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日本経済新聞は、ソフトバンクが傘下のスマホゲーム大手スーパーセル(Supercell)を中国のテンセントに売却する最終調整に入ったと報じています。売却額は7~8000億円の見通しだとのこと。
ソフトバンクは2013年11月に、ソフトバンクとガンホーが設立した特別目的会社を設立し、既存の株主から株式の51%を約1500億円で取得。さらに2015年6月には22.7%を追加取得し、73.2%を保有しています。この際の金額は非公開ですが、今回の売却で大きなリターンが得られる事は間違いなさそう。
スーパーセルは2010年にフィンランドのヘルシンキで設立された会社で、『ヘイデイ』『クラッシュ・オブ・クラン』『クラッシュ・ロワイヤル』などの大ヒット作品を抱えます。現在は東京、サンフランシスコ、ソウル、北京にもオフィスを置きます。
調査会社のAppAnnieによれば、スマホにおける2015年のトップパブリッシャーで2年連続の第1位。
一方でテンセントは中国で巨大プラットフォームを運営するほか、ゲーム会社への投資も積極的で、『League of Legends』のRiot Gamesを100%所有、「Unreal Engine」のEpic Gamesの株式も40%を保有しています。