会場にはTwitter Japan上級執行役員広告事業本部長兼日本・東アジア事業開発本部長の味澤将宏氏と、パブリッシャーマネージャーの水上万里子氏が登壇。MoPubのプラットフォームや利便性、新機能について説明が行われました。
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高い収益を持つ日本のマーケット
2010年に設立された、モバイルアプリに特化した広告配信及びエクスチェンジのプラットフォームである「MoPub」。2013年にTwitterに買収されて以降、現在までプロダクトの進化とエクスチェンジの質を高める取り組みを行ってきました。
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日本・東アジア事業開発本部長・味澤将宏氏はTwitterにおいて「日本のマーケットは非常に大きい意味がある」と説明。収益はグローバルの17%が日本によるもので、「アメリカ国外で日本は最も大きいマーケット」だと強調します。
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MoPubの日本のユーザーに配信された広告の売り上げは+32%、日本を拠点とするパブリッシャーの伸びは+238%という高い伸び率を誇っており、APAC(アジア太平洋)の中でも日本は2年連続でトップを記録。現在の取り組みとして、日本のユーザーや広告主、パートナーの意見を取り入れたプロダクトを開発していると話しました。
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世界中のユーザーからの広告がマネタイズ可能
続いて、パブリッシャーマネージャーの水上万里子氏が登壇。MoPubのプラットフォームについて、アドサーバー(※註1)では広告の配信機能だけではなく、アドネットワーク(※註2)を繋げることで多用な取引形態に応じた広告配信機能が使えると説明。「Facebook」や「Audience Network」などメジャーなアドネットワークとも連携・収益化できていると話し、一つのプラットフォームで様々な広告の配信ができると特徴づけます。
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App Storeのトップランキングに入る世界中のゲーム・SNSアプリが、MoPubのプラットフォームを導入。「ドワンゴ」や「グノシー」、「アメブロ」、「芸者東京」などもMoPubを利用しているそうです。
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現在では「Twitter」を含め、180以上のパートナーが連携。日本だけでなく世界中のユーザーからの広告をマネタイズできる点が大きな魅力となっています。バナーやインタラクティブ広告など、マーケットに存在する基本的な広告フォーマットに対応している点にも注目です。
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註1:アドサーバー/HPにあるバナー広告などの配信に使われるサーバーのこと。
註2:アドネットワーク/HPやブログなどの複数の媒体を集めてネットワークを作り、広告をまとめて配信する仕組み。
MoPubの新機能についての説明も
水上氏はオークション形式でリアルタイムで広告を入札する仕組みである、RTB(Real Time Bidding)についても言及(※註3)。
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MoPubは出稿側にとって大切なビューアビリティと在庫のクオリティ、パブリッシャー側にとって重要な質の安定と広告の安全性が審査できるよう、第三者のパートナーと連携。これらの仕組みにより、健全で質の高い運営が維持できていると水上氏は説明します。
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現在MoPubでは、参加アドネットワークが各インプレッションごとにリアルタイムに入札できるようになる仕組みや、出稿側・アプリの広告枠をマネタイズする側の2つの部署が同じデータを見て分析できるようになるなど、様々な新機能がリリース中。ユーザーの関心と広告の関連性を、さらに高めていく仕組みとなりそうです。
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註3:RTB/リアルタイム入札。ユーザーがアプリに接触する度に、MoPubに対しエクスチェンジの入札が行われ、最も価格の高い広告が表示される仕組みになっている。