映像は通常HD版と360°映像版の2種類で、YouTubeにアップされている。通常HD版は長さ約1分半、草薙素子の義体が生成されていく様子をハイクオリティのCGで克明に表現している。一方360°映像版は通常HD版にさらにアクションシーンなどを盛り込んだ3分以上のたっぷりした内容だ。
ただし360°映像版は通常のPCやスマートフォンなどでみると大きな歪みのあるものとなっている。これはスマートフォンYoutubeアプリを使うことで全方位を見渡すことができるようになる。さらにAndroidスマートフォン対応の3Dゴーグルを装着れば、立体視の迫力の映像が浮かび上がる。新時代の映像が体験出来るだろう。
今後は、Oculus対応版も配信とのことだ。まだまだ数が少ないVR向けの本格映像を楽しむことが出来る。
通常HD版
360°映像版
『攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver』は、新しい映像表現を追求するプロダクション I.GのVR(Virtual Reality)プロジェクトの第一弾だ。プロダクション I.GはVR分野で先駆的な試みを続ける浅井宣通、高幣俊之、糸屋覚と共に未来の技術とアートをコンセプトに“SIGN”を立ち上げた。
“SIGN”の協力を得ることで、VRヘッドマウントディスプレイで楽しむ360度立体映像を制作する。この題材に選ばれたのが、プロダクション I.Gに縁が深く、また未来型テクノロジーを体現する『攻殻機動隊 新劇場版』である。本作は9月に開催された東京ゲームショウ2015のプロダクション I.Gでも紹介されたが、今回はさらにクオリティアップした。
気になる『Virtual Reality Diver』の本編であるが、今冬Google PlayとApp Storeで配信を予定している。価格はいずれも480円となる。本編ではさらに濃厚なVR体験をすることが出来るに違いない。まだ決して多くないVRコンテンツを、まず『攻殻機動隊』から体験してみるのもいいだろう。
記事提供元: animeanime