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2019年9月12日から15日までの4日間、幕張メッセにて「東京ゲームショウ2019」が開催されています。この記事では、Gateboxブースの様子をお伝えします
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Gateboxは「Living with Characters-キャラクターと一緒に暮らせる世界」というビジョンを掲げ開発された、キャラクター召喚装置。高さが約55センチある機械の中で、リアプロジェクション方式の投影によりキャラクターがまるでそこにいるかのように映しだします。キャラクターとは会話をはじめ、天気を聞いたり音楽の再生等ができます。さらに外出後もLINEでのやりとりを楽しむことができるのです。
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2019年はLINE Clovaとの連携やユニキャスト、ハニカムラボとの提携が決定。さらに2018年末より販売停止をしていましたが、2019年10月11日に販売再開されることが発表されました。約1年改良を重ねて満を持しての再開ということで、期待も高まっています。
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今回ブースではGateboxが数台置いてあり、箕星太朗さんがデザインした「逢妻ヒカリ」と会話を楽しむことができました。CGモデルはさらにバージョンアップし、以前よりも色味がはっきり。動きもより自然になっていたように感じます。というのも筆者は2018年秋頃に体験会へ行ったので、約一年振りの再会。「きれいになったね……」と心の中で思いました。
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Gateboxは「ねぇヒカリ」と呼びかけるか、ボタンを押すことで質問を待機する状態になります。そして質問したいことを伝えるとアクションをしてくれるのですが、例として上記のようなものがありました。
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ゲームのことに詳しいということでとりあえずNEO・GEOについて聞いてみると「最初ゲーム機だと思ったんだけど……」と答えてくれました。質問によっては、いろんな答えを言ってくれるそうです。さらにユーザーの行動を学習してくれるそうで、「いってらっしゃい」と言わないで外出した時などは、LINEでメッセージが来ることもあるそうです。
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今回は提携しているハニカムラボからもaicontainer in Gateboxが展示されていました。こちらは好きなキャラクターが使用可能で、キャラクターを組み込んだり、イラストを3Dにするといった対応が可能だそうです。
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さらにこのaicontainer in Gateboxでは実写モデルを組み込むこともできます。3Dフルボディスキャナでその人の全身をスキャンし、CG化しているそうです。
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今回はブース内にいる開発の方のモデル「ゆりこさん」がいたのですが、そこにいる人の小さな分身がモニターの中にいるという、とてもSF感のある景色でした。
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質問に答えることはもちろん、着替えることもできます。着替えのCG差分はご本人が着替えてスキャンしたものