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まず、国内モバイル事業についての振り返りを行いました。ネクソンでは、2017年下半期に『StraStella』と『三國志曹操伝 ONLINE』の2タイトルをリリース。国内市場においてIPタイトルが増加していることからリリースするタイトル数を抑え、新規タイトルのローカライズ・カルチャライズに重きをおいていると伝えました。国内モバイル市場については、中国・韓国産のタイトルを始めとして海外タイトルも人気を集めていることから、ビジネスチャンスであるとも述べました。
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既存タイトルについて、ガンシューティングアクション『HIDE AND FIRE』は、2017年9月に1周年を迎え、『バイオハザード』とのコラボレーションを実施。アクションRPG『HIT』は、2017年12月に1周年となり、『ベルセルク』や『THE KING OF FIGHTERS’98』とのコラボレーション、記念のファンブックの発売、公式オフライントーナメントを行いました。
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ここからは、新規タイトルが紹介されました。2018年内にリリースを予定しているタイトルのなかから『OVERHIT』と『DURANGO: Wild Lands』、βテストがまもなく実施される『GIGANT SHOCK』、gloops開発の『ドラゴン騎士団』です。
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『OVERHIT』は、『HIT』を手がけたNAT GAMES開発の最新作です。120を超えるキャラクターが登場するヒーロー収集型RPGで、シネマティックスキルなどのド派手な演出、Unreal Engine 4による美麗グラフィックが特徴です。現在は日本配信に向け、オリジナルシナリオやキャラクタービジュアルなどのローカライズ・カルチャライズを行っており、新情報は近日アナウンスされるとのことです。
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『DURANGO: Wild Lands』は、時空の歪みによって恐竜が生息する原始的な異世界が舞台となる、オープンワールド型サバイバルMMORPGです。プレイヤーは未開拓の荒野で生き残るために、住居の建設や狩り、釣りや料理、農耕などを行いながらサバイバル生活を送ります。さらに、プレイヤー同士でコミュニティを形成したり、多数の島など無限のロケーションを冒険するなど、自由度の高い日々の生活やバトル、探索が行えるとのこと。モバイルMMORPGなので、自分の行動が他のプレイヤーに影響を与え、独自の世界を構築できる革新的なゲームとなっています。
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『GIGANT SHOCK』は、2018年3月20日からβテストの募集をスタートしているアクションゲームです。超巨大なボス「ギガント」に対し、3種類の職業を使い分けて戦う3Dアクションとなっており、縦持ちで照準を合わせる新感覚のアクションが特徴です。なお、βテストは2018年4月10日から17日に行われます。
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gloopsが開発を行う『ドラゴン騎士団』は、『大進撃!!ドラゴン騎士団』の世界観・キャラクターを引き継ぐ新作RPGです。仲間との役割分担を楽しむバトルが特徴で、近日中に事前登録が開始予定。gloopsはCEOに李 仁氏が就任し、開発体制をスタジオ制に移行、ネクソンとの業務統合・役割分担を行い、開発とパブリッシングを別々に担当してグループシナジーを図りたいと伝えました。なお、ネクソンでは、ガンシューティングやモバイルMMORPG、パズルRPGなど、2018年内に10タイトルをリリースに向け準備しているとのことです。
最後に質疑応答が行われました。
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──『DURANGO: Wild Land』について、ローカライズ・カルチャライズはどのぐらい行われますか?
金氏:『OVERHIT』は大きく手を加えます。一方、『DURANGO』はタイトルそのものが独特であり、MMORPGなのでアジアのユーザーとサーバーを統合する可能性も考え、あまりローカライズ・カルチャライズをかける予定はありません。
──『GIGANT SHOCK』は、なぜ日本で先にローンチされるのでしょうか?
金氏:ゲームが縦持ちであること、『ワンダと巨像』を思わせるビジュアルなどもあり、日本市場との親和性が高いと考えて先行ローンチする運びとなりました。
──ありがとうございました。
以上、ネクソンのMobile Media Dayのレポートをお伝えしました。