今回プレイするのは、Madruga Worksが贈るPC向け『Dawn of Man』。本作は、建築・開墾・狩りをしながら、厳しい世界で文明を栄えさせて行く、原始時代が舞台の街作りシミュレーションです。
子供の頃、友達のお父さんのPCで『シムシティ』をプレイさせてもらって以来、同ジャンルにどっぷりハマっていたのですが、原始時代で街作りをするのは初めてです。
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まあでも原始時代の街づくりなんて余裕でしょ!(フラグ)
神気取りおじさん、原始時代に降臨!
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ゲーム開始時の住民は数人の青年、老人、子供たち……ここから様々な物を作り出し、住民を増やし、文明を栄えさせる事になる。
彼らを導くプレイヤーは神のような存在だろう。
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神おじさん、降臨!
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さしあたって必要な物は木材、石材、食料だ。木材や石材はフィールド上にある石や木を選択すると、住民が採取しに向かってくれる。
食料は釣りをする他、野生動物を狩る事でも得られる。野生動物はシカからマンモスまで様々な種類が生息しており、その強さも様々だ。流石に素手で狩りをするのは効率が悪いので、まずは武器の製造だ。
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序盤で作れる物は限られている。まあ石を尖らせただけの石器でも、原始時代に生きる彼らにとってはビックリアイテムだろう。
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異世界に転生したなろう小説の主人公のように、当たり前の事をさも大げさに語る神おじさん。
本格的に建築開始!
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生きるための下準備は終わり、ここから本格的に文明を栄えさせていく。
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採取や狩りなどの行動目的を示すと、目的を達成するまで住民は勝手に動いてくれる。あとは彼らを暖かく見守ろう……と思ったのだが、住民たちが採取した物をその辺に置きっぱなしで片付けようとしない。
これは神おじさんとしてちょっと言わせてもらわんといかん。
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神おじさんというか、神おかんみたいになる。
あとで気づいたのだが、これは僕が貯蔵庫を作り忘れていたせいだった。木材や石材を保管する貯蔵庫を作らねばならないのだが、チュートリアルの文章を読み飛ばすという悪癖のせいで、そういうシステムに全く気づいていなかったのだ。ごめんね……。
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その後、皮乾燥機やなめし台などを製造していく。狩りで得た皮を使って衣服が作れるようになった。これで寒い冬を越す事が出来る。
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移住者や出産などにより住民も増えたので、冬が来る前に住居を増やさねばならない。住居を作るには木材が必要なので伐採の指示を出したのだが、住民は釣りをしたり干し肉を作ったり、他の事をして一向に動こうとしない。
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お前ら野宿で冬を越す気か!間に合わなくなるぞー!
そして……結局住居を増築する前に冬が到来してしまった。「結果的に誰も死ななかったからいいけど、お前らあとで説教や!」とプリプリ怒っていた神おじさんだったが……どうやら伐採用の斧を製造し忘れていたので、伐採しようにも出来なかったようだ。
またしてもチュートリアルを読み飛ばして失敗。こんなポンコツでごめんね……。
文明を栄えさせろ!理想は均整都市!
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数多の失敗を繰り返して来たが、死者を出す事もなく順調に進んでいる。
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新たな生き物を発見したり、道具や素材を一定個数集めると「知識ポイント」が得られる。知識ポイントを使うと新しい建築物が作れるようになったり、家畜の飼育や農耕が可能になるのだ。
新しい技術を得る事により、旧石器時代から中石器時代へ。その次は新石器時代へと、文明が進んでいく。とりあえず鉄器時代までは行けるようだ。
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そんな具合に次々と住居や設備を建築していったのだが……建物の並び方が不均等で見た目が美しくない。特に初期配置の住居が一つだけ向きがおかしいところとか……
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ゲーム序盤の内はシステムもあまり理解出来ていないし、新しく建てられるようになった建物をポンポン作っちゃうので、建物の並びが雑になりがちだ。中盤以降になるとある程度余裕が出てくるので、縦横ピシーと並んだ均整の取れた都市が作りたくなる。
とにかく全部ぶっ壊して新しく作り直したいのだが、厳しい時代を懸命に生きている彼らの生活を犯すのは気が引ける。そんな事を考えていると……
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他所の集落から侵入者たちがやってきた!
柵や見張り台などの防衛設備も建設可能なのだが、建築や狩りに夢中でそちらまで気が回らなかった。
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ろくな防衛設備もない村は蹂躙され続ける……住民は殺され、住居などはあっという間に更地にされてしまう。
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住民の数が一定数を下回ったので、ゲームオーバーになってしまった。
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さあ、気を取り直してニューゲームいこ!(軽っ)
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その後新天地でやり直したのですが「やっぱりなんか見た目が美しくないな~、もう一回やり直したいな~」などと思いながらプレイしています!
プレイ前は「原始時代の街作りシミュってやる事少なさそう」と思っていましたが、現代が舞台の街作りシミュに負けず劣らずやれる事がいっぱいあり、かなりのやり応えです。
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ゲームを進めると、様々なシチュエーションからスタート出来たり、侵略や災害の心配がないクリエイティブモードなどが解放されたりと、まだまだ楽しめそうです。
『Dawn of Man』は、PC向けに配信中。日本語版はSteamワークショップよりダウンロード可能です。
吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。