開発元:バンダイナムコゲームス 開発年:1996年~2012年 機種:アーケード/PlayStation 2/Xbox/PlayStation 3/Xbox 360
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――愛と哀しみの女神
初登場時でありシリーズ処女作の『Soul Edge』にて結婚し、シリーズが進むことによって母親となった珍しいキャラクター「ソフィーティア」です。彼女は邪剣ソウルエッジの破壊をヘパイストス神から命じられたことにより、戦いの渦中に身を置くこととなりました。格闘ゲームである本作でのキャラクター特性は、剣と盾を持った立ち回りで初心者から上級者まで扱える万能キャラクターと言えるでしょう。また『Soul Calibur V』にて息子の「パトロクロス」と娘の「ピュラ」が登場します。
◆ノーラ『Fallout 4』
開発元:Bethesda Game Studios 開発年:2015年 機種:PC/PlayStation 4/Xbox One
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――スーパーママは元弁護士
女性主人公でもあり、男性主人公を選んだ場合は妻でもある、母親の「ノーラ」(名称変更可能)です。元弁護士という経歴を持っており弁が立ち、また愛する息子を救う為にウェイストランドを駆け回るスーパーママでもあります。本作において男性主人公を選んだ際には、悲劇的な状況に追いやられてしまう彼女ですが、彼女の結婚指輪を手にして旅立った男性主人公プレイヤーも少なからずいらっしゃったのではないでしょうか。
◆TORIEL『Undertale』
開発元:tobyfox 開発年:2015年 機種:PC
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――愛しい我が子よ
本作における母性の象徴「TRIEL(トリエル)」です。彼女は迷える子達を我が家にいざない、保護者たらんとしますが、それについては物語の詳細に触れるのでここでは敢えて書きません。奥深い物語背景が存在しているのは約束できます。彼女は真面目なキャラクターですがユーモアもあり、理想の母親像として描かれているのも印象的です。時に子供を庇護し、時に突き放す彼女に母性を感じたプレイヤーも多いことでしょう。
◆ザ・ボス『METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER』
開発元:コナミコンピュータエンタテインメントジャパン 開発年:2004年 機種:PlayStation 2/PlayStation 3/Xbox 360/PlayStation Vita
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――戦う母
伝説の兵士である「ザ・ボス」は本作主人公「ネイキッド・スネーク」の師匠でもあります。子供を戦場で産み、お腹には帝王切開の傷跡が残っており、それが分かる場面はゲーム中でも重要なシーンとして描かれています。「ネイキッド・スネーク」と「ザ・ボス」という対照される存在、その描かれ方は、本作における時代というテーマ、その移ろいを、悲しみや愛と共に強く印象づけることに成功しました。
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