今年のNEXONブースでは、試遊台がPC向けに470台、モバイル向けに118台の計588台も用意されていました。今年のテーマとして、より多くのお客さんに試遊していただくことを第一に考えて設計されたとのことです。この膨大な数の試遊台、大きなブースを運営するために、NEXON社員と外部スタッフをあわせて400名近くもの人員が関わっているとのことでした。
◆『OVERHIT』―モバイル最高峰のハイクオリティなグラフィック
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『OVERHIT』は、日本も含め世界中で大ヒットしたスマホ向けゲーム『HIT』を手掛けたNAT Gamesが送る最新作です。ジャンルはマルチヒーローRPG。ヒーローの収集や戦略性の高い戦闘、豊富で高品質なストーリーなどが魅力の作品となっています。Unreal Engine4によるモバイル最高峰のFull 3Dグラフィックスと、それによる美しい戦闘演出がよりゲームを盛り上げます。
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今回NEXONブースではモバイルゲームが3タイトル出展されていますが、そのうち試遊台が用意されているのは本作のみとなっていました。本作の試遊台の数は118台とかなりの数ですが、それでも試遊待ちの長い列が出来ており、11月28日の韓国国内リリースに向けてその注目度の高さが伺えます。また本作は、時期は未定ですが日本への展開も予定されています。
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◆『Need for Speed Edge』―リアルな車両でオンラインレーシング
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Electronic Artsの開発スタジオSpearheadが開発する、『Need for Speed』シリーズとしては韓国では初のPCオンラインゲームが、この『Need for Speed Edge』です。世界的に有名な自動車のライセンスを取得することで、多くの車種において実際のデザインと性能をゲーム上でも実伝。よりリアルなドライブを体験することが出来ます。
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次に紹介する『FIFA』に次いで、ブース内で2番めの長蛇の列が出来るほどの大好評。本作は韓国では12月7日にリリース予定となっています。また、本作で韓国に設置されるサーバー内で1位を取ったプレイヤーには、約700万円相当の本物の車をプレゼントするというような企画も予定されているとのことです。
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◆『EA SPORTS FIFA ONLINE 4』―今年最注目のオンラインサッカー
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今年のNEXONブースで実に250台の試遊台が用意され、それでも最長の待機列ができるほどの最注目ゲームが、『EA SPORTS FIFA ONLINE 4』です。Electronic Artsの開発スタジオSpearheadが開発中のオンラインサッカーゲームで、『EA SPORTS FIFA 17』をベースにPCオンライン環境に向けて最適化されています。グラフィックとアニメーションに関しては『EA SPORTS FIFA 18』の要素が反映され、進化したビジュアルでゲームを楽しむことが出来ます。
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実際の選手のモーションキャプチャーや世界有数のサッカーリーグライセンスなどにより、まるで現実のサッカーをしているかのような臨場感を味わえるのも本作の特徴です。また、より精巧な人工知能を導入したことによって、攻撃、守備などすべての状況での動きが改善されているとのことです。
◆『TITANFALL Online』―「ハードポイント占領戦」初公開!仲間と連携して敵チームに競い勝て!
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『TITANFALL Online』は、Respawn Entertainment開発の世界的人気ゲーム『TITANFALL』のオンライン版です。壁登り、二段ジャンプ、スプリントといった派手なパルクールアクションが初公開されました。本作ではコンシューマ版のゲーム性に加え、オンライン版でのみ楽しめる要素が開発されているとのことです。
そのオンライン要素の1つとしてG-STAR 2017で初公開されたのが、「ハードポイント占領戦」というモードです。戦場内の目標地域を占領するために2つのチームが競い合うモードで、仲間との連携が重要となります。
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『TITANFALL Online』ではオンラインゲームの運用ノウハウを持つNEXONのパブリッシングにより、原作のゲーム性を継承しつつもオンラインゲームとしてのメリットを最大化。継続的なコンテンツのアップデートなどにより、プレイヤーとタイタンが共に成長していく楽しみなど新しいプレイスタイルを味わうことが出来るとのことです。本作は、
11/21追記:NEXONが日本含むアジア地域の契約をしているものの、日本での配信は未定です。今後の情報を待ちましょう。
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◆『天涯明月刀』―中国の人気MMORPGが韓国配信へ
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『天涯明月刀(ムーンナイト ブレイド)』は、2016年7月から中国で配信されている人気MMORPGです。中国の武侠小説家「古龍」による小説「天涯明月刀」に基づいたストーリーが展開。有名な映画監督や武術監督、アートディレクターといった専門家も参加し、深みのある武侠の世界観が演出されています。
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◆『Battlerite』―スピーディなチームバトルアクション
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『Battlerite』は、スウェーデンの開発会社Stunlock Studios ABが手がける新作MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)ゲームです。アリーナでの2対2・3対3のチームファイトがコアコンテンツとなっており、スピーディでアクション感あふれるバトル体験のために必要最低限の要素でルールは構成され、直感的な操作でバトルを楽しむことが出来ます。
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2016年9月にSteamでアーリーアクセスを開始しており、70万本以上を売り上げる好評のゲームです。
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◆メディアポールの映像出展
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上記6本のプレイアブル出展以外に、『野生の地:Durango』『マビノギモバイル』『MapleStory Blitz』の3作品がメディアポールにて映像出展されていました。メディアポールは四角柱の各側面にディスプレイが設置されたポールで、ブース内に4台が設置。試遊のために並んでいるユーザーも楽しめるようにとの配慮がされています。
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その他にインフルエンサー(日本で言うYoutuberのような人々)が配信するためのブースが両端に用意され、FacebookやTwitchを通じて全世界に配信されていました。
大変な人気となっていたNEXONブースですが、今年の出展作品のうち、日本での配信が予定されているのは『OVERHIT』です。また、それ以外のタイトルについても、自社開発のものなどについては日本への配信を行いたいと考えているとのことです。