イベントでは「E3 2019」で発表されたシリーズ最新作『テイルズ オブ アライズ』の主人公・アルフェンとヒロイン・シオンの担当声優が発表されたほか、歴代シリーズキャラクターたちが一堂に会するスキットや声優陣によるトークセッションが行われました。
【登壇者】
司会:
小野坂昌也さん(『テイルズ オブ シンフォニア』ゼロス・ワイルダー役)
伊瀬茉莉也さん(『テイルズ オブ エクシリア2』エル・メル・マータ役)
出演者:
小西克幸さん(『テイルズ オブ シンフォニア』ロイド・アーヴィング役)
檜山修之さん(『テイルズ オブ リバース』ヴェイグ・リュングベル役)
安田未央さん(『テイルズ オブ リバース』クレア・ベネット役)
矢島晶子さん(『テイルズ オブ リバース』アニー・バース役)
鈴木千尋さん(『テイルズ オブ ジ アビス』ルーク・フォン・ファブレ役)
近藤隆さん(『テイルズ オブ エクシリア2』ルドガー・ウィル・クルスニク役)
逢坂良太さん(『テイルズ オブ ゼスティリア』ミクリオ役)
福圓美里さん(『テイルズ オブ ゼスティリア』エドナ役)
津田健次郎さん(『テイルズ オブ ゼスティリア』ザビーダ役)
佐藤利奈さん(『テイルズ オブ ベルセリア』ベルベット・クラウ役)
シークレットゲスト:
堀内賢雄さん(『テイルズ オブ ベルセリア』アルトリウス・コールブランド役)
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「俺は悪くねぇ!」に改元ネタを組み込んだver.が!
開演時間となると、オープニングムービーでは『ファンタジア』から『ベルセリア』までのタイトルを追いかけ、今日の出演者たちが演じるキャラクターがズラリ。その後、司会を担当する小野坂さんと伊瀬さんが登場すると、家庭用の『テイルズ オブ 』シリーズが累計2,000万本を突破したことについて、ファンのみなさんへ感謝を述べる一幕がありました。
そうしてスペシャルスキットのコーナーがスタート。物語は横浜で行われた芸術の祭典で、キャラクターたちが奔走するといった形。親善大使としてイベントを取り仕切るヴェイグに、実家が協賛に入っているからと視察に来たルークなど、今回もキャラクターたちの立ち位置は様々。
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はぐれてしまったエルを探すルドガーの“選択”については、その行方をクレアに聞くかベルベットに聞くかを、会場のお客さんたちの力を借りて決める場面も。結果ベルベットに聞くことになると、見たかもしれないと思い出したのは別のキャラクター。そのシルエットはどうみてもア●スで、ガルドをひたすら叫んでおり、“玉の輿”や“パトロン”みたいな言葉もでていたそうなので、十中八九間違いないハズです。
そこからルドガーの借金ネタに話題が移ると、「ルドガー……お前は悪くねぇよ……!!」「そうだ、ルドガーは悪くない!!」「会場のみんなもそう思うだろう!!」と会場を煽るルーク。そして「今年も行くぜ!」の掛け声で「俺は悪くねぇ!」のコール&レスポンスの大合唱が起きると、会場は大盛り上がり!
その後エルからの電話がルドガーの携帯にかかってきました。広場で合流する約束をすると、ここでルドガーは一度退場。出展者リストのチェックをするヴェイグたちのシーンを挟んだところで、エルの下に魔物の影が忍び寄ってしまいます。
そこに駆けつけたのはまさかのヴィクトル! 親子共演の実現に会場が大歓声に包まれると、ヴィクトルはやることがあるとしてエルになんらかのアイテムを預け去っていきました。その後はザビーダ&エドナが合流し、遅れて駆けつけるルドガー。
一方のゼロス&ミクリオたちの下にはアッシュが合流。そこにルーク、ベルベット、クレアも登場するのですが、ここではルークとアッシュの会話を同時にこなすという神技で、鈴木さんが会場を魅了しました。
楽しいお祭りの会場に魔物を放ち、人々を不安に陥れている元凶、それはアルトリウスでした。彼を演じる堀内さんがシークレットゲストとしてステージに現れると、喜びの歓声と共に一転してシリアスな空気に包まれます。
宿敵の登場に声を荒げるベルベット。『ベルセリア』作中でもあった「なぜ鳥は空を飛ぶのか?」の問いがアルトリウスから投げかけられると、ベルベットを中心にいよいよ決戦となりました。
それぞれ技を繰り出しつつアルトリウスと戦う歴代キャラクター達ですが、彼の攻撃を受け一転して窮地に。そんな状況を救ったのが、エルがヴィクトルから受け取っていたアイテム。中身は手紙で、そこに記された言葉に励まされたエルとクレアと共に会場の力を借りてリザレクションを唱えました。
そこからは一転攻勢でアルトリウスを倒すことに成功。しかし倒したとはいえ彼の目的は潰えておらず、「彼の地で待つ」との言葉を残し去って行きました。その後はヴィクトルからルドガーへの「祭りの間、娘を頼む」と書かれた手紙が明らかになったり、今回の騒動で荒れた会場をノルミンダンスで直したりと、穏やかな時間が流れました。
『リバース』『エクシリア2』『ベルセリア』の名シーンを会場で再現
スペシャルスキット終了後のトークセッションでは、鈴木さんが一言挨拶の際に改元ネタを絡めて「お令和わるくねぇ!」と叫び会場の笑いを攫っていきました。このほかにも逢坂さんの「ミボって言うな!」や津田さんの「ナマステ押忍!」は特に大きな歓声が轟くことに。
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『リバース』勢から安田さんと矢島さんは今回が初参戦。色とりどりのペンライトの光に感動した様子を見せると、夏の花火をいい席で見ていると言った言葉も。堀内さんも初参戦でしたが、登場時には不安があったそう。だからこそステージに出てきた際の会場からの歓声にホッとしたそうで、キャラクターを崩さず演じきることができたのだとか。
