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アップルの新製品発表会での、マリオの生みの親・宮本茂氏も登場しての衝撃の発表、App Storeでは史上初となる事前予約が行われ、すぐに2000万件を超える予約が。夏の『ポケモンGO』に続く任天堂マジックの発動なるかと期待される本作ですが、日本各地のアップルストアにて本日より先行体験が開始されました。
「ラン」(RUN)というタイトルから分かるように、本作は所謂「ラン系ゲーム」と呼ばれるジャンルに位置付けられているようです。キャラクターを操作しながら、ステージの奥へ奥へと走り抜けていくのですが、一般的に、簡単な操作でありながら疾走感で快感を味わえるのが魅力のジャンルです。
■マリオはやっぱりマリオだった
『スーパーマリオラン』ではもちろん、マリオを操作してステージを進んでいくのですが、2Dのマリオシリーズを踏襲したステージ作りで、これまでにマリオに親しんできた方であれば非常に安心できる作りとなっています。ビジュアルは『Newスーパーマリオブラザーズ』シリーズを踏襲しています。地上ステージがあり、空中ステージがあり、地底ステージがあり、クッパが待ち受けるボスステージがあります。
本作の操作は至って簡単、マリオは右へ右へと走っていきますので、プレイヤーは画面をタッチして、マリオをジャンプさせる。これだけです。その際、長くタッチすれば、マリオは少し頑張って高くジャンプします。基本的にはこれだけの操作で、マリオは特に操作しなくても、右へ右へと走ります。クッパやクリボーなどお馴染みの敵達を踏みつけて、コインを集めながら走っていきます。
少し高度なアクションとしては、飛んでいる状態でもう一度タッチすると、マリオがくるりと回転しジャンプ時間が伸びるというアクション、ジャンプして壁にぶつかる瞬間にタッチすると、壁キックのアクションが可能。これらも、プレイヤーはマリオの移動の操作はせずに、ジャンプ動作だけに集中できますので、難しくは無さそうです。
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■ラン系じゃない!マリオはやっぱりジャンプ系
ちなみに「ラン」というタイトルですが、マリオが進むスピードは、走る、というよりも、早歩き、くらいのスピードですので、アクションが極めて苦手という方にも問題ないことでしょう。
体験版で遊べたのは1-1~1-3と最初のボスステージの冒頭15秒のみ。著者の印象は月並みですが、「マリオを真面目にスマホにしたらこうなった」ということでした。手抜きされた形跡はありません。マリオのアクションの楽しさをスマートフォンのインターフェイスに最適化したらどうなるか、丁寧にマリオの新作を作った結果であるように感じました。
そして「ラン系ゲームではない」ということ。走る心地よさではなく、マリオの本来の楽しさであるジャンプの楽しさだけにフォーカスしたアクション体験であり、ジャンプの快感が操作の全てです。これが『Newスーパーマリオブラザーズ3』というタイトルであっても問題ないはずです。
そしてマリオのもう1つの重要なポイントである「発見」。小さな画面の中に詰め込まれた冒険。幾つものルート、隠されているコイン、未知の場所にいざなうドカン。考え抜かれたステージ設計に散りばめられた「発見」を、何度も遊んで見つけたくなるのは今までのマリオシリーズと変わりません。ステージ中に5つ存在するレアコインを集める要素もありますので、何度も遊べそうです。
■マリオは来週デビュー
今回遊べたのはメインの「ワールドツアー」のみでしたが、世界のプレイヤーと競い合う「キノピアツアー」や、王国を作っていく「キングダム」モードも存在。長く遊べそうです。『スーパーマリオラン』12月15日よりiOS版が配信を開始。価格は無料で3ステージまで遊べ、残りは1200円の買い切りです。なお、配信時期は未定ですが、Android版の開発も進められています。
ところで、アップルストアではiPhoneのみでなく、iPadやiPod touchでも体験できました。大きなiPadであれば迫力ある画面で、iPhoneでは片手で手軽なアクションが魅力となりそうです。来週木曜日をお楽しみに!