本作の楽曲の魅力をひと言でいうなら、「『ガルフレ(♪)』の楽曲はキャラソン(キャラクターソング)である」ということ。この記事を読んでくれている人の中で「キャラソン」といわれて分かる人はどのくらいいるだろうか? 厳密な定義……というには語弊があるけれど、ここでいうキャラソンとは「キャラクターの心情などを歌った、キャラ個人のためのイメージソング」くらいに思ってほしい。
本作の楽曲は、どれも歌うガールの心情やパーソナルが色濃く出ているというのは、プレイした人ならすぐ気づくハズ。たとえばクロエが歌う「NPMな彼女デス~ニッポン萌えな彼女デス~」では、日本の文化に強く興味を示しながらも、「wktk(ワクテカ)」や「wwwww(わらわら)」と言った独特すぎる言葉使いに翻弄される女の子の心情が歌われている。これはまさしくクロエ自身のこと。ガールたちが歌う曲がそれぞれ決まっているのはちょっとさびしい気もするけれど、でも、もしクロエ以外の子が「NPMな彼女デス」を歌ってもしっくりこないだろうなぁ……。
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筆者はこういうキャラソンが昔から好きで、特に「ヒロインが主人公への思いを歌う」曲が大好物。今のお気に入り曲は野々花先輩の「小さなカフェのあの席で」。主人公は放課後に勉強がてら、彼女の祖父が経営する喫茶店に行くことが多い……というのはなかよしストーリーでも語られているけれど、この曲を聴くと野々花先輩もまんざらではないのでは……と思えてくる。でも、まだ主人公への気持ちは恋愛感情ではなく“ちょっと気になる男のコ”という程度で……。ああ! なに、このもどかしさ! いいから早くくっついちゃえよ! と思わずニヤニヤ。これだからキャラソンはいい! まぁ、そんなことを妄想しながら遊んでいるから、すぐコンボが途切れちゃうんだけど……。
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曲の難易度が自分にちょうどいいこともあって「Sewing My MODE」もお気に入り。現役高校生ながら、すでにプロのデザイナーとして活躍している小瑠璃先輩の歌だけに、歌詞では、彼女がモデル(被検体?)となった主人公をあれやこれやと着飾らせているみたい。でも、ふとした拍子に主人公が同年代の異性であることを意識して急に照れてしまうという……。くーっ、小瑠璃パイセンたまらないっす! センターガール化はまだですかー!
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そんな感じで曲にハァハァしてそれで満足してしまっていたが、そういえば「肝心のリズムゲーム部分に明確な目的を設定して遊んだことがない」なぁ、とふと気づく。もちろんプレイを続けるうちに少しずつ上達はしているので、最初は難易度★4個でもてんやわんやだったのが、今では★7個くらいでもSランククリアくらいはできるようになった。
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ここらでさらなるスキルアップを図りたいと思い、今回は以下のような目標を立ててみた!
1.現在プレイできるすべての定番曲を「ムズカシイ」でクリアする
1.現在プレイできるすべての定番曲を「ムズカシイ」でスコアSランクを達成する
現在、1.にあてはまるのは「ロボティクス∞(インフィニティ)」の「ムズカシイ」1曲のみ。1.は、クリアすらできていない「「ロボティクス∞」をとりあえず除くとしても、まだ「その時、Fantastic Girl!」と「はれるかなぁ」の2曲が該当している。はたして1週間で両方の目標を達成できるだろうか!? 難度「ムズカシイ」でゲームオーバーになると、それだけで体力15(=自然回復で90分待ち)が露と消えてしまうのでなかなかスリリングだけど、とりあえずチャレンジしてみます! それではまた来週!
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