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2018年5月下旬、ゲーム総合情報サイト「インサイド」のマスコットキャラクターであるインサイドちゃんは、バーチャルレポーターとして華々しいデビューを飾りました。そして同年10月には、妹であるMark2(通称:つーちゃん)も爆誕。
そんなインサイドちゃん姉妹は、たくさんの人気VTuberを招いてのイベントを主催したり、12月よりWright Flyer Live Entertainmentが提供するVTuber用ライブ配信プラットフォーム「REALITY」にて、公式番組「ゲーム情報バラエティ INSIDE@REALITY」のMCに抜擢されたりするなど目下止まらない快進撃を見せています。
そしてこの度、姉妹のなかでも自称清楚系VTuberとして活躍中のインサイドちゃんMark2がなんと、11月某日に島根県(*)の離島「隠岐の島町」にある隠岐高校にて、同校商業科に所属する1~3年生80名に向けて「VTuberの可能性」と題したバーチャル講演を実施することに。本稿では、波乱の予感しかないその模様をお届けします。
*島根県はインサイド編集長・山崎浩司がイード(インサイドの運営企業)の開発拠点「松江ブランチ」の立ち上げで、20代をすごした思い出の土地。そういったご縁もあってご招待いただきました。
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はじめに同講演では、インサイド編集長・山崎が「WEBメディアビジネスの実態と今後の可能性」と題したトークを展開。WEBメディアのマネタイズ手段について、主な収益源が広告であり、広告にはバナー広告、タイアップ広告などいくつかの種類があるなど、その基本知識を説明。
その他にも「自身が企画した記事の反響がSNSなどを通じてダイレクト伝わること」とWEB編集者ならではの仕事の楽しみを示し、さらには今後のWEBメディアやインターネットビジネスの可能性として「自身のスキルを磨くことで、場所にとらわれず働くことができるようになる。すでにそういう人たちは日本中にいる。」と持論を展開しました。
最後に、たとえ仕事の集中する東京から離れた場所であったとしても、「やる気と継続することと発信すること」を続けていれば、環境的に不利である離島であろうと好きな仕事ができると、視聴覚室に集った生徒たちにエールを送りました。
山崎の基調講演の後は、満を持してインサイドちゃんMark2の登場です。バーチャルYouTuberを目の当たりにするのが初めてだったからか、突如スクリーンに映し出された美少女にざわめきが止まらず、スマホを取り出して撮影する高校生たち。そんな状況のなか、インサイドちゃんMark2は「そもそもVTuberってなに?」という説明を始めます。
VTuberとは、ネット上に “もう一人の自分”を配備してコンテンツ配信に取り組む人たちの総称であると前置いて次に語ったのは、「VTuberの可能性とは?」というテーマ。生まれ持った「容姿的アイデンティティや身体的ハンディキャップ」に左右されないというわかりやすいものだけでなく、男性がバーチャル空間を介して美少女の肉体を受肉する「バ美肉」といったディープな概念まで赤裸々に説明するインサイドちゃんMark2に、高校生たちは興味津々。
8月に仮想ライブ空間Zepp VRで開催された人気VTuber・輝夜月のライブや、総勢7人のゲストを招いて実施した人狼ゲーム企画「THE MENTAL JUDGE」などを例に、バーチャル空間でのみ行われるイベントは「場所や空間を超えて対面コミュニケーションを図れる」とコメント。参加型エンターテイメントの形も変わり、離島であっても自宅にVRゴーグルと関連機材さえあれば距離に関係なく楽しめる時代になると加えました。
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すべてのトークの後は、インサイドちゃんMark2と高校生が直接交流する時間が設けられ、学生から「初音ミクさんとの違いは?」、「ギャラってもらっているの?」、「どのVTuberが好き?」「かわいい!」と矢継ぎ早な質問攻めに遭うインサイドちゃんMark2。高校生たちとの交流は彼女にとっても「もっといろんな人にバーチャルの世界を知ってもらいたい!」と励みになったようです。
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更に後日、隠岐高校の先生よりこんな画像が届きました。1年生の期末試験の問題にインサイドちゃんがちょっと登場したようです。インサイドちゃん、まさかのテストにデビュー。
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「インサイドちゃんとふれあいたい!」「VTuberの可能性を知りたい!」と言う学校・自治体がいらっしゃいましたら、ぜひ下記のフォームまでご連絡をお寄せください。インサイドちゃんの都合が合えば、未来を語らせていただきます!
■株式会社イード 問い合わせフォーム
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【取材協力】島根県立隠岐高等学校