『Fate/Grand Order (以下、FGO)』のスカサハや玉藻の前、ネロといった人気の高いキャラクターから、国内の中華風キャラクターまで幅広くクオリティーの高いコスプレを披露する中国四川省に住む黒川さん。クリッとしたまん丸い瞳と美しいボディラインを併せ持つ彼女は、可憐さと優雅を併せ持った希有な存在感を放っています。
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とても愛らしい大きな瞳に見つめられると、思わずシャッターを押すのを忘れて見とれてしまいそう。カメラマンも絶賛するほど、大きな瞳を持つ黒川さんのインタビューと写真をお届けします。
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――コスプレを始めたきっかけを教えてください。
黒川
小学生のときに『NARUTO -ナルト-』を見始めてからアニメが好きになり、中学生から動漫展などでコスプレするようになりました。たくさんのアニメやマンガを見てきたので、今も大好きで続けています。
――普段はどんなゲームを遊んでいますか?とくに好きなゲームはなんですか?
黒川
普段は『艦隊これくしょん-艦これ-』を遊んでいたり、『王者栄耀』(※)が一番好きです。
※中国初のマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ型ゲーム。プレイヤー人口2億人を超える中国で最も人気が高いスマートフォンゲーム。
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――コスプレするキャラクターを選ぶ基準はなんですか?
黒川
まずは自分がそのキャラクターのコスプレをしたいか考えます。次に自分が合わせられるかどうかですね。自分がしたいキャラクターのコスプレをするのが理想ですけど、自分が似合っていればなおさら良いですよね。そのほうが自分の持ち味も活かせると思います。
――コスプレするにあたって気をつけていることはありますか?
黒川
コスプレをする時は、造形や衣装を観察して問題がないかをチェックします。あとはポージングや表情にどれだけバリエーションを持たせられるか考えます。
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――自分ならではだと思うコスプレの表現はなんでしょうか?
黒川
私の長所は、優しいお姉さん風のほほ笑み、アヒル口かなと思います。
――コスプレに関する印象的なエピソードはありますか?
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黒川
冬に『FGO』セイバーのコスプレ撮影をした時に、一枚撮っただけでもう寒すぎてブルブルと震えてしまいました。そこで外陰を被せてもらった時の温かさが忘れられません。毎年冬の撮影ではいつもそれを思い出します。
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――これまで日本に来たことはありますか?
黒川
日本には2回行ったことがあります。1回目は東京のコミックマーケットに参加しました。2回目は京都大阪旅行です。コミックマーケットに参加した時の興奮は忘れられないので、もう一度参加したいです。
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――近年は中国アニメの市場が大きくなっています。日本アニメと中国アニメで感じる違いは?
黒川
中国のアニメは日本と比べてスタートが遅いですが、私は好きな作品が多いです。ジャンルは中国独自の文化に基づいた作品が基本としてあります。日本のアニメは多様で世界中で見られていますし、年齢層の幅も広いです。何より、表現の自由が守られているので、面白い作品がたくさん生まれるのだと思います。
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――将来の夢を教えてください
黒川
将来はメイド喫茶を開きたいです!(笑)
黒川さんの名前の読みをもじると「Kurokawaiii」。名前まで可愛いとは恐れ入りました。コミックマーケットにまた来てくれた時は、中国カメラマンを魅了した瞳を見に行きたい。シャッター押すの忘れないかな?
■コスプレイヤーインタビュー連載について
『Fate/Grand Order』や『グランブルーファンタジー』など、近年は数多くのソーシャルネットゲームが世に出ています。スマートフォンで手軽に遊べることに留まらず、フェスなどのリアルイベントが開催されることも人気を後押ししています。イベント会場では、作中に登場するキャラクターに扮(ふん)したコスプレイヤーが登場することが増えてきました。
インサイド編集部ではゲームのプロモーションなど、今後ますます活躍が予測されるコスプレイヤーに注目。とくに世界最大規模のゲーム市場を持つ中国など海外のコスプレイヤーも含めて、一人ひとりを定期的に紹介していきます。
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画像提供:黒川( Twitter: @Kurokawaiii、weibo: @-黑川- )
取材協力:追风少年淡(Twitter:@himeko_hong、weibo: @追风少年淡)