「初音ミクとずっと一緒」を実現させるため、デバイス間を移動する初音ミクのアプリを自作する猛者も登場しました。移動中はスマートウォッチに初音ミクがおり、仕事先や自宅ではPCやスマートフォンに文字通り「移動」する彼女は、確かに「おはよう」から「おやすみ」まで共にいる存在になっていました。
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そしてこのたび、本当に初音ミクがその場にいるかのような、驚きの映像「ぶれないカメラで撮りたかった、ぶれないアイで 【マッチムーブ】」が公開されました。境内を舞台に、軽やかに踊る初音ミクの姿を収めたこの映像。驚くべきポイントとしては「カメラが動き続けている」という点です。
シンプルに解説すれば、実写とCGを組み合わせているこの映像。しかしカメラが動いているということは、当然見える角度にも変化が起こります。その角度の移り変わりを、実写とCGの双方で狂いなく同期させなければ、不自然な光景にならざるを得ません。
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ですが、「luna」さんが投稿したこの映像では、違和感は全くと言っていいほど感じられず、その結果、初音ミクが実際にいると錯覚するほどの説得力を持たせることに成功しました。マッチムーブを駆使したこの映像の力強さに関しては、言葉を尽くすよりも実際に見ていただくのが一番です。興味がある方は、こちらからご覧ください。
■ぶれないカメラで撮りたかった、ぶれないアイで 【マッチムーブ】
URL:http://www.nicovideo.jp/watch/sm25983565
熱意とマッチムーブ技術の恩恵で、初音ミクと現実の距離がまた近づきました。いつか本当に実体化する日も、訪れるのかもしれませんね。