タイトル:『EAT LEAD マット・ハザードの逆襲』 ゲームジャンル:TPS
発売元:ディースリー・パブリッシャー 開発元:ヴィシャス・サイクル・ソフトウェア

――マットさんは15作目プレイしたんだって
アルトス・トラトス・クモーリ・アメモヨウさんは、主人公マット・ハザードを倒すために、あの有名ファンタジーRPGの世界から、わざわざやってきたボスキャラクター。彼は、どこかで見たような主人公風のビジュアルをしており、台詞に「………………。」を多用するミスターJRPGとも言える存在です。
彼には、小山力也ボイスのマット・ハザードと異なり、音声が一切用意されておらず、某RPG風のテキスト画面のみで会話のやり取りが行われます。彼と会話をするためには、ボタンを押す必要があり、さながらJRPGへの皮肉や愛が込められているようです
最後に、異様な存在感を放つアルトス・トラトス・クモーリ・アメモヨウさんに対して言い放った、マット・ハザードの怒り言葉を紹介します。「テンテンテンテン!何でいつもお前らはそうなんだ!馬鹿げたテンテンテンのせいで、ひたすらボタンを押す身にもなってみろ!」
◆スティーブン・チャップマン
タイトル:『デッドライジング』 ゲームジャンル:ゾンビパラダイスアクション
発売元:カプコン 開発元:カプコン

―最期の言葉は意外な一言
スティーブン・チャップマンは、主人公フランク・ウェストがスーパーマーケットで遭遇するサイコパスです。ゾンビパニックが起きる前は、気弱な店長として常連客から親しまれていましたが、その常連客がゾンビに襲われ、生存者がお店の商品を荒らす、凄惨な様子を見て、彼は狂気に目覚めてしまいます。そして、ショッピングカートに包丁などの刃物を括り付け、ショットガンで武装し、人間戦車となった彼は、スーパーに侵入する「動くもの」を無差別に攻撃するようになるのです……。
そんな彼の最期の言葉は「6番レジへどうぞ!」。この強烈な台詞の意図は不明です。
◆ザボミール・セルダー大統領
タイトル:『バトルフィールド バッド カンパニー』 ゲームジャンル:FPS
発売元:エレクトロニック・アーツ 開発元:DICE

―帝国主義のブタも憎めなかった独裁者
ザボミール・セルダーは、架空の東欧国家セルダリスタンの大統領。傭兵部隊のリーダーであるレジョネアがクーデターを起こすまでは、軍の通信施設にインターネットを整備してオンラインデートを楽しんだり、戦闘ヘリのMi-24 ハインドの中にジャグジーを設置したりと、白でも黒と言わせる独裁者として悠々自適の生活を送っていました。
普段の彼は、自分が神であるかのように尊大な態度を取っていますが、ピンチになると途端にネガティブ思考になる意外と繊細な性格の持ち主。「帝国主義のブタ」とぞんざいに扱われている主人公たちも、そんな彼を憎む事が出来ないようです。まぁ結局のところ、その存在が鬱陶しくなって無人島に置き去りにするのですが……。
◆虚空坊岩鼻
タイトル:『俺の屍を越えてゆけ』 ゲームジャンル:RPG
発売元:SCE(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント) 開発元:アルファ・システム

―その鼻をどうやって子作りで使うのやら……。
名作RPG『俺の屍を越えてゆけ』には、神々と交わって子孫を残していく「交神の儀」というゲームシステムがあります。その神々には、一癖も二癖もある個性的なキャラクターが多数存在するのですが、その中で最も異彩を放っているのが、天狗の姿をした虚空坊岩鼻(こくうぼういわはな)というキャラクターです。彼は、交神の儀を行う際に「この鼻で お相手つかまつる!!」という強烈な決め台詞を言い放ちます。それだけでインパクト抜群です……。
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