本作のキャッチコピーは「永久に語り継がれる冒険を、”オンライン”から」。2012年に発売された『ドラゴンズドグマ』を皮切りに、累計220万本を超えたシリーズ最新作は、Free-to-Play(F2P)のオンラインゲームに。
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マルチプレイはもちろん、ソロプレイではプレイヤーや他のユーザーの作成したポーンと旅に出ることができ、1人でも楽しむことができるようになっています。今回は、体験ツアーの模様とプレイインプレッションをお届けします。
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まずはステージイベントから。オープニングには、SCEJAの盛田厚プレジデント、カプコン執行役員CS第二開発統括の小野義徳氏、ゲストのKADOKAWA・DWANGO取締役の浜村弘一氏が登壇しました。
盛田氏からは、「ネットワークを利用するユーザーが伸びており、人と人、そして世界と繋がる楽しさを本作を通じて訴求していきたい。ちょっとみんなで花見に行こうという感覚でプレイしていただきたいです」とのコメント。
小野氏は「8年前からサービスインしている『モンスターハンター フロンティア』で培ったノウハウを本作に活かしていきたい。カプコンの持つアクションの魅力を歯ごたえのあるバトルとして再現するのに努力しており、F2Pなのでまずは触れて楽しんでもらいたい」と、爽快なアクションの実現に取り組んでいる旨を伝えていました。
浜村氏は「PS4の普及台数も日本でも伸びてきており、F2Pである本作はハードを牽引する要因になる。本作にはポーンがあり、みんなでマルチでわいわい楽しむことも、ソロでさくさく進める楽しさもある。ゲーム業界の盛り上がりのためにも本作には期待をしています」と、本作への注目度の高さが聞かれるメッセージを述べていました。
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続いて、開発陣のプレゼンテーションがスタート。プロデューサーの松川美苗氏、ディレクターの木下研人氏、作家の渡辺浩弐氏、本作でヴァネッサ役を演じている田中敦子氏が登場。渡辺氏は『ドラゴンズドグマ』もやりこまれており、このイベントに際して再度プレイしたという熱いエピソードを伝えていました。
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田中氏が演じたヴァネッサは、グリッテン砦の長として対オークを1人で抑えているという強さと気高さ、そしてふと見せる優しさがある女性キャラクターであり、キャラクターデザインのかっこよさに痺れたというコメントが聞かれました。
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続いては、PS4版とPS3版のグラフィックの違いについて。PS4版は処理性能が高く、広大な世界観をより堪能することができ、木や岩や草などの細かい部分まで描画できるので、空間が広がりと奥行きが体験できるとのこと。テクスチャも高解像度で出力しており、服の布目や肌の血色、モンスターの顔、揺れる影まで鮮明に映っていました。フレーム数については、PS3版は30fps、PS4版は60fps近いフレームレートで遊べるので、より滑らかにアクションを体験可能です。
なお、全てのバージョンはグラフィック以外の違いはなく、同じサーバーで遊ぶことの出来る完全なクロスプラットフォームとなっています。また、最新の「3rdトレイラー」も公開されました。
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次に、登場する各ジョブについての説明がなされました。本作では、好みのジョブ同士によるパーティーでも楽しめるようなバランス設計になっており、ノーコストで転職もできるので色々触って好きなジョブを選択することができます。
■「シーカー」
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近接タイプのスピードアタッカー。ワイヤーを使った空中アクションに強く、敵によじ登ったり一気に距離を詰めるなどの爽快感のある動きが魅力。
■「ソーサラー」
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5属性の魔法を使いこなすマジックアタッカー。遠距離から魔法の詠唱を行い、一発逆転の大魔法を場に落とすジョブ。詠唱中のスペリングという追加操作によって、攻撃力を上げることができます。
■「ファイター」
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剣と盾を使って暴れまわれる、オーソドックスなパワーアタッカー。状況を打破していく切り込み隊長的な役割を担います。
■「ハンター」
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弓を使った遠距離アタッカー。近接攻撃はできないのですが、敵が近くに来ると蹴って距離を取ることができるので間合いが重要。矢にも種類があり、放物線上に矢の雨を降らせたり、状態異常攻撃などもあります。
■「プリースト」
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味方の体力を回復したり、味方の能力を支援する補佐タイプのヒーラー。ソロでも遊べるように火力を調整しているとのこと。アンデッドに強い聖属性の魔法が強くなっています。
