本日5月1日より、新元号「令和」の幕開けです。昭和から始まったコンピュータゲーム史は、ファミコンが一大ブームを巻き起こし、後に大きな影響を与えました。また平成は、ハードの性能が飛躍的に向上し、3DからAR、VRまで、表現も多様化を遂げています。
もちろん、いずれの時代も名作と呼ばれるに相応しいタイトルが数多く登場しました。そして間違いなく、この令和もその流れを受け継ぎ、後世に残したい名作や、これまでになかった刺激的な作品などが生み出されていくことでしょう。
そこで、この新たな時代「令和」で、どんなゲームを遊んでみたいかを訊ねるアンケートを実施しました。読者の方々から寄せられた貴重なご意見の数々を、こちらからご覧ください。なお、回答者は100％男性で、最も多かった年齢層は20代（36.4％）。続いて同率で、10代と40代（27.3％）、そして30代（3.9％）という結果でした。
◆仮想現実へのフルダイブから名作の復興まで、ゲームファンの幅広い要望
「新元号“令和”にて、あなたが遊びたいのはどんなゲームですか？」との質問では、「ドットハックやSAOみたいな没入型のネットゲーム」や「ゲームの世界にホントに居るかのような、五感を感じられるゲーム」といった、仮想現実の世界にフルダイブしたいとの声が目立ちました。
マンガやライトノベルではお馴染みの題材ですし、平成ではその第一歩をVRで果たしたと言えます。新たな時代に更なる没入度を求めるのも、ごく自然の流れでしょう。VRが手軽になり、同時に機能を進化させていくことで、仮想現実へのダイブが叶うのか。令和における注目点の一つとなりそうです。
技術の新たな発達に期待する一方で、「昔の名作を今の画質でリメイクしたゲーム」や「これまでの名作をアレンジしたゲーム」などの、名作復興を望む意見も。思い出の作品を、最新技術でもう一度楽しみたいという思いは、時代を経ても変わらない願いのひとつでしょう。また、「内容がちゃんと面白いゲーム」といった大前提に近い要望や、「ポケモンGOのような外で移動しながら遊べるゲーム」と、ライフスタイルと結びつくゲーム体験への要望もありました。
ゲームの方向性で目立ったのは、「主人公の選択で多様に変化する物語の作品を楽しみたいです」のような、物語の広がりを求める声でした。また、「デトロイトのものすごい分岐していくストーリーとか、隻狼の体幹システムで剣劇を表現しているのとか、こういうゲームをやりたかった感はありました」と具体的なタイトルに言及した方もおり、新たな切り口を模索する意欲的なゲームへの需要も窺わせます。
◆新時代も、定番RPGに期待する声多し！ 各ジャンルごとに様々な意見が集中
「新元号“令和”でも遊びたいシリーズ作品を教えてください」については、やはり人気シリーズの作品名が数多くあがりました。RPGでは、『ドラゴンクエスト』に『ファイナルファンタジー』といった定番どころから、新展開が注目を集める『ペルソナ』など、いずれも納得のラインナップ。
ちょっと通なところでは、『ドラゴンエイジ』を挙げる方も。平成では、洋ゲーがグッと遊びやすくなった印象も受けました。スマホアプリでは、『Fate/Grand Order』のシリーズ化を希望する声も届いています。
アクションRPGとしては、オンラインゲームを切り開いた立役者の一人として知られる『ファンタシースターオンライン』の名前が挙がったほか、『ニーア』シリーズを推す声も。『レプリカント/ゲシュタルト』に続く形となった『オートマタ』は、国内外で高い評価を博しました。
レース系では『マリオカート』や『F-ZERO』などが、やはり根強い支持を集めました。シューティングでは、『スターフォックス』といった有名どころのみならず、懐かしい『ツインビー』をピックアップする意見も。対戦では『ガンダムVS』、スポーツでは『実況パワフルプロ野球』などが名を連ねます。
中心はアクションですが、様々なジャンルで活躍している『星のカービィ』も、新時代に向けて期待を集める名シリーズのひとつ。また、新作が予定されている『どうぶつの森』や、最新作で大型DLCが登場する『モンスターハンター』も、更なる活躍が楽しみです。このほかには、『戦極姫』『三極姫』を推す方もおり、バラエティに富んだラインナップが彩るアンケート結果となりました。
令和を迎えましたが、ゲームの発展は日進月歩。日々の積み重ねが、新たな世界への扉を開きます。驚くような進化を目撃する日は、もう少し先になるでしょうが、いずれその日が来るのもまた、確実に近い話でしょう。驚きのゲームを目にするその日を楽しみにしながら、令和でも良きゲームライフを過ごしましょう！
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