『ぷらねっとき~ぱ~ 宇宙のお掃除はじめます』は、大宇宙を舞台にした“箱庭お掃除”シミュレーションゲームです。プレイヤーは、ゴミで汚染された惑星がひしめく宇宙に飛び出し、母艦である宇宙船とロボットたちを強化して、より早く、より多く、より広大な惑星を清掃して、環境を再生させるため奮闘します。
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本作の導入は、人類が宇宙へ進出しようとしていた時代からスタート。地球外の文明を求め旅に出た探査機は異文明の痕跡を見事発見。しかし見つけてきたのはなんと、無数のゴミに汚染された惑星の数々でした。
こりゃいかんと立ち上がったのが探査機開発者の孫娘であるミン博士。博士は、宇宙船にロボットを乗せて送り込み、惑星を「お掃除」する計画をスタートさせます。しかし博士にはその計画を賄うだけのお金がありませんでした。そこで、現地のゴミをリサイクル・転用すればより少ない資材で惑星の環境再生を行えるのでは?と思いついた博士は、必要最低限のロボット達を載せた宇宙船を、ゴミで溢れる惑星がひしめく宇宙へと送り出したのでした。
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そうして最初の惑星に降り立った宇宙船。まずは右側中段のチュートリアルに従って惑星規模のお掃除の基本を学びます。宇宙船には必要最低限の装備しか搭載されていませんので、お掃除に先んじて各種設備を整える必要があります。そしてもちろん、本作の主役にして労働力の要たる「ロボット」達も製造していかなくてはなりません。
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ロボットは宇宙船の「ロボット工場」にて製造しますが、ロボットにはそれぞれ仕事毎に役割が設定されています。
■博士ロボット
新技術などを開発。
■メイドロボット
ロボット工場でロボットの製造を管理。
■建設ロボット
各種施設を建築。
■ゴミ収集ロボット
お掃除の要たるゴミの回収。
■警備ロボット
ゴーストタウン化した街に住み着くゴミモンと戦闘。
この他にも「輸送ロボット」「庭師ロボット」「耕作ロボット」など多種多様なロボットが存在します。しかしこのロボット達、便利だからって無闇矢鱈に製造出来るというわけではなく、ロボットの製造には各機種専用の「ロボットカード」が必要になるのです。
基本作業に必要なロボットを製造するためのカードは、最初の惑星のお掃除を進めていけば自動的に結構な数が手に入るようになっています。しかし、意外にもロボットカードはそれなりに貴重なシロモノ。チュートリアル以降では、基本的に「ガチャ」を使用することにより入手。いわゆる課金要素なのですが、無料でも回せるガチャが用意されていますのでそこはご安心を。
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そして、ロボットにはそれぞれレアリティも設定されており、これはロボットカードの星の数に依存しています。当然レア度の高いロボットの方が高性能なのですが、ロボットに装備させるアイテムによって能力を底上げすることもできるので、レア度が低いからといって使えない、などということはありません。
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「鉄」や「ガラス」、「アルミ」とった数々の資源。その中でももっとも基本となるのが「電気」資源です。そりゃロボットですもん、当たり前ですよね。この電気資源は発電所の建設によって確保することが可能になります。
発電所を建設するには、その惑星にあらかじめ存在する「古い発電所」を再利用する必要があります。先住民たちの文明が残した遺産のひとつですが、そのままでは古くて使用できません。そこで「建設ロボット」を用いてその跡地に新たな発電所を作っていきます。発電所には「風力発電所」、「太陽熱発電所」、「ハイブリッド発電所」と3つの種類がありますが、最初に選べるのは風力と太陽熱の2種類のみ。大気汚染度が高ければ風力発電が、逆であれば太陽熱発電が効率よく発電してくれますが、序盤では大して気にする必要はないので好みで建ててしまいましょう。
建設が終わると発電所は自動的に稼働を始めます。放っておいても勝手に発電してくれますが、送電はプレイヤーが行わなくてはなりません。暇を見つけたら「電気送信」ボタンをクリックするように心がけましょう。
電気資源を確保できたら、次はメインとなる「ゴミの回収」です。回収はゴミの山に「ゴミ回収ロボット」を向かわせることで自動的に行ってくれますが、限界は来ます。積載量を超えるゴミは収集してくれないので、ちょくちょくプレイヤーが回収していく必要があるのです。向かわせるゴミ回収ロボットが多ければ多いほどスピーディーに片付きますが、ロボットにも限りがありますので、ゴミの山の数に合わせたスケジューリングを行いましょう。
