YouTube動画URL:https://youtu.be/TkvYcBSurM0
4月5日よりPS Storeにて配信が開始され、同日よりPS Plus会員向けにフリープレイでも配信が行われているPS4『ドローン・トゥ・デス(Drawn to Death)』。「とある高校生の、顔から火が出そうな中二病設定のラクガキが封印された黒歴史ノートが舞台」という異質な世界観に興味を惹かれた方も多いのではないでしょうか?今回はそんな本作をご紹介したいと思います。
『ドローン・トゥ・デス』はバトルシーンからメニューまで、すべてのゲーム画面が下品で、暴力的で、中二病全開な“落書き”で表現されています。ゲーム起動時に唯一、学校の授業のようなシーンが実写で流れますが、これはゲーム内の落書きが授業中に描かれているということを表しているのでしょう。
初めて本作を遊ぶ際はナビキャラであるカエルから操作方法をレクチャーしてもらうわけですが、このカエルがまたどうしようもなく口が悪い!しかし、『ドローン・トゥ・デス』の世界で生き残っていくためには、こんな罵詈雑言に屈してはいられないのです。
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気合入りまくりな落書きの数々。確かにクラスに一人はこんな絵を描くヤツがいた気がします(笑)
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口汚い言葉を吐きつつも、仕事と割り切って色々と教えてくれるカエル。
この憎たらしさが癖になってきたら、もう本作の虜。
この憎たらしさが癖になってきたら、もう本作の虜。
『ドローン・トゥ・デス』のメインゲームとなるのが、ほかのプレイヤーとの対戦が楽しめるオンラインプレイ。ルールは2対2に分かれてキル数を競う“シンプルチームデスマッチ”から、倒した相手の心臓を指定位置まで運んでポイントを稼ぐ“臓器摘出マッチ”など実に多彩。プレイヤーはこれらのルールを、勝敗を気にせず遊べるフリーマッチか、試合結果に応じてレーティングが変化するランクマッチのどちらかを選択して挑戦できます。
戦場に持っていける武器は、メイン武器2つとサブ武器1つ。その他にも、戦場では3種類の武器を拾うことができます。メイン武器には当たればデカいランチャーをセットして、バトルの開始早々に打ち切ったら使い易いライフルを拾って交換するなど、武器の組み合わせ次第で様々な戦略が組みたてられそうです。
プレイヤーが操作できるキャラクターは全6種類。こちらもエレキギターを持ったパンクなバンドマンから鮫の頭を持つ女性(?)、ヒゲ面の強面オッサンなどアクの強いものばかり。彼らはそれぞれ個別の特殊能力を持っており、この使い分けも勝敗に大きな影響を与えます。
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武器にも中二病テイスト満載の説明文がギッシリ。
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この世界にはイケメンやかわい子ちゃんは存在しない。どいつもこいつもクレイジーな奴ばかりだ!
筆者が『ドローン・トゥ・デス』を遊んでいて、思わず笑ってしまうほど力が入っていると感じた点は、相手を挑発するセリフの豊富さでした。マッチング画面では「一戦だけ付き合ってやる」や「かかってこいやハゲ!」など、国内のネット文化をイメージさせるスラングがズラリ。バトル中、敵に倒された時に表示されるキルカメラでは、さらに過激な挑発がバシバシ送られてきます。
人間は誰もが社会に出ると、本音だけでは生きていけません。建前を言って相手を気遣い、見えないプレッシャーを感じながら日々を過ごす人も多いはず。
『ドローン・トゥ・デス』は、そんな抑圧された世界からの解放を感じさせてくれます。自分が倒された時は心の底から悔しいし、だからこそ敵を上手く仕留めた時は「ザマアアア!」と、普段の生活では決して口にしない挑発メッセージを送る。それはまるで、なんの遠慮もなく語り合える友人とのじゃれあいに似ていると筆者は思うのです。
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心ない挑発が許された独特の世界。心を込めて相手を煽り倒しましょう(笑)
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キルカメこそが本作最大の見せ場!絶妙に腹立たしいメッセージを送り付けろ!ヒャッハー!
正直かなりクセが強いゲームではありますが、見た目だけで「自分には合わないかな」とスルーするにはあまりにも惜しい!せっかくのフリープレイですし、PS Plus会員の方は1度遊んでみてはいかがでしょうか。
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『ドローン・トゥ・デス』はPS Storeにて配信中。通常価格は2,460円です。なお、4月5日~5月9日まではPS Plus会員向けにフリープレイでの配信が行われています。