とにかく我々にできることといえば、ひたすら買って遊ぶのみ!とはいえ、せめてもう少し計画的にプレイしたいところ。そこで独断と偏見で乙女ゲームについて語り尽くす「オトナの乙女ゲーム道」第33回では、2016年の夏ごろに発売する個人的な注目タイトルを集めてみました。しっかりスケジュールを組んで、この怒涛の発売ラッシュに挑みましょう!
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5月19日には、拳で語る漢気あふれた『喧嘩番長 乙女』、オンラインゲームが舞台の『ピリオドキューブ ~鳥籠のアマデウス~』、5月26日には白雪姫がモチーフのダークファンタジー『鏡界の白雪』、特殊能力をもったエージェントが活躍する『SA7 -SILENT ABILITY SEVEN-』が発売しますが、6月にもたくさんのタイトルが控えています。
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■『大正×対称アリス』
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6月2日にはシンデレラや赤ずきんなどの童話をモチーフに、性別が逆転したキャラクターとの不思議で歪な物語が描かれる『大正×対称アリス』が発売。PS Vita版ではPC版の全4巻がセットになっているほか、PC版に近い発色にできる「色合い調整機能」を搭載し、メッセージ送りや選択肢の決定などの操作がタッチスクリーンで行えるようになっています。
■『薄桜鬼 真改 華ノ章』
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6月16日発売の『薄桜鬼 真改 華ノ章』は、2008年に登場した『薄桜鬼』に新たな攻略対象キャラクターを加えたリメイク作品。ファンディスク『薄桜鬼 随想録』と前日譚にあたる『薄桜鬼 黎明録』を前提にシナリオを再構成していて、すでに遊んだプレイヤーも初めて遊ぶプレイヤーも楽しめますよ。
リメイク作品は前篇と後編に分かれており、2015年9月25日に発売した『薄桜鬼 真改 風ノ章』が前篇にあたります。今回の『薄桜鬼 真改 華ノ章』が後篇で、幕末の最後を見届ける内容となっています。
■『越えざるは紅い花~恋は月に導かれる~』
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6月23日には、愛と嫉妬が渦巻く壮大なファンタジー『越えざるは紅い花~恋は月に導かれる~』が発売。PCからPSPと移植され、今回のPS Vita版ではノベルや再録ボイスドラマなどが収録されたおまけモード、人気投票1位に選ばれたキャラクターの新規イベントも追加となっています。限定シナリオなどを含めた体験版が配信中ですので、興味のあるユーザーはまずこちらをチェック。
■『絶対階級学園』
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6月には『絶対階級学園』が発売。公式サイトなどでは6月となっていますが、小売店などでは6月30日と発表されていますね。絶対的な階級制度に支配された学園を舞台とした身分違いの恋、そして隠された真実に迫る本作。すでにPC版が発売済みで、PS Vita版では色合い調整機能やタッチスクリーンへ対応。エクストラコンテンツとして、PS Vitaのホーム画面に設定できる「壁紙集」なども用意されています。
■『7'scarlet』
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7月21日は、倉花千夏さんがキャラクターデザインを手掛けた『7'scarlet(セブンスカーレット)』が発売。主人公は消えた兄の行方を捜すため、「屍者伝説」などさまざまな謎や伝承が残る田舎町「奥音里」を訪れます。多彩な演出を取り入れた、流れるようなゲーム画面や裏設定の隠された用語解説など、システム面にも注目です。
■『Collar×Malice』
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7月28日発売の『Collar×Malice(カラー×マリス)』は、花邑まいさんがキャラクターデザインのラブ×サスペンス。連続凶悪事件、通称「X-Day事件」に突如巻き込まれてしまった警察官の主人公が独自に事件を追う男性たち出会い、共に捜査していくこととなります。一癖も二癖もありそうなサブキャラクターも気になりますね。
■『薔薇に隠されしヴェリテ』
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8月4日は『華ヤカ哉、我ガ一族』シリーズのスタッフによる『薔薇に隠されしヴェリテ』が発売します。作品の舞台は、動乱の中世フランス。召使いの主人公が、マリー・アントワネットに成りすますという展開が待っています。あの有名な人物たちがどのように描かれるのか、期待が高まります!
■『猛獣たちとお姫様』
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8月25日は『猛獣使いと王子様』に続く、猛獣シリーズ新作『猛獣たちとお姫様』が発売。動物たちを思いっきりモフれる「FMMS(フリーモフモフシステム)」も健在となっています。心優しいお姫様と、そんな彼女を守ろうとする猛獣たちとの触れ合いが楽しみですね。
■『逢魔が刻 ~かくりよの縁~』
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同じく8月25日には、双葉はづきさんがキャラクターデザイン・原画を担当した『逢魔が刻 ~かくりよの縁~』が発売します。異世界「幽世(かくりよ)」に迷い込んだ主人公が、現世と幽世を揺るがす事件に巻き込まれていきます。
■『明治東亰恋伽 Full Moon』
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こちらも8月25日に発売となる『明治東亰恋伽 Full Moon』は、2013年にPSP向けに発売した人気作のPS Vita版。不思議な明治時代「東亰」にタイムスリップした主人公と歴史上の人物との恋模様はそのままに、新キャラクターやスチル、ダミーヘッドマイクのボイスなどが追加となりました。
■『下天の華 with 夢灯り 愛蔵版』
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9月8日発売の『下天の華 with 夢灯り 愛蔵版』は、戦国時代を舞台に名だたる武将との恋を楽しめる『下天の華』と『下天の華 夢灯り』がワンパッケージになった作品。キャラクターデザインの琥狗ハヤテさんが原画を描き下ろしたスチルや各種追加イベント、後日談などのほか、安土を裏切った主人公の結末を描く「罪の華エンド」も用意されています。
■『悠久のティアブレイド -Lost Chronicle-』
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同じく9月8日に発売する『悠久のティアブレイド -Lost Chronicle-』は、最終戦争で荒廃した遥かな未来が舞台。謎を秘めた古代人の少女と、少女を守る謎の白い人型兵器「ティアブレイド」が登場します。この兵器のデザインが非常に格好良いですよ。
■『マジきゅんっ!ルネッサンス』
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9月21日発売の『マジきゅんっ!ルネッサンス』は、すでにアニメやCDなど、ゲーム以外でもさまざまな展開がスタートしているオールメディア・プロジェクト。魔法芸術家「アルティスタ」の卵が集まる学園に転向した主人公は、学校行事を通じて知り合った6人の男性とドキドキの毎日を過ごします。
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魅力的な乙女ゲームが山盛りの夏ですが、個人的に気になっているのは新規タイトルの『7'scarlet』と『Collar×Malice』です。キャラクターはもちろん、サスペンスやミステリーといった要素の強そうな作品で、どういったストーリーなのかが非常に気になります。もちろん、可愛い主人公ちゃんとか攻略キャラクターの活躍とかも楽しみにしてますよ!
PS Vitaへの移植作品も多いので、プレイのタイミングを逃していた人もチャンスです。「もうPSPで遊んだから…」という方も、PS Vita版では画面の美しさが桁違いですので、改めて遊んでも絶対損はありません!追加要素も多数含まれてますので、気になった作品はぜひチェックしてみてくださいね。