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『スプラトゥーン』シリーズのプロデューサーとして知られている任天堂の野上恒氏が、Game Developers Conference(GDC)2018にて登壇した際のアーカイブ映像が公開されています。
2013年、既存の枠に捉われない新しいゲームを作るために集まったチームは、半年間のディスカッションの後、70もの企画提案と数点の試作品を制作。そこから『スプラトゥーン』の元となるアイデアが生まれたそうで、映像では、当時“豆腐”と呼ばれていたキャラクターが白黒のインクを出して敵を倒す姿が紹介されています。
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見た目は非常にシンプルですが、複数のwii Uを繋いでチーム戦を行う仕組みや、「塗った面積で勝敗を決する」「インクの中に潜伏すれば居場所を悟られない」という基本的なルールは、この時点で出来ていたとのこと。
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また、オシャレなイカたちがインクを塗り合うという、『スプラトゥーン』独自のポップな世界観が、どのようにして生まれたかについても説明されています。初期には任天堂の既存IPを使うという考えもあったようで、インクまみれのヨッシーなど、貴重な開発画像もチラリ。その後は「縄張り意識が強い」等の理由で、“ウサギ”をモチーフにしたキャラクターで開発が続けられていたなど、現在の形に辿り着くまでに様々な試行錯誤があったことが伺えます。
動画ではほかにも、続編となる『スプラトゥーン2』をニンテンドースイッチで開発し始めた時の様子や、ゲームの枠を飛び出した「シオカラーズ」「テンタクルズ」の活躍など、様々なテーマの裏側が語られています。より深く『スプラトゥーン』が堪能できるので、気になる方はご覧になってみてはイカがでしょうか。
Splatoon and Splatoon 2: How to Invent a Stylish Franchise with Global Appeal
Youtube URL:https://youtu.be/2VwTVIEge1g