
キャラクターは、ロングソードとカイトシールド(中盾)を装備したオールラウンドな戦い方ができる「放浪の騎士」、バトルアクスとラウンドシールド(中盾)にスモールシールド(小盾)を装備した近接タイプの「北の戦士」、メイスとガーディアンシールド(中盾)を装備し奇跡が使用できる「白の伝令」、スピアとターゲットシールド(小盾)に杖を装備して魔術が使える魔術学院の刑吏の4名から選択可能。
本作では剣戟アクションが更に進化を遂げ、それぞれの武器の固有アクション「戦技」により攻撃時の動きが多彩になり、戦略性や戦術性が増しました。例えばロングソードは「構える」ことができ、通常とは異なる剣戟を繰り出すことができます。その他にも、グレートソードでは「踏み込み」、バトルアクスでは「攻撃力上昇」、少盾では「敵の攻撃をパリィ」──など、様々な戦技が用意されています。よって、ひとえに剣をふるい盾を構えるといっても、装備品によって異なる立ち回りができるため、よりキャラクターカスタマイズが楽しくなった印象です。

さらに、敵を前に戦いを挑むと、攻撃パターンが増えたため、より的確な攻撃を絶妙なタイミングで繰り出すことが重要だと感じました。操作のレスポンスが良いので気持よく次々と攻撃が行える一方、無闇やたらと振り回しているとあっさり敵の連続攻撃の餌食になってしまうのです。本作の敵は容赦なく追撃、集団攻撃を仕掛けてくるので、1対1の環境づくりや敵との間合い、そして攻撃のタイミングが生死を分ける──とてもシビアな難易度となっていました。特に序盤で登場するナイトは攻撃力も高く、攻撃時の隙も少ないので非常に手強い相手でした。
また、フィールドの状況を観察し、上手に活かすことも生き残るためにはとても重要な要素です。道中、右手の通路には敵が多数、左手の階段には炎のブレスを吐くドラゴンが待機という絶望的な状況がありました。先述のとおり、集団を相手に戦うのはとても危険なので、ドラゴンのブレスを右手の通路に向けさせ敵を一網打尽に、自身もタイミングを見計らってダッシュでブレスを避け無事に通過することができました。このようにどんなに過酷な状況が待っていたとしても、必ずどこかに打開策が設けられているというのも本作の魅力ですので、是非周りをじっくり見て勝機を見出してください。

本イベントで出展されていた体験版は、東京ゲームショウ2015と同様のものになります。みなさんも攻撃と防御、多様なバリエーションを持つ剣戟アクションを用いた駆け引きと短時間でもしっかりプレイヤーの心を折ってくる高い難易度に挑戦してみてはいかがでしょう。会場に足を運べない方も、フロム・ソフトウェアから入手した最新のゲームプレイ映像を以下よりチェックしてみてください。