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【吉田輝和の絵日記】スイッチ版『ドラゴンボール ファイターズ』は格ゲー弱者おじさんでも楽しめるのか?

「コンボとか難しすぎてわかんない」という格ゲー弱者の吉田輝和がプレイした『ドラゴンボール ファイターズ』の感想はいかに!?

任天堂 Nintendo Switch

今回プレイするのは、バンダイナムコエンターテインメントが贈る、2.5D格闘ゲーム『ドラゴンボール ファイターズ』のニンテンドースイッチ版。2018年9月27日に発売されたばかりのものです。

これまで「ドラゴンボール」の格闘ゲームは数多く登場していますが、今回は『GUILTY GEAR』等を手がけたアークシステムワークスが開発を担当しており、かなりガチ目の対戦格闘ゲームという印象です。


僕はね……対戦格闘ゲームも苦手なんですよね。ホラーゲームもそうなんですが、対戦格闘ゲームは好きだけど苦手なんです。

古くは『データック ドラゴンボールZ激闘天下一武道会』(バーコードを読み込ませて戦うゲーム)から『ドラゴンボール ゼノバース2』まで、「ドラゴンボール」の対戦格闘ゲームは大体プレイしているのですが……これらのゲームは、比較的初心者向けというか、原作のアクションを再現する事に重きを置いている印象があり、僕のような格ゲー下手くそ勢でもなんとか楽しめていました。

今回プレイするガチ目の印象のある本作。どうなってしまうのか……!

ストーリーモード!ぼくは孫悟空!



ゲームモードは、「アーケードモード」、ローカル・オンラインで戦える「対戦モード」、オリジナルのストーリーが楽しめる「ストーリーモード」等がある。

まずは操作に慣れる為にもストーリーモードからプレイする。


ある日、悟空やクリリン、ベジータ達とそっくりな姿形のクローン集団が突如出現し、世界中で暴れ始める。時同じくして悟空を含む戦士たちが意識不明になってしまう。そんな異常事態の中、ブルマのもとで目を覚ました悟空であったが、その身体の中には別人の精神(プレイヤー)が宿っていた……。


プレイヤーは、動けない悟空の代わりに仲間の救出をしながら、事態の真相を調査するのだった……というのがストーリー。


自分を孫悟空と思い込んでいる不審s……一般人、爆誕!

ちなみに、悟空の精神も悟空の身体の中に居て、プレイヤーと交代して表に出てくる事がある。しかし、悟空は何故か身体が満足に動かせない為、イベントシーンで悟空の精神が出てきて、バトルではプレイヤーの精神と交代するのだが……


バトルの時だけ呼ばれて、上手い事使われている感!


それにしても親族やら劇場版やらで、悟空と同じ顔のやつがやたら出てくるけど


自分だったら相当嫌だよなあ……

ちなみに、このクローン戦士の話の他にも、フリーザ達悪役が主役の敵戦士編、人造人間18号が主役の人造人間編も収録されており、ストーリーモードだけで結構ガッツリ遊べるぞ。

初心者でも安心!とりあえず連打しとけ!



バトルは、1対1はもちろん、最大3対3の複数のキャラで繰り広げる事が可能だ。バトル中に他のキャラと交代できたり、他のキャラによるアシスト攻撃などができたりと戦略性が非常に高い。


2.5D表現と銘打たれたグラフィックはアニメ「ドラゴンボールZ」を完全再現している。『Sparking!』シリーズや『ゼノバース』シリーズの時も「ここまでドラゴンボールを再現しとるのか……」と驚いたのだが、本作はそれをさらに上回る表現で


まさに「ドラゴンボール」ゲームのスーパーサイヤ人だ!


バトルはボタンを連打するだけで簡単に格好良いコンボが繋がったり、アシスト攻撃や合体必殺技を使う事により、初心者でも簡単にそれっぽい動きが再現出来る。

ニンテンドースイッチ版では操作を簡略化したエクストリームタイプも導入されており、いたれりつくせりなのだ。

そんな初心者救済システムによるCPUとの勝利を自分の実力と勘違いしたまま、オンライン対戦の荒波へと向かうのだったが……


あれ?


あれれ?


わ~お……フルボッコである。

オンラインバトルでは自分と同じくらいの強さの人とマッチングしてくれるのだが、初戦同士だとこういった蹂躙劇もたまに起きてしまうのだ……(単に僕が超絶下手くそだったという事もあるんだけども)


調子こいてすんませんっした……!

最終戦歴は19戦11勝。格ゲー下手勢の僕でもなんとかかんとか勝ち越せたのは、本作がまだ発売して間もなくガチ勢が少なかった等の要素があったのかもしれない。も、もしかしたら僕の実力も勝因……?いやいやいや、調子に乗って痛い目に遭ったばかりだった。

懐かしの武闘伝!期間限定特典でついてくる!



本作には、「ドラゴンボール」の対戦格闘ゲームの原点とも言える『ドラゴンボールZ 超武闘伝』が期間限定特典としてついてくるのだ。

僕も当時は相当やり込んでおり、裏技コマンドもプレイする度に入力してきたので


今でもスマホとか、長方形の板状の物を手にすると勝手に指が動いてしまう。カマボコ板でも可。


CPUに負けるとコンティニュー画面で人造人間18号が「続きやんの?」「そうこなくっちゃ!」と喋ってくれる。

当時10歳だった吉田少年は、人造人間18号のボイスに、なにかこう、なんというか、まあ何かが目覚めてしまい、18号のボイスを聞く為だけに敗戦を繰り返すようになってしまっていた。


期間限定特典の『ドラゴンボールZ 超武闘伝』も含めて、格ゲー下手くそ勢でも存分に楽しめました。そりゃまあオンラインでガチな戦いをするにはガチな実力が必要ですが、ストーリーモードや友達同士でワイワイやる分には初心者でも十分に楽しめます。総勢32体のキャラクター(有料DLC含む)が居るので、原作に準じた組み合わせや「こいつらが組んだら面白そう」というオリジナルの組み合わせを考えるのも楽しいです。

有料DLC・無料のアップデートの配信もこまめに行われているようなので、長く遊べると思います。ガチ勢にも初心者勢にもおすすめの一本です。

『ドラゴンボール ファイターズ』は、PlayStation 4/Xbox One/ニンテンドースイッチを対象に発売中。価格は、PlayStation 4/Xbox One版が7,600円+税、ニンテンドースイッチ版が6,800円+税です。

吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」をはじめとした人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。ちなみに、巨大な食べ物を作っていく企画でカルト的な人気を誇る個人ホームページ「吉田が巨大な物を作ってますよ」も運営している。
《吉田 輝和》
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