ですが、一般公開日の初日となった9月19日は、天候も落ち着き、いつもの東京ゲームショウらしい雰囲気となりました。まだ日曜日も残っていますが、数多くの新発表や注目作の続報などが、幕張メッセを所狭しと駆け回り、非常に“熱い”ゲーム業界の波が押し寄せてきました。
その熱さは残念ながら計測できませんが、もうひとつ気になる“暑さ”は計ることも可能。この広い会場の中ならば、気温・湿度に差も出ることでしょう。また、そのブースの“熱気”が、気温に影響する可能性も多々あります。
では、果たしてどのブースが最も“暑い”のか。その疑問に対する答えを探るべく、各ブースの気温・湿度をチェックしてきました。このデータから、気合いの入っていそうなブースを探すもよし、暑さに参りそうな時の避難場所にするもよし、移動する際の目安にするもよし、お好きな形で参考にしてみてください。
ただし、集計した時刻にバラつきがあるなど、同一条件下の記録ではありません。そのため正確な比較データではないので、この点はご了承ください。というか・・・そうです駄洒落ですよ！ 積極的にネタバレするスタイルでお送りします。
いきなり「どこが何度」と言われても、凄いのか凄くないのか分からないことと思います。そのため、まずは朝一番のプレスルームの気温・湿度を測定しました。こちらを目安にする方針で進めていきます。なおデータの掲載順は、そのまま時間軸の推移となっており、掲載された順番で撮影しています。
■プレスルーム：28.6度/60％
気温、湿度共に高めの印象ですが、とりあえずここからスタートします。が、ちょっと目安にするには弱いかもしれないので、ホールとホールの間でも計測します。弱気。
■ホール間：27.6度/55％
空気が通るためか、気温・湿度ともにぐっと下がります。前置に記した避難場所としては、この辺りもよさそうです。ただし日差しなどにはご注意を。
■セガゲームス：28.0度/68％
ブースで最も早い測定だったためか、気温は低め。ですが、3日目開始直後なのにこの湿度はなかなかのもの。寄せられる期待が湿度に影響を及ぼしたのでしょうか。
■『STAR WARS バトルフロント』ブース：30.6度/57％
早くも30度を突破。今年有数の注目作だけに、納得の温度と言えます。湿度が低いのはきっと、クールに燃えているという証なのです。
■ゲームスクールコーナー：29.9度/57％
『STAR WARS バトルフロント』ブースに近いのですが、ちょっと移動するだけでも計測結果に変化があることがよく分かります。
■闘会議ブース：29.3度/53％
更に奥へと進むと、ステージイベント開始前の闘会議ブースに到着。スケジュールの関係で人がおらず、気温・湿度ともに当然の結果に。ステージイベントに備えた、嵐の前の静けさに違いありません。
■グリー：28.4度/56％
撮影禁止のステージイベントが行われていたため、誤解されないよう離れて計測したため、低めになってしまったのかもしれません。だって怒られたくなかったから！ 喧嘩は売らないスタンスでお送りします。
始めようか定点観測。2分後どころか、ひっきりなしに人が訪れるDMMゲームズのブースにあるステージイベントエリアで、1時間おきくらいに数回チェックしてみました。
■DMMゲームズ：28.2度/58％
まずはブース前でチェック。ステージイベントのエリアからはあまり離れていないので、逆に些細な変化でも比較的大きな影響があったと推察できます。
■「一血卍傑-ONLINE- ステージ」開始前：29.4度/54％
気温は上がり、湿度は下がるという結果に。やはり人が集まる場所は、変化の波が激しそうです。
■「一血卍傑-ONLINE- ステージ」終了：27.0度/59％
結果から見ると、実にウェットなステージだった模様（数字データのみの偏った見方です）。気温2.5度の落差は、本日最も大きいギャップです。そうかギャップ燃えか！ 漢字の違いは押し通します。
■「DMM×ニトロプラスライブ&新作発表！！ ステージ」：27.2度/57％
気温は上がり、湿度が下がる結果に。丹下桜さんのミニライブもあったため、お客さんの興奮が気温に繋がったのかもしれません。
■「刀剣乱舞-ONLINE- ステージ」：28.8度/56％
気温が更に、そして急上昇。さすが『刀剣乱舞-ONLINE-』。今後の予定や新刀剣男子、スマホアプリ展開などが明かされた上に、キャスト陣がゲストとして登場したため、熱気高まるのも当然の結果です。しかし湿度が下がっているのはユニークな点です。
定点観測で16時までかかってしまったので、残りのブースを一気にチェックしてきました。この辺りは時間差が少ないため、それを念頭にチェックしてみるのも一興かもしれません。
■Cygames：29.2度/64％
気温・湿度ともにかなりの高水準をチェック。『グランブルーファンタジー』の存在感も大きな一因でしょう。
■セガゲームス：29.5度/64％
2度目の測定となりますが、初っ端という不利さを鑑みてと、「ペルソナストーカー倶楽部」のステージイベント中だとどれだけ記録するのかという興味がゆえの再チェックに。さすがの数字を記録しました。
■SCE：29.6度/65％
PS4の各タイトルへの注目度高しと言ったところでしょうか。高い水準が続きます。・・・しかしこの数字が高いことは、いいことなのか悪いことなのか。ふと疑問に思いましたが、今考えるのは手遅れなので次に進みます！
■スクウェア・エニックス：31.1度/59％
本日の最高記録を観測。『スターオーシャン5』をはじめとする存在感あるタイトルが、この結果に結びついたのでしょう。また出展タイトルの多さも武器だったのかもしれません。
■ブシロード：30.0度/57％
「ラブライブ！」ステージ前にして。イベントで盛り上がっている時に計測してみたら、とんでもない数字になっていた可能性も。
■KONAMI：29.4度/56％
30度まであと少しという、無性に惜しい感じを漂わせています。
■バンダイナムコエンターテインメント：28.6度/62％
プレスルームに近いものの、湿度は上回っています。ちなみにこの辺りの撮影時間はすでに4時30分を回っており、試遊台の受付を終了していたため人が少なかったため、この結果になったという可能性もあります。
■カプコン：28.4度/70％
『ストリートファイターV』に登場するリュウのイラストをあしらった地点で計測すると、まさかの湿度70％の大台を達成！ 本日のイベントが終了に近づきつつあるのに、これだけの結果を出すとは思いませんでした。さすがの一言に尽きます。
気温は、比較するとそれほど高くはありませんが、この湿度はまさに驚異。そのため独断と偏見から、2015年9月19日の東京ゲームショウで「もっとも（蒸し）アツいキャラクターはリュウ！」という結論で、計測結果の幕を下ろさせていただきます。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
こうしてひとつの戦いが終わりました。ですが9月20日に、今年最終日となる東京ゲームショウが始まります。この新たな戦いに向かわれる方々は、せめて気温・湿度にやられぬよう、しっかり準備を整えて足を運んでください。なお9月20日における各ブースの気温・湿度に関しては、一切の責任を持ちません！
