紹介タイトルは「オリジナルの一般向け」である可能性が高いもの、更に過去のインディーイベントなどでの露出が少ないものを優先して選択。なお、あくまで本特集で取り扱うものはカタログやサークルの過去の出展から「気になる」ものをチェックしているので、同人ゲームの性質を踏まえれば確実に何らかの出展があることを約束できないのでご了承ください。
南ム30a「Gouache/RONIN GAMES」
コミケに申し込みしました!美少女STG出展予定です!#c96 pic.twitter.com/qoeeRpONQJ
— 死々舞@コミケ4日目南ム30a (@Dieblondebestie) February 22, 2019
出展するのは美少女STG『Elysion』の体験版。調べた範囲ではゲーム部分の映像などを確認できなかったものの、公開されているキャラクターデザインやSTGパート自機画像、Spineでのアニメーション部分は十二分に目を引くもの。自機が横向きであることを考えれば、横スクロールタイプになりそうです。なお、完成版はSteamでの配信予定とのことです。
南メ16b「A9機関」
出展物はカードバトル+戦術ストラテジー『Heroic syndrome-ヒロイックシンドローム -』(恐らくは体験版)、旧作のタワーディフェンスゲーム『宝石皇女-EMBRYO-粋』。旧作ともどもビジュアル面では十分完成されたゲームとなっています。コミックマーケットでは、“同人”であるが故か、イベント時にしか出展しない、DL販売や委託などは行わない開発者がいることも特徴。本サークルも以前に取材した限りでは、後者のタイプのようなので国内サイトやSteamなどを見ているだけではなかなか知ることができない作品でもあります。
南ユ16a「NEXT-SOFT+」
出展物はタクティカルRPG『リーメベルタ・ノア』。前作『リーメベルタ』はSteamでも販売中です。今作ではより立体的なマップやスキルなどのコンテンツの増強が図られている模様。基本的には前作システムの発展と言った趣のようですので、より完成度が高くなっていることにも期待したいところです。
南メ03a「KPC」
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出展物は不明、しかしながら同サークル過去作『銀河烈急屋台トビウチ!! ちょい足し』はシンプルな固定画面のアクションシューティングゲームながら完成度の高い作り。同作は、委託もDL販売も行われていないようなので、体験版などを確認して気になったユーザーは頒布されていないかチェックしてみるのも良いでしょう。
南ユ02b「PhotonSystem」
出展物はローグライクRPG『NonetEnsemble魔法仕掛けの迷宮』など。過去作のアクションRPG『NonetSympathia』など、可愛らしいキャラクターや作り込まれた内容などが魅力です。新作はアーリーアクセス版としての配布で、製品版発売時にアップデートが可能。製品版ではストーリーやボイス、やりこみ要素の追加などが予定されているということです。昨今ではSteamに限らず見かけるようになった「早期アクセス」。同人ゲームにもその文化が少しずつ根付いてきたのかもしれません。
南メ29a「Transobseron」
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出展物はスペースオペラ戦略シミュレーションゲーム『Starling Fleets』。公開されている開発中スクリーンショットやキャラクター画像、同サークル過去作『想定状況』などを踏まえれば、非常に硬派なストラテジーである可能性が高そうです。なお、コミックマーケット96頒布版はEarly Editionとして、完成版までアップデートを行っていく予定であるとしています。
南ム18a「KURAMATAKIKAKU」
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出展物は縦スクロールSTG『メテラギア』製品版。何年にも渡って開発が続けられ、クオリティの高いドット絵はその完成度の高さをうかがわせるような作りとなっている同作ですが、ついに完成したとのことなので同人タイトルにも興味あるSTGファンはチェックしてみてがいかがでしょうか。
西お31b「第一閉塞進行」
出展物は『鉄道運転シミュレータ』新作。多数の路線の実写映像取り込みの鉄道運転シミュレータを作り続けているサークルです。一般企業がまず手を出さない“同人”としてのマニアックさ、こだわりを如実に感じられる内容となっています。
なお、『Asterbreed』『天穂のサクナヒメ』などで知られるえーでるわいすの、なる氏は長年コミックマーケットに際し「まとめ動画」を制作しています。今回、本特集で紹介していないタイトルが多数掲載されているため、気になる方はこちらも参考にされてみてはいかがでしょうか。
※ UPDATE(2019/8/12):一部サークルの名前が間違っていたため本文を修正しました。この場を借りてお詫び申し上げます。