『Pokemon GO』は、まさしくそれらの企業の技術が活用されたゲームになっており、位置情報を活用し現実世界で「ポケモン」の捕獲・交換・バトルを体験することが可能。家の外に出てポケモンを探したり、他のプレイヤーとの出会いを通じてゲームを楽しめます。
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今回は、『Pokemon GO』が発表されるまでにおいて、Googleおよびナイアンティック、そして株式会社ポケモンの取り組んできたことを、関連した当サイトの記事と合わせてご紹介します。
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『イングレス』は、2013年にGoogleから配信されたゲームです。スマートフォンのGPS機能を利用し、現実世界にある各地の「ポータル」とリンクし陣地を奪い合うというルールになっています。物珍しい内容ということもあり、まずはゲームとして人気を博しました。
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そして、現実世界を舞台にしていることもあり、地域の活性化に繋がるといった副次的効果も発生。まさしくゲームの外に飛び出し現実を巻き込むほど流行は大きくなり、第18回メディア芸術祭では『イングレス』が大賞を受賞したほか、公式イベントも盛り上がったようです。
なお、2015年8月には、本作の開発・運営を担当しているナイアンティックがGoogleから独立しています。
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さて、Googleと株式会社ポケモンの繋がりとしては、2014年4月1日に行われた「グーグルマップ ポケモンチャレンジ」が挙げられるでしょう。これは、「グーグルマップ」に登場するさまざまなポケモンを捕まえて遊ぶというエイプリルフールのジョークでした。
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しかし、画像にあるピンのようなアイコンを良く見てみると、『Pokemon GO』の専用デバイスである「Pokemon GO Plus」にそっくり。『Pokemon GO』の企画は2年前から取り組まれていたとのことなので、このデザインもある程度は意図されたものなのかもしれません。
またGoogleはイベント終了後、世界の“ポケモンマスター”に名刺風の認定カードを送付するといったことも行っていました。
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このような経緯があれば、『ポケモン』と『イングレス』が結びつくのも不自然ではないでしょう。
また、ナイアンティックの川島優志氏が『Pokemon GO』に関するメッセージを公開しています。このメッセージでは、これまでの本作への取り組みや、亡くなった任天堂の岩田氏に対する思いが綴られています。
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『Pokemon GO』は2016年サービス開始予定で、基本プレイ無料(アイテム課金あり)です。
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