「廃人にも種類がありまして、お金を注ぎ込むパターンの廃人と、プレイ時間がすごい廃人がいまして。ネットゲームはあまり課金が要らないんですよ。どちらかというとそちらをメインに廃人プレイをやってきたタイプですね。時間=強さです」 #ねほりんぱほりん pic.twitter.com/UK5duM82P3
— NHK ねほりんぱほりん (@nhk_nehorin) 2017年11月8日
NHKのEテレで行われている、人形劇によるトーク番組「ねほりんぱほりん」。その11月8日放送分では、ネットゲームにのめり込んだ生活を送る「ネトゲ廃人」がテーマとなりました。
本番組は、“元サークルクラッシャーの女性”や“パパ活女子”といった「顔出しNGの訳ありゲスト」を招き、MCの山里亮太さんとYOUさんが各テーマについて根掘り葉掘り聞き出すというもの。顔出しNGのゲストは“ブタのぬいぐるみ”として、またMCの2人は“モグラのぬいぐるみ”に扮して、ゲストが抱える事情について赤裸々に語り合います。
11月8日に実施した放送では、ネットゲームにハマりすぎている、いわゆる「ネトゲ廃人」のタイチさん(仮名)がゲストとして登場。一口に「ネトゲ廃人」と言っても、お金を注ぎ込む廃人と、一日のほとんどをプレイ時間に費やす廃人がいます。今回のゲストは主に後者で、一日のゲームプレイは基本的に20時間。
相対的に少なくなる睡眠時間に山里さんとYOUさんは驚きますが、タイチさんが「寝ながらゲームをやる方法」を明かすと、更なる驚愕に包まれます。タイチさんが解説した方法は、敵を把握して攻撃を指示した後、その行動を実行している間に10秒ほど目を閉じて、更に薄目を一瞬だけ開けてまた行動を指定。これを3~4時間続けることで「ちゃんと寝たことになってる」とのこと。
ゲームを寝ながらやる方法 ▼画面を見る ▼敵の位置などを確認してボタンを押す ▼キャラが動いてる間に10秒くらい目を閉じる ▼薄目を一瞬開け、ボタンを押しまた目を閉じる ▼3~4時間続けると、ちゃんと寝たことになってる(ネトゲ廃人タイチ・談) #ねほりんぱほりん pic.twitter.com/BxgWFNHAnt
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タイチさんがこれだけ長くゲームを続けるのは、全国のプレイヤーとオンラインランキングで競うため。ダラダラとプレイしているのではなく、常に集中し、ライバルに負けないよう稼ぎ続けているわけです。そのため時間のロスにも厳しく、「1分で1秒のロスしたら、1時間で1分のロスになる」「差がついたらもう勝てないですよ」と、自身に厳しい基準を課している一面も覗かせます。
「トイレのきばり度とか、どんだけ早く出せるかっていう。扉も閉めないですし。1分で1秒のロスしたら1時間で1分のロスになるじゃないですか?1日ずっとゲームやってるので…」YOU「20時間で20分?」「差がついたらもう勝てないですよ」 #ねほりんぱほりん pic.twitter.com/J1zGdqsqg6
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「僕の中では16時間を超えられるか超えられないかが廃人か廃人じゃないかなんです」山里「廃人になれるかどうか…」「16時間を超えるとやっぱ人間めっちゃしんどくて。そこ超えられた奴だけ僕は廃人だと思ってます」
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そしてタイチさんは、自分がここまでネットゲームにハマった理由も告白します。勉強もスポーツもできた自分は、当時張り合える相手が周囲におらず、ランキングのあるゲームに触れた時に初めて「世の中ってすごい奴いっぱいいるんだ」と実感。そこで勝ち上がる喜びを覚え、またランキングで1位を取った達成感や使命感から、ネットゲームに没入するようになりました。
また、タイチさん以外の「ネトゲ廃人」のひとりは、中学時代にいじめられていた過去を踏まえた上で、「ネットゲームには人を賞賛する文化がある」「現実よりも簡単に褒められてうれしかった」と述べます。
「勉強もスポーツも何でもできたんですよ。ただ田舎で周りに競える相手がいなくて。ゲームって自分の順位が数値としてパっと見られるじゃないですか。そこで初めて“世の中ってすごい奴いっぱいいるんだ”ってわかったんですよ」 #ねほりんぱほりん pic.twitter.com/9XgVnxoq2i
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中学の頃いじめられてて友達1人もいなかったんですけど、ネットゲームだといろんな人とつながれるし、しゃべれるんですよ。「そのプレイいいね!」とか、うまかったら「ちょっと教えて」とか。人を賞賛する文化があって、現実よりも簡単に褒められてうれしかったです #ねほりんぱほりん pic.twitter.com/I5R24sTFBf
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タイチさんの収入源は、動画の公開や攻略サイトの運営など。生活サイクルとして健康的とは言い難い日々を送っていますが、金銭面などはしっかりと自立しています。「1回の人生なんで楽しく生きたい、自分が満足したいです」と、今の生活をこれからも出来るだけ続けていく姿勢を見せ、“廃人”という言葉に誇りを持っていると告げました。
「みんなおいしいもの食べるとか、べつに残らないけど自分の人生を楽しく生きるためにやってるわけじゃないですか。だからゲームで何か残すためにやってるというよりかは、1回の人生なんで楽しく生きたい、自分が満足したいです」 #ねほりんぱほりん pic.twitter.com/FV0GkxAB6K
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「ネトゲ廃人。廃人とかいう言葉、あまりいい言葉ではないですよね。ないんですけど、結構誇りに思ってます」YOU「思うよね、だって1位とれてんだから」 #ねほりんぱほりん pic.twitter.com/6ezxzUrFlA
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「ねほりんぱほりん」の公式サイトでは、この回の放送をテキストでまとめて公開しているので、もっと詳しく知りたい方や、もう一度振り返ってみたい人は、そちらもご覧ください。またTwitterでは、「#ねほぱほネトゲ廃句」も実施中。思わず納得してしまう秀逸な句が揃っているので、こちらもお見逃しなく。
■テキストまとめ【ネトゲ廃人】
URL:http://www.nhk.or.jp/nehorin-blog/100/283657.html
【テキストまとめ・ネトゲ廃人】「寝ながらゲームする方法」「ゲームと一体化した生活」など担当ディレクターが必要以上にこまかく書き起こしました。通勤電車や昼休みにご覧いただき、会話のネタにお使いください↓ https://t.co/iUpEP0fUP9 #ねほりんぱほりん
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【開催!ネトゲ廃句大賞】ゲストにちなみ…「ネトゲ廃句」を募集します!ゲーム体験を詠んだ句と共にお住まいの地域・年齢・ペンネームとハッシュタグ #ねほぱほネトゲ廃句 を付けてツイートください。優秀賞は11/18(土)に番組Twitter&ブログにて発表します #ねほりんぱほりん pic.twitter.com/pgV7YD02sT
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