■「シールドセージ」
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敵の攻撃を引きつけてるタンカー。大きな盾って味方にエンチャント張り、劣勢や流れを変えることができます。自身も守りながら攻めることができる、まさにチームの盾となるジョブです。
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最後に、ヴァネッサの守るグリッテン砦の攻防戦が、PS4の8人マルチ実機プレイで披露されました。レスタニアの北部に生息するオークたちは覚者たちと因縁の対決を続けていますが、この攻防戦ではすでに砦に攻めてきているオークたちと入り乱れての戦いになります。砦は2階建てになっており、戦況も変化するとのことでした。田中氏の生アテレコによる掛け声によりバトルがスタート。始まってからも、応援の声を何度も送りながら隊長として全員の士気を上げ鼓舞する一幕も見られました。
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砦にはゴブリンやサイクロプス、アーマーサイクロプスの姿も。オークには階級があり、マントを付けて槍2本持っているキャプテンオークと呼ばれる強化型も見られました。ゲーム中はヴァネッサも一緒に行動し、クリアタイムが短い方が良い報酬を獲得できるため、途中部隊が二手に分かれる戦術も披露。チャットを打たなくても、ボイス使ったプリセットが用意されているのでマルチプレイでも活用しやすいとのことでした。多人数対多人数でのバトルとなりますので、場の状況を見定める観察力も必要となり、例えばシールドセージがアーマーサイクロプスを引きつけ、その間に周りの敵がオークを倒す連携をしていました。協力プレイが功を奏したのか、見事クエストを成功し、田中氏から労いの言葉が送られました。
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最後にαテストの仕様について、谷中政基プロデューサーから紹介がありました。今回テストの目的は、多人数接続サーバー負荷テストを中心としたゲームバランスや動作の調整になります。詳細については次の通りです。
■『ドラゴンズドグマ オンライン』αテスト詳細
・開催期間:4月20日~4月28日毎日10時~20時
・仕様可能ジョブ:ファイター、ダークセージ、ハンター、プリースト
・解放エリア:ハイデル平原、ミスリウ森林、ブリア海岸
・登場大型モンスター:サイクロプス、スフィンクス、リンドブルム
・キャラクター/ポーンのメイキングが可能。
・メインストーリーは、白竜と覚者が紡ぐ物語。
・8人マルチプレイのグリッテン砦攻防戦は、テスト期間中に追加配信予定。
・最大100人のプレイヤーが集結する多人数ロビーを複数用意。
・クラフト要素はなく、装備品は製品版とは異なりクエストクリアのドロップで獲得できる。
・開催期間:4月20日~4月28日毎日10時~20時
・仕様可能ジョブ:ファイター、ダークセージ、ハンター、プリースト
・解放エリア:ハイデル平原、ミスリウ森林、ブリア海岸
・登場大型モンスター:サイクロプス、スフィンクス、リンドブルム
・キャラクター/ポーンのメイキングが可能。
・メインストーリーは、白竜と覚者が紡ぐ物語。
・8人マルチプレイのグリッテン砦攻防戦は、テスト期間中に追加配信予定。
・最大100人のプレイヤーが集結する多人数ロビーを複数用意。
・クラフト要素はなく、装備品は製品版とは異なりクエストクリアのドロップで獲得できる。
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それでは最後に、PS3版4人マルチプレイのプレイインプレッションを簡単にお送りいたします。筆者は「プリースト」で試遊。従来のヒーラーの概念同様、仲間の体力を見ながら回復がメインになりますが、方法は2種類。オーラを纏い自分の近隣のエリアの仲間を回復するものと、オーラを仲間に飛ばし遠距離からサポートするもの。攻撃力や防御力などの能力強化オーラも飛ばすことができるのですが、敵から距離を置いていると狙われてしまうことが多く、状態を見つつ回復やサポート、回避の切り替えが重要だと感じました。
また、攻撃はため魔法攻撃や追尾魔法弾などが使え、ゴブリンなどの小型モンスターは1人でも楽に討伐することができました。そのため、味方が大型モンスターと戦っている最中に、集まってきてしまったモンスターを蹴散らす役も担えると感じました。大型モンスターは攻撃を与えると怒り状態になり、特殊な強力攻撃を繰り出したり、動きが素早くなってしまいます。
そこで、プリーストがヒールオーラを纏い近づくことで、弱点が視覚化できるので、そこを狙って仲間に一気に攻撃を仕掛けてもらう──といった役割も任されます。怒り状態は放っておいても戻らないので、とにかくダ攻撃を加えたり、よじ登ってしがみついて揺さぶることでも解消できます。一定のダメージを与えることがダウン状態に持ち込むことが可能で、一気に畳み掛けられる爽快感も味わうことが出来ました。
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とにかくアクションが気持ち良い本作。ヒーラーというサポートポジションでもしっかりとバトルに加わることができましたので、αテストでのマルチプレイでは異なるジョブの組み合わせでも戦ってみたいと感じさせる内容となっていました。