同社の発表によると、売上高は871億7,000万円(前年比13.2%増)、営業利益は136億5,000万円(前年比13.5%増)、経常利益は125億8,900万円(前年比10.9%増)、当期純利益は88億7,900万円(前年比14.6%増)とのことで、増収増益を達成。
ビデオゲームに関連したデジタルコンテンツ事業を見てみると、VR完全対応の主力タイトル『バイオハザード7 レジデント イービル』および人気シリーズ最新作『モンスターハンターダブルクロス』が堅調に推移したほか、『バイオハザード4』『5』『6』の現行機移植版も健闘しました。
また、デジタルコンテンツ事業の海外向け『モンスターハンタークロス』が定着したブランド力により底堅い売行きを示したものの、『デッドライジング4』および低年齢者向けに投入した『モンスターハンターストーリーズ』(ニンテンドー3DSシリーズ用)は、総じて軟調に推移したとのこと。
この結果、同事業の売上高は587億400万円(前期比11.7%増)、営業利益110億9,600万円(前期比8.8%減)となっています。しかし、アミューズメント機器事業のパチスロ機『モンスターハンター 狂竜戦線』の大ヒットもあり、売上、利益の全項目において前年同期を上回りました(4期連続の営業増益を達成)。
なお、カプコンは2018年3月期の連結業績予想について、売上高を930億円、営業利益を145億円と増収増益を見込んでいます。そのほか、アミューズメント施設事業などの事業別業績はこちらより確認ください。