東京書籍の英語教科書「NEW HORIZON」は、「未来につなぐ、世界につなぐ」を理念とし、習得や活用のみならず、人や文化を繋くといったグローバルな視点も合わせ持つシリーズ。このたびお披露目を迎えた平成28年度版の「NEW HORIZON」でも、伝統や文化に関する題材が豊富に取り上げられており、世界との繋がりも意識した作りになっています。
学生たちの英語教育を支えてきた「NEW HORIZON」ですが、その進歩は内容面に関するものだけでなく、ビジュアルも大きく変化。アニメやライトノベルに出ても違和感のなさそうなキャラクターたちが新たな「NEW HORIZON」に登場しており、ネット上で「可愛すぎる」と話題を集めています。
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そして話題の中心にいるのが、本書に登場するエレン・ベーカーという英語教師です。4月6日頃にはツイッターのトレンドにも入っており、「ピクシブ百科事典」や「ニコニコ大百科」には早くも先生のページが。ファンアートも各SNSで多数投稿されています。
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なお、東京書籍が提案するこのビジュアルは、今回初めて行ったわけではありません。2011年に発売された大人向けの次世代型教科書「ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる」は、“過去の「NEW HORIZON」に登場したキャラクターが成長したら?”といった設定の物語が盛り込まれており、各キャラクターたちもより魅力的に。こちらも、非常に可愛らしいビジュアルになっています。
しかもこの「ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる」は、バンダイナムコエンターテインメント(当時はバンダイナムコゲームス)が手がけたアプリ『NEW HORIZON AR』と連動しており、ARキャラが画面から飛び出して英語を話すといったユニークな表現も搭載。ヒアリングなどの勉強にもうってつけでしょう。
YouTube 動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=j4qgT2QJUFA
今回紹介した28年度版「NEW HORIZON」および「ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる」の挿絵を描いたのは、モバイルやオンラインコンテンツなどでキャラデザ・イラストを手がけている電柱棒氏。webサイトも公開しており、そちらの日記にて「NEW HORIZON」の挿絵を担当したと明かしています。
興味が湧かなければ、有益な学問であってもなかなかその門戸をくぐる一歩が踏み出せません。こういったビジュアルの変化が興味の一端になるだけでも、大きな効果となることでしょう。“エレン・ベーカー先生”がどれだけの中学生を導くのか、実に楽しみです。