アソビストアの『ているずおぶHR(ホームルーム)』ではベルベットやライフィセットのキャラソンがあることに触れられたところで、「テイルズ オブ」名シーンカムバックのコーナーを実施。今年は声優陣が揃っている『リバース』『エクシリア2』『ベルセリア』の名シーンが会場で披露されました。
トップバッターとなったのは『リバース』勢からで、作品紹介時には15周年を記念した映像と共に、キャラクターデザインを担当したいのまたむつみ先生の描き下ろしイラストが公開。会場から感動の声が溢れることに。
『リバース』から披露されたのは、矢島さん演じるアニーが、パーティキャラクターのひとりであるユージーン・ガラルド(CV:石塚運昇)とのすれ違いに、整理を付ける切欠になった“ウォンティガの聖殿”。そしてこの作品を語る上で絶対に外すことができない名場面のひとつである、アガーテ・リンドブロム(CV:篠原恵美 )と入れ替わったクレアによる処刑前の演説でした。
続いての『エクシリア2』ではルドガーとエル、そしてヴィクトルの関係性が明らかになり、ルドガーとヴィクトルがエルを巡って熾烈な戦いを繰り広げる場面。『ベルセリア』からは、最終決戦でのベルベットとアルトリウスとの最後の語らいの場面と、各作品共に感涙ものの名場面の連続で会場はしっとりとした空気に包まれていきました。
『アライズ』主人公&ヒロインの詳細発表!
次の「テイルズオブ」エンターテインメントニュースのコーナーでは、富澤祐介プロデューサーをお呼びして、先日発表されたばかりの最新作『テイルズ オブ アライズ』の最新情報が明らかに。
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発売は2020年ということで、2016年発売の『ベルセリア』から4年ぶりとなります。まずはキャラクターボイスも入った特別編集映像を上映し、これによって主人公・アルフェンを佐藤拓也さん、ヒロイン・シオンを下地紫野さんが担当することが発表。
またキャラクターデザインとアートディレクションを岩本稔さんが担当することも判明しました。
世界観についても掘り下げていくと、ダナとレナふたつの星を舞台とした物語であることや、ダナの人々が300年前からレナに隷属する立場であるという、重々しい設定も判明。しかし牧歌的な雰囲気の舞台もあるようで、この設定からキャラクターたちがどのような物語を紡ぐかに注目が集まりました。
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そしてアルフェンとシオンについてもいくつかの情報が開示され、アルフェンはダナの人間で記憶と痛覚を失っていること、シオンはレナ人ながらなんらかの理由で同胞から追われており、触れるものに激痛をもたらす荊に呪われていることがわかりました。
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バトルシステムに関してはリアル調になっていますが、ボタン連打でもプレイが可能な点やオート戦闘などは引き続き実装されているとのこと。その点は戦闘が苦手な人も安心です。
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続いてはアプリの新情報で、まずは『テイルズ オブ クレストリア』から。ミゼラ役の石川由依さんと田川智美プロデューサーによって情報が明かされていき、本作オリジナルキャラクターや歴代キャラクターの秘奥義の映像を収録した初解禁の映像をみることができました。
また、バトルシステムはシリーズお馴染みのリニアモーションバトル(LMBS)ではなくコマンドバトル採用だそうですが、演出の豪華さやカメラワークでキャラクターたちのカッコ良さを堪能できるよう拘っているとのこと。
その後は「永遠の練習生 ロイド・アーヴィングの情報局」にて『テイルズ オブ アスタリア』で『アイドルマスター SideM』コラボ第2弾が開催されることや、『テイルズ オブ ザレイズ』にてショートアニメ「テイルズ オブ ザ レイズ エバーラスティング デスティニー」が近日公開となる旨を告知。そしてDEENによるライブコーナーへと移りました。
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まずは『テイルズ オブ デスティニー』のテーマソング「夢であるように」で会場を盛り上げると、続いて『テイルズ オブ ハーツ』より「永遠の明日」を演奏。スクリーンで上映されていたオープニングムービーや作中のアニメーションムービーに、両作の物語を思い出せる時間となりました。
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その後はメドレー形式で「君さえいれば」(『中華一番!』)「ひとりじゃない」(『ドラゴンボールGT』)と、テイルズファンならずとも楽しめる名作アニメの主題歌を届けました。
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最後に、これまでDEENが担当した『テイルズ オブ』シリーズ楽曲の名前を歌詞に取り入れているという「ミライからの光」を歌唱すると、ファンとの記念撮影を実施してそろそろイベント終了の時間が近づいてきました。
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そして声優陣のひとことコメントの後、まだまだファンのみなさんのテイルズ愛が必要だとこれまでと変わらぬ応援を求めたところで、最後に小野坂さんの音頭で「ビバ! テイルズ オブ!」のコール&レスポンスを実施。1日目の公演は幕を閉じました。