まだ公開されている情報が少ないうえに、2007年に登場した「機動戦士ガンダム0083カードビルダー」から8年ぶりの新作ということもあって、開幕直後から長蛇の列が形成され、ファンたちの注目度の高さを感じさせました。
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今回の出展で体験できたのは、先日開催されたアルファロケテストと同様のバージョンとなっており、「ガンダム(アムロ)」や「Zガンダム(カミーユ)」といったガンダムファンにはお馴染みの深い機体とパイロットで構成されたアルファVer.専用デッキからカードを選んでプレイすることができます。
さっそく筆者も体験させていただきました。
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さっそく現地スタッフにレクチャーを受けながら挑戦!プレイ開始時にパイロットと機体のカードを並べて登録。今回は「ガンダム(アムロ)」「Zガンダム(カミーユ)」「ユニコーンガンダム(バナージ)」の編成でプレイします。
戦闘が始まる前に機体カードは取り除いて、パイロットカードを動かして操作。遊び方や操作については、プレイ中に適宜TIPS(解説)が表示されるので、初心者でも安心して遊べると思います。
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敵モビルスーツを扇状の攻撃エリア内に捉えると自動で攻撃が行われ、経験値を獲得。一定以上の経験値が貯まると「戦術レベル」が上昇して、下画面の右側に配置されているリストから本作の新システムでもある強力な攻撃「STRIKE OPERATION(以下SO)」を行えるようになるのですが、発動させるには敵MSを一定時間捉え続けることでロックオンを行う必要があり、前述の経験値を得るためにも敵MSを捕捉し続けることが重要となります。
こちらの行動を察知して敵MSも回避行動を取るので、囲い込むような立ち回りや先読みしたカード捌きが必要になりますね。筆者は敵のZガンダムへSOを3回ほど仕掛けましたが、すべて回避されてしまいました。CPUとはいえ、あなどれない。
SOを発動するには「戦術レベル」の上昇などで得られる戦術ポイント(TP)が必要。TPはSO時に援護攻撃や援護防御を行うアシストユニット「ストライカー」を呼んだり、フィールド上で攻撃を行ってくれるアシストユニット「トルーパー」の呼び出しなどにも使用します。
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勝敗は敵MSを撃破して相手戦力ゲージを0にすると勝利。または、タイムアップ時にタイムアップ時にゲージが多い方が勝利です。SOを的確に当て、敵のSOをしっかりと回避することが勝利への鍵となります。
すでにおわかりいただけていると思いますが、本作は上画面と下画面のマルチディスプレイとなっており、下画面はただのスキャン台(カードリーダー)ではなく、ディスプレイにタッチパネルの機能が追加されています。。パネル操作のためにどうしても俯きがちになりますが、上画面で繰り広げられている戦闘状況が下画面でも確認できるようになっているのはとてもありがたいですね。
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これらの情報は6月29日に公開されたリリースムービーで解説されています。未見の人は公式サイトへアクセスして、しっかりと映像をチェックしておきましょう。
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現地にいたバンダイナムコエンターテインメントのスタッフに聞いたところ、稼働時期は2016年を想定しているそう。具体的には教えていただけませんでしたが、できるだけ早いタイミングでの稼働に期待したいところです。
また第1弾としてラインアップされる機体やパイロットについては、今後明らかになっていくとのことでしたが、MSだけで80機以上を予定していることを教えていただけました。どのようなラインアップになるのか楽しみです。
「キャラホビ2015」の会場では、アルファVer.のカードリストが公開されていましたが、製品版では使用不可とのこと。正式稼働に向けてシステムの追加・変更などの調整も含めて開発が進められており、新情報は随時公開していくそうなので、「機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー」の稼働を楽しみにしているファンは定期的に公式サイトをチェックしましょう。