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6月1日より3日間開催された『マリオテニスエース』発売直前オンライン大会に参加してきた模様をレポートします。
上位プレイヤーは全国大会への出場権をかけた戦いになりますが、この記事では肩の力をぬいて、ヨッシーと一緒に「新ルールってどんな感じ?」「勝つためのコツは?」などなどプレイして見つけたポイントについて書いていきます。
筆者のプレイ歴と今までのマリオテニスとの違い
ニンテンドー64から息の長い「マリオテニス」シリーズ。友達の家でちょくちょくプレイしていたので、遊んだことのあるタイトルをリストアップしました。
- マリオテニス64
- マリオテニスGB
- マリオテニスGC
- マリオテニスオープン
今作と旧作までの違いとして、「スべシャルショット」の扱いが異なる事が挙げられます。
いままでは発動する効果に大きく差があり、キャラ自身の個性が強く反映されていましたが、今作では「ねらいうち」の強化版として個性差をなくし、エナジーゲージを表示させることで発動できるタイミングがお互い明確になるよう改善されています。
ヨッシーはテニスをしてもかわいい。
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そして今回プレイレポで使用するのは、マリオファミリー切ってのマスコットキャラでもあるヨッシー。いろんなマリオシリーズに登場する彼(?)はどんなゲームでも一生懸命に動き回るところがお気に入りです。
ヨッシーのようなスピードタイプは足が速く「加速」しなくてもスター(スマッシュが打てる☆マーク)と真下遠くのボールが取りやすい反面、ショットの受付範囲が狭いので、しっかり移動してから打ち返す事が重要です。
ちなみにテクニカルショットが発動するとスティック横方向では卵ころがり、上はジャンプ、下は宙返りしながら打ち返します、またスペシャルショットでは一瞬踏ん張りジャンプを見せてくれるのでヨッシー好きなら必見。いままでのマリオテニスをやっている人なら、にやりとするはずです。
ああもう、なんでこんなにかわいいんだこの緑の恐竜は。
上達のコツ:チャージショットをしっかり当てていこう。
さて、このゲームの重要なシステムである、エナジーゲージについて説明していきます。基本的に優位に立っているプレイヤーはチャージショットをする余裕が多くなるので自然にエナジーゲージが増えやすくなります。
基本的な打ち方である「トップスピン」「スライス」「フラット」はそれぞれジャンケンのような強弱関係があり、把握が出来るとチャージショットの成功率や打ち返したときの曲がりやすさ、ボールのスピードが上がります。
テクニカルショットは見た目が派手でプレイ中成功させたい技なのですが、キャラによって有効な範囲が異なってきます。自分に合ったキャラが見つかるまでは無理に出さなくても立ち回れるとも感じました。
これらを見直し、操作するよう意識するのが今作のコツになりそうです。
エナジーゲージがゲームの流れを変える
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中盤以降エナジーゲージの差が大きくなると、試合の流れが一気に変わります。ゲームやマッチをとられる!というときにスベシャルショットが来ると、受ける側は「ブロックを狙う」か「流すorラケット破壊でゲームを取られる」かの二択を迫られるためです。
ゲーム中は、いかにラリーの間に「相手にエナジーを使わせるか」「有利に動いてゲージを溜める」かを意識しつつ、「ゲージ差を広げるか」も大切です。
余談:オプション設定はもう少し欲しい。
プレイしている最中は、ボールの動きに集中すると強打(ショットボタンを2連打)になりやすく、ついXボタンを2度押してテクニカルショットを誤爆することもありました。
Xボタン2度押しを無効化できるオプションがアップデートで付いてくれると遊びやすくなると思います。
結果はボロボロ……だけど反省点も見つかった!
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初日50戦近くプレイしてみたものの、試合は3割前後と、酷い戦績になりました。
自分の操作を振り返ると、ボールの打ち分けや強弱関係、強打テクニカルショットの誤爆とボールの動きが分かりやすくなっていた事で、相手に打ちやすいボールを返していたのが原因かなと考えています。
そのほかキャラ相性ではクッパのようなパワー系にゴリ押しされたり、弾速の早いショットを対面に打たれると厳しく、テクニカルショットが間に合わないことが多かったです。
そして上手いプレイヤーはキャラの性能差を超えて、しっかり打ち返してきます。腕前次第でキャラタイプの欠点をカバー出来るのも、マリオテニスならではの良さですね。
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その後キャラを変えて遊んでいたのですが、ディフェンスタイプの「ワルイージ」が思った以上に使いやすいのも驚きでした。テクニカルショットの距離がどの方向もとても長く、ピンチの時に発動すると「加速」がかかってボールを拾いやすいんです。
またラケットが届く範囲も広いので、タイミングさえ合えば返すのは簡単。一方普通に返すだけではエナジーが貯まりにくいので、意識して前に出ることがコツになりそうなキャラである、とも感じます。
ということでヨッシーと共にやりこんでみたいキャラになりました。
【まとめ】ルールや打ち分けに慣れるとぐんと面白くなる!
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発売前に無料で体験できる大会というだけあって、どの時間帯でもいろんなプレイヤーと当たり、アツい試合が沢山あって楽しめました。
最初のエナジーゲージと打ち分けに慣れるまでが大変ですが、『スプラ』『スマブラ』同様、自分に合った立ち回りが見つかるとやり応えが一段とアップします。
誰でも上達を感じられるゲームとして進化した『マリオテニス エース』を、今後もオススメしていきたいです。
『マリオテニス エース』は6月22日発売予定。価格はパッケージ、ダウンロード版共に5980円+税です。
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