NetEase Gamesが手掛けるスマホ向けバトロワゲーム『荒野行動』。そのe-Sportsチャンピオンを決める大会「荒野Championship-元年の戦い」の西日本王者決勝戦が、2019年7月7日に大阪某所にて催されました。
日本の頂点を決める「荒野王者決定戦」への切符を賭けた本大会。本稿では、熾烈な展開に満ちたその模様をレポートでお届けします。
『荒野行動』西日本エリアの猛者たちが大阪に集結!
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本大会に出場したのは、全国オンライン予選を勝ち抜き、オンライン選抜戦で好成績を残した20チーム。ここから「荒野王者決定戦」へと勝ち進めるのは、そのうち成績上位9チームに絞られます。
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なおその成績は、それぞれ試合終了時の順位によって付与されるポイントと、キル数で付与されるポイントから決定。基本ルールは1チーム5名の“クインテット”で、三試合を通して獲得した合計ポイントを競います。
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熱戦の幕開けを、ブレイクダンスチーム「モータルコンバット」が華麗なパフォーマンスで彩ります。また、実況席にはe-Sportsキャスターの柴田将平氏と、解説役として『荒野行動』公認実況者のBocky(ボッキ―)氏が。二人の軽快なトークで会場は一層の盛り上がりを見せていました。
トータルポイント125点!「ちーむえーけー!!」が圧倒的な強さを示した第一試合
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満を持して始まった第一試合。選ばれたマップは広々とした「嵐の半島」でした。同マップは、集落が数多く点在しており物資を集めやすく、さらには丘や溝など起伏にとんだエリアが多いため、射線を切りやすいという特徴があります。
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ここで好成績を収めたのはオンライン選抜戦を1位で勝ち上がった「ちーむえーけー!!」。なんとキルポイントのみで75点を稼ぎ、トータルでは125ポイントと他の追随を許さない実力を見せつけました。さらに特筆すべきは、試合の順位こそ2位だった「Seacret」。しかしキルの差で「DgGteamEINS」に獲得ポイントを大きく譲り、総合順位は5位に落ち着いてしまいます。本大会におけるキルポイントの重要性を示す結果になりました。
順位がひっくり返る大波乱!?第2試合の舞台は「激戦野原」
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第二試合目は「激戦野原」が戦いの舞台に。こちらは初動から接敵しやすい狭いマップで、集落や町が少なく物資が集めづらい。加えて射線が切りづらい平面が多いなど、先ほどの「嵐の半島」とは対称的な傾向にあります。
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ガラッと変わるマップ環境に順応し、第二試合で1位を勝ち取ったのは「モナえもんズ」でした。そして前試合で大活躍を見せた「ちーむえーけー!!」が、早期敗退で12位に後退するという波乱の展開を迎えます。トータルポイント2位は「抜く組」。3位には、またもキル数でポイントを稼いだ「DgGteamEINS」がランクイン。
最後のマップは「東京決戦」―トータルポイントTOPに輝いたのは?
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そしてラストとなる三試合目。すべての勝敗が決まるマップには、「東京決戦」が選ばれました。たくさんの建物で満たされ、物資も豊富な同マップ。いつの間にか接敵してしまうリスクが高いので、ポジション取りが重要と言えます。
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この難しいラストマッチを制したのは……。
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同マップに絞った練習を重ねていた「爪楊枝建築倶楽部」。対して「ちーむえーけー!!」「モナえもんズ」と、一二試合目で勝利を掴んだチームは共に苦戦を強いられる形で、いよいよ運命の結果発表を迎えます……。
圧倒的なキルポイントが勝敗を決める結果に……!
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「荒野Championship-元年の戦い」西日本王者決勝戦で見事1位に輝いたのは、堅実にキルポイントを稼ぎつつ、試合順位も常に上位をキープし続けた「DgGteamEINS」。同チームには賞金として100万円が贈られました。さらに同チームに所属する「DgGあちゅ」選手が、三試合トータルで最多キル数を稼いだ「キルマシーン」賞として10万円を獲得。
次いでチーム2位に輝いた「ちーむえーけー!!」には賞金40万円、3位「抜く組」には賞金20万円が与えられました。
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そのほか優秀な成績を収め、「荒野王者決定戦」への進出を決めたのは「モナえもんズ」「爪楊枝建築倶楽部」「BsT」「ショベル」「VA」「Secret」の7チームでした。本大会で大健闘を繰り広げてくれた彼らは、2019年8月12日に東京23区内にて実施予定のファイナルステージで、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか?期待してその日を待っておきましょう。
取材協力:「荒野Championship」PR事務局