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こんにちは、買えないゲームがあった時はそのゲームの攻略本だけ買って心の溜飲を下げていたタイプの大桶です。
そしてデータを見ていたら余計やりたくなるという悪循環。
突然ですが、みなさんにとっての聖域はありましたか?
小学校一年生ぐらいまでの自分の聖域は近所の大きなイトーヨーカドーでした。
正確には、イトーヨーカドーの屋上の駐車場からお店の中に入るまでの大きなスペース。
そこにはモンスターランド、忍者くん、くにおくんのドッジボール、源平討魔伝など魅惑のゲーム筐体が立ち並んでいたんです。
親と買い物に行く度に、自分は買い物に参加せず聖域でひたすらウロウロしてました。
当時の自分のお気に入りのゲームは源平討魔伝だったんですが、自分は当時小学一年生ぐらい。親から貰ったなけなしの100円を入れてプレイしたところで、すぐに義経か弁慶あたりに瞬殺されゲームオーバー画面でババアに「情けなや」とディスられ、唇を噛みながらどのゲーセンにも必ずいる『異様にゲームが上手い高校生ぐらいのやつ』のプレイをじっと見て技を盗む日々の繰り返し。
ハードルの高いゲームを前に、「いつか源平討魔伝が家でプレイできたら……」と思っていたものでした。
それから2年ぐらい経ち、クラスメイトの斎藤君がファミコンの源平討魔伝を買ったと聞いた時、自分はかつてないほどの衝撃を受けました。
源平討魔伝が家でプレイできる。その魅惑に取り憑かれた僕は斎藤君に頼み込み、当時自分の1番のオススメゲームだった『キョンシーズ2』を貸すことを交換条件に源平討魔伝を借りることに成功したのです。
いよいよ源平討魔伝が家でプレイできる。
はち切れんばかりの期待に胸を膨らませ、カセットをファミコンに差し込み、電源を入れて……。
全く別のゲームだった時の衝撃はいまでも忘れません。
RPGだなんて聞いてないよ! リメイクならリメイクって書いてよ!
面白いとか面白くないとかじゃない! 俺はあの源平討魔伝がプレイしたかったんだ!
その怒りは『キョンシーズ2』がムズ過ぎるとイチャモンをつけてきた斉藤君に向き、それから数年間口もきかなくなったのも懐かしい思い出です。
聖域からだいぶ話が思い出に寄りましたが、何が言いたいかというとそんな源平討魔伝はナムコが作った良作ゲームだということです。
さすが遊びをクリエイトするナムコ!
そんなわけで今回のGAMEMANIA!はナムコ特集だよ!
あの頃から我々を虜にしてやまないナムコのゲームを懐かしみつつ挑戦して下さいませ。
大桶純一
2016年までお笑いユニット『パップコーン』のメンバーとしてテレビ、ライブ、イベントを中心に活動。現在は芸人活動の傍ら構成作家としても活動中。ゲームはやりこみコンプリート型。毎月第一、第三水曜日に『アミポーク』というゲームトーク番組をニコ生とSHOWROOMで配信中。また、ゲームを漫才、コントに落とし込んだライブ版も定期的に開催中。いつでもどこでもドラムマニア用のマイスティックを持ち歩くダメ人間。
初めて買ったゲームはファミコンの迷宮組曲。
好きなゲームは女神転生、天外魔境、ドラゴンクエスト、パンツァードラグーン、ファイナルファンタジー、モンスターハンター、妖怪ウォッチ、ヴァルキリープロファイル、ブレイブリーデフォルト、頑張れゴエモン、悪魔城ドラキュラ、ドラムマニア、ルナ、グランディア、リズム天国、塊魂などの各シリーズ、ラグランジュポイント、プリニー、二ノ国なども大好き。