そもそもの始まりは、世界初の歩行ロボットとして制作した「MegaBot Mk.2」よりも先に、水道橋重工のロボット「クラタス」が制作されていたことを知ったMegaBotsが、「MegaBot Mk.2」の優位性を示すため挑戦状をYouTube上に公開。それを水道橋重工が受諾したという流れです。
MegaBotsはバッカーとなる“愛国者”に向けて現状を報告するとともに、白兵戦を含む挑戦に対応すべく必要とされる資金500,000ドルと、そのアップグレードの内訳を公開。プロジェクトページによれば、「MegaBot Mk.2」は射撃戦に特化しており白兵戦には不向きであることを訴え、問題解決には追加装甲の必要性と、強力な武器の追加、動力と油圧のアップグレードを始めとした「MegaBot Mk.2」のテスト運用、バランサーやパイロット保護システムや塗装の追加の必要性を説明しています。
500,000ドル以上の資金が集まった場合は、格闘性能の向上と高性能トラックをベースにした機動力のアップグレードが行われ、その機動力はクラタスの二倍になるとのこと。750,000ドル以上の資金で、新たな遠距離火器の追加やパイルバンカー、空気圧駆動のパンチングアームといった近接武装が実装されます。
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1,000,000ドル以上では壮絶な殴り合いになることを踏まえ、米国防高等研究計画局DARPAのヒューマノイドロボットコンテンストで、米国トップチームとして活躍したIHMC Roboticsからバランス制御システムの提供を受け、1,250,000ドル以上ではNSAから搭乗者を守る耐衝撃システムを求めるそうです。
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さらに1,500,000ドル以上では、常々不満であったらしい「MegaBot Mk.2」のペイントをハリウッド映画のデザインやアートを手がけるFonCo Creative Servicesへ依頼する予定です。
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なお、9月20日時点で既に260,000ドル以上の金額が集まっており、恐ろしいほどの好調ぶりを見せています。