スマホを選ぶ基準」
新たに加わったこちらの項目では、「バッテリーの持ち時間」(61.8%)、「デザイン(外観)のよさ」(39.6%)、「端末価格の安さ」(39.2%)と、利便性から満足度まで幅広い結果に。、また「画質のよさ(きれいさ)」(35.6%)や「画面(ディスプレイ)が大きいこと」(32.4%)も肉薄しており、ユーザーがスマホに求める要素が浮き彫りとなりました。
■スマホの利用目的は、日常的なものから娯楽用途まで
また「スマートフォンをどのような用途で利用したいか」については、「Webサイトの閲覧」(69.2%)、「LINE、Twitter、FacebookなどSNSの利用」(66.8%)、「Eメールの利用」(65.6%)といった日常的な使い方が圧倒的。さらに、「カメラとして写真・動画の撮影」(52.2%)と「動画(YouTubeなど)の視聴」(46.0%)といった、趣味や娯楽を満たすデザイスとして活躍してる側面も伺えます。
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■「新生活のインターネット環境に関する意識調査」
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