教育芸術社の「高校生の音楽1」は、中学での学習をより深い学びに繋げられるよう、オーソドックスな楽曲を選出。それぞれの曲に明確な学習目標を掲示すると共に、鑑賞活動の充実も図っています。
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この教科書の表紙は、平成27年度版「高校生の音楽1」も担当した実績を持つ中村佑介さんが手がけています。ミュージシャン「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや、「四畳半神話大系」「謎解きはディナーのあとで」などの表紙でも知られており、その鮮やかな筆致によって、教科書が持つ堅苦しいイメージを払拭しています。
2年生で好評だった「交響曲第9番」を1年生で取り上げるなど、評価の高い内容を大切にして欲しいとの考えから改訂なども実施。「バロック・ダンスに挑戦!」や「我が国の伝統音楽を俯瞰」など多彩な切り口で音楽が持つ魅力を紹介し、学習意欲の向上を促します。
その中でも、特に大きな注目を集めているのが、ポピュラー音楽の鑑賞。サウンドとヴォーカルをテーマに、特徴的なジャンルや演奏者を取り上げており、ここに「初音ミク」の名前も挙がっています。ボーカロイドとして登場し、今や電子の歌姫としてコンサートまで実現する彼女の活躍は、音楽の教科書にもその足跡を残す形となりました。
なお、中村佑介さんも自身のTwitterで呟いていますが、教科書は全国の教科書販売所で購入可能です。直接読んでみたいと思った方は、最寄りの教科書販売店をチェックしてみてはいかがでしょうか。大手通販サイトAmazonでは、平成27年度版「高校生の音楽1」などが扱われているもののプレミア価格での流通が目立つため、適正価格で購入したい方は教科書販売所に足を伸ばしてみましょう。
ちなみに教科書は全国の教科書販売所で普通に500円ほどで買えますので、もし一般で購入希望される方も、Amazonでのプレ値には手を出さないで下さいね。https://t.co/v5QyesajDu pic.twitter.com/Jl7jz8yKvw
— 中村佑介@九州募金グッズ6/1まで (@kazekissa) 2016年5月25日