このイベントでは、初めに元UFCのファイターで新異種格闘技団体「巌流島」などで活躍する菊野克紀氏が登壇。超人スポーツ「e-コンバット交陣」はハイテク機器の技術を借りることで真剣での闘いに近い感覚を再現しており、自分を高めながら遊べるのが面白いことから「交陣」の開発に協力しているとコメントしました。
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「超人スポーツ」とは、VRやMRなど現代のテクノロジーを用いてスポーツを再発明するもので、小型モータデバイスを馬のように操作する「キャリオット」やAR技術を組み合わせた「HADO」など13種目存在します。
今回のイベントで取り上げられた「e-コンバット交陣」は、参加者がお互いに頭部と胸部、腹、両肩、籠手に圧力センサーを装着し、模造刀で相手を攻撃し合うという競技。一般的な武道の試合では、複数の審判による目視で判定を行いますが、「e-コンバット交陣」では前述の機械で判定するというのが大きな特徴です。
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また、ダメージ判定は『クロスマーシャル』と呼ばれるソフトウェアを使用して、どの部位に攻撃が当たったのかを画面に表示。部位ごとの蓄積ダメージも導入されており、ダメージが一定量溜まってしまうと相手に一本取られてしまいます。
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■チャンバラとゲームの融合点「e-コンバット交陣」
試合には、菊野克紀氏だけでなく空道第4回世界大会優勝者の中村知大氏や若手の西村虎次郎氏、司会の大ももち氏、ヴァルハラゲームスタジオの平紙大資氏などが参加。試合展開としては、刀や武道の習熟度の違いが出場者によって大きく目立ち、経験者は刀に振り回されない動きをしていました。
また、動きの美しさや残心ではなくダメージを与えたことによって勝敗を決めるため、剣道経験者よりも的確にダメージを与えた側が勝利するというケースもありました。
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イベント会場となった格闘技レストランTokyo Fight Clubには、金網に囲まれた8角形のケージ・オクタゴンがあり、試合はその中で行われました。オクタゴン内は、若干狭いフィールドであるため、必然的に逃げ場のない闘いとなりましたが、広い場所での試合となると、また試合展開は大きく異なってきそうです。
試合や形のデモンストレーションが全て終わったあとに、e-コンバット協議委員長でeスポーツコミュニケーションズ合同会社代表も務める筧誠一郎氏が登壇。同氏はe-コンバットについて、段位や勝敗を決める“チャンピオンシップスポーツ”と、誰でも遊べる“レクリエーションスポーツ”の両面があることから、普及の可能性が大いにあることを述べました。
菊野克紀氏は「対戦を見ても楽しいが、実際に自分が対戦するほうがもっと楽しく、多くの人に楽しんで欲しい」と話します。また当然のことながら、経験者と初心者のとの闘いの違いは大きく感じたそうです。さらに野球やサッカーに加えてゲームが苦手でも、このe-コンバットで強くなるというのありではないか?と述べました。
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