『よるのないくに』は、『アトリエ』シリーズで知られるコーエーテクモゲームス・ガスト長野開発部による最新作。これまでガストが培ってきたキャラクターを全面に押し出すゲームスタイルと、コーエーテクモゲームスの強みであるアクションが融合したタイトルです。
今回の発表会ではまず、取締役社長である鯉沼久史氏が登壇。鯉沼氏は昨年10月にコーエーテクモゲームスとガストが合併したことに触れ、「せっかく一緒になったのだから、何か新しいチャレンジをしたかった」と、本作を制作する際の意気込みを改めて語りました。そしてやるからには「ガスト長野開発部の良いところを残せるように」と考えていたそうです。
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続いて登壇した『よるのないくに』総合プロデューサーである井上忠信氏は、ガストが制作するタイトルのキャラクターに非常に注目していた様子。そのキャラクターと、コーエーテクモゲームスの持つアクション要素のシナジー効果が表れたタイトルに仕上がっているそうです。また、これまで『影牢』シリーズなどを手がけてきた菊地啓介氏がプロデューサーを務めることで、シナジー効果はより深いものになっていったと語っていました。
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次に井上氏の話にも話題があがっていた菊池氏が壇上に立つと、まずは本作の発売日が8月27日から9月17日に変更となることが発表されました。延期となってしまったことは残念なニュースですが、この理由として「さらなるクオリティアップのため」と語っていたので、よりよいゲームに仕上がって発売を迎えることに期待したいところです。また、延期のお詫びとして、オリジナルのカスタムテーマが特典に追加されることも発表されました。
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ここからは改めて、本作の内容に関する説明が始まります。ゲームの主人公は、半分妖魔、半分人間の“半妖”と呼ばれる少女・アーナス。そしてアーナスとは寄宿舎にいたころからの親友であり、自らの命を捧げ、夜の君という妖魔の王を封じる役目を担う“聖女”のリュリー ティス。物語はこの2人を中心に展開しますが、菊池氏いわく「2人がお互いを本気で思うがゆえの葛藤」が注目ポイントであると語っていました。
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また戦闘では、アーナスが従魔と呼ばれる使い魔と契約し、彼らを召喚しつつ戦います。従魔の組み合わせによって、無数の戦いかたを楽しむことができるのです。この従魔にはディフェンダータイプやアタッカータイプ、サポートタイプなど、能力もまったく異なる種類が存在するのも特徴のひとつ。
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そしてアーナスに流れる血の力の覚醒である「変身」も、本作の発表当初から話題になっていたシステムのひとつです。こちらは連れている従魔の組み合わせによって、さまざまな形態へと姿を変えるという内容。これを駆使することで、戦闘を有利に進められるだけでなく、アーナスの見た目はもちろん口調まで変わるとあって、こちらも楽しみのひとつです。
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アーナス役のM・A・Oさん、キャラクターデザインの四々九氏が語る『よるのないくに』
ここからはアーナスを演じたM・A・Oさん、キャラクターデザインの四々九氏がゲストとして登場すると、本作に登場するキャラクターに関する話がさらに聞けました。まずは四々九氏がアーナスをデザインする際のこだわりや意識した点を語ると、一人のメインキャラであるリュリーティスについてM・A・Oさんは、天真爛漫さを感じると感想を述べました。この辺りは、リュリーティスを演じる五十嵐裕美さんのボイスも大いに影響があるみたいです。
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また、本作にはアーナスがステータス上昇をする際、デスダンという肌色多めな姿に変わる場面があります。今回のステージでは、デスダン時のボイス収録に関するエピソードも語られていました。その後もお気に入りの変身フォームや好きな従魔など、作品のシステムに関わる話題が次々に飛び出し、本作の世界観を知るにはうってつけの発表会となりました。ちなみにM・A・Oさんいわく、お気に入りの変身はラビットフォーム、そして従魔ではサポートタイプが好きだそうです。
さらにここでサプライズ発表として、初回封入特典として「特製従魔 がすとちゃん ダウンロードコード」が付属すること明らかになります。突然の発表であり、M・A・Oさんと四々九氏もかなり驚いている様子。がすとちゃんといえば公式Twitterなどでもおなじみの、語尾に「ですの!」が付くマスコットキャラクター。しかしその知名度とは裏腹に、ゲームに出演するのは今回が初めてのこと。菊池氏は、「それだけ本作に意気込みをかけている」と話していました。
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最後はアーナス役のM・A・Oさんによる朗読会も実施。発表会のために用意されたシナリオであり、短い時間ながらアーナスの性格、そしてリュリーティスに対する思いも分かる内容になっていました。なお、今回の発表会の模様はニコニコ生放送でも配信されており、タイムシフトでの視聴も可能です。見逃した人は、こちらの利用も検討してみてはどうでしょうか。
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