ゴミからは「鉄」、「ガラス」、「アルミ」、「紙」、「プラスチック」といった資源を回収することが可能です。これを元手に、宇宙船やロボットたちのパワーアップを行っていくというわけです。
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また、直接的な資源が回収できない「生ゴミ」の場合は、撤去せず「バイオマス発電」の燃料として使用します。バイオマス発電所は一定時間経過すると送電可能状態になるのでクリックして回収しておきましょう。回収後のバイオマス発電所は自動的に緑地へと姿を変えます。うーんエコロジー。
資源を採りつくしたゴミの山は、いよいよ絞りとるモノも何もない“ただの不要ゴミの塊”と化します。これはもう、どうしようもありません。ですので埋め立ててしまいましょう。ここで活躍するのは「耕作ロボット」です。彼女たちを派遣すればこれまた自動的にゴミの埋め立てが開始され、一定時間待っていれば不要ゴミの塊だった土地が耕作地へと浄化されます。
耕作地には森林や草原、湿地といった緑地を造成することが可能になります。ここでは「庭師ロボット」達が栽培した植物が利用でき、緑地化した耕作地からは野草の種などを収穫することが可能になります。やはり緑地が広がっていくのを観ると、惑星を浄化している実感がひしひしと湧いてきますね。
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先住民の文明が残した遺産の中には、かつて街だった場所……すなわちゴーストタウンが存在します。これが惑星を浄化するにおいて一番厄介な代物。なにせ、ゴーストタウンには暴走した「ゴミモン」共が住み着いているのです。このゴミモン達から森を守ることも惑星を浄化する上で重要なお仕事のひとつで、襲い来るゴミモンとの戦闘には「警備ロボット」を用います。戦闘はいわゆるタワーディフェンス形式。警護ロボットをうまく配置して3つのレーンから襲い来るゴミモン達を森に侵入させることなく撃退させましょう。プレイヤーはスキルの発動と警備ロボットの移動を行うだけでOK。攻撃はロボット達が自動で行ってくれます。
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なお、警備ロボットには「ガム弾」を装備することが可能です。どうしても勝てない場合は、新たなガム弾開発や、警備ロボット自体のアップグレードなどを試してみるといいでしょう。
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このゲームはオンライン協力型のゲームです。つまり、他のプレイヤーの宇宙船と協力して惑星を浄化していくことが出来るのです。ひとつの宇宙船では太刀打ち出来ないような汚れきったゴミの惑星でも仲間と協力し合えばより効率的にお掃除を行うことが出来ます。ゴミモンとの戦闘でも仲間はきっと心強い味方となってくれることでしょう。
前人未到の惑星を開拓するもよし、他のプレイヤーがお掃除している惑星に手助けに行くもよしと様々なプレイスタイルを可能としています。
画面の右下にはオープンチャットが流れているので、常に他のプレイヤーの存在を感じられるのも本作の特徴のひとつです。例えひとりぼっちでお掃除をしていても孤独感はないのです。なんなら応援を呼ぶことも可能です。じゃんじゃん頼っていきましょう。
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他者と競うでもなく、敵を倒す(要素もありますが)に固執するでもなく、ひたすらに惑星の環境を再生させていくというユニークなテーマが掲げられている本作。ゲーム性としては「RTS(リアルタイムストラテジー)」の要素も多く含んでいるのですが、それが作品のテーマと非常にマッチしており、一生懸命作業をしているロボットたちを、ただただ見つめ続けているだけでもどこか面白い、一風変わった特徴が本作にはあります。
もちろんガッツリと遊んでも楽しい奥深いタイトルには違いないのですが、他のゲームの合間にちょこっとプレイするだけでも癒される、そんな不思議な魅力が詰まったゲームとなっていますので是非一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
『ぷらねっとき~ぱ~ 宇宙のお掃除はじめます』は好評サービス中。料金は基本無料のアイテム課金制です。
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