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【レポート】10年以上の歳月を経て『仁王』がついに完成!早矢仕D「ようやく“卒業”出来ます」

コーエーテクモゲームスは、都内の表参道ヒルズにてTeam Ninja開発のダーク戦国アクションRPG新作『仁王』の完成発表会を実施しました。発表から10年以上の時を経て完成に至った本作の発表会のレポートをお届けします。

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コーエーテクモゲームスは、都内の表参道ヒルズにてTeam NINJA開発のダーク戦国アクションRPG新作『仁王』の完成発表会を実施しました。発表から10年以上の時を経て完成に至った本作の完成発表会のレポートをお届けします。



今回の発表では、初めにコーエーテクモゲームスの社長である鯉沼久史氏が登壇。同氏は、2005年に発表された『仁王』が当初PS3向けに開発されていたことを述べ、2017年の現在までに10年以上という長い年月を経てPS4向けにいよいよ世界15カ国同時発売されることを強調しました。続いてSIEJAのプレジデントの盛田厚氏が壇上に上がり、『仁王』が完成するまでに10年待たされたため、途中で開発を諦めてしまったのかと心配しながら思ったこともあったと話し、世界中のユーザーが待ち望んでいるタイトルであるのでPS4と共に楽しんで欲しいと述べました。


盛田氏が降壇するとTeam Ninjaのディレクター早矢仕洋介氏と安田文彦氏、ムービー監督の神谷誠氏と音楽の菅野祐悟氏がステージに現れました。登壇時に早矢仕氏は、『仁王』が作り直してきたタイトルであり、ようやく形となったところで自信を持って「卒業」(開発期間を学校生活に例え、ついにリリース出来るという意味)出来るとコメントしました。


このセッションは本作の開発についてを語るものです。菅野氏と神谷監督が開発に参加した切っ掛けが語れると共にWeb CMが初公開。菅野氏の『仁王』音楽制作において苦労した話題では、ほぼ全ての音楽を同氏が作曲する中メインテーマのサビの部分がなかなか安田氏からOKが出てこなかったため、最終的に5回から6回ほど作り直したようです。加えて、エンディングテーマの村井邦彦氏の曲と米シンガー・ソング・ライターが歌う「Dream of You」も発表。「戦国死にゲー」と評される本作ですが、この曲を聴けるようにエンディングまで頑張って欲しいようです。終わりに早矢仕氏は「今後アップデートや拡張も考えているので末永く楽しんで欲しい」と、安田氏は「開発が長期間に渡りましたが『仁王』が完成して嬉しい」と、神谷監督は「ゲームを盛り上げられるような映像を作ったつもりなので是非楽しんで」と、菅野氏は「音楽もゲームと共に楽しんで欲しい」と述べてセッションを閉じました。



開発陣のトークセッションが終わると、ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏と、プロデューサーの鯉沼氏が壇上へ上がります。シブサワ氏は、『仁王』がついに「卒業」できることについて嬉しくて嬉しくてたまらないと、笑顔を浮かべて語りました。途中、ヒロインのくノ一「お勝」役である女優の武井咲さんからのビデオメッセージが披露され、英語やアクションボイスなどに挑戦したとメッセージを送りました。さらに、『仁王』オープニング映像を監督した樋口真嗣氏(映画「シン・ゴジラ」で監督と特技監督を務めた人物)からもメッセージが到着。「ゲームをプレイしたくなりつつも、OPを飛ばしたくないような映像を意識した」と話し、オープニング映像を公開しました。


OP映像公開後、スペシャルゲストととして徳川家康役を演じた市村正親さんが登場。市村さんの経歴を紹介した後に主人公ウィリアムと徳川家康が対峙する場面を披露しました。この映像のあと市村さんは、多くのカメラを使ってフェイシャルキャプチャーを行なったことなど、撮影時のエピソードを語りました。最後にシブサワ・コウ氏は「多くのファンからの声援がなければ挫けてたかもしれなかったため心から感謝しています」と、鯉沼氏は「来週いよいよ世界同時発売となるので、期待して頂けたらと思います」と、市村は「本当に自信を持ってオススメできるゲームです」と述べ発表会を締めました。



『仁王』はPS4向けに2月9日に発売予定。価格は、パッケージ版が7,800円(税別)、ダウンロード版が7,020円(税別)です。
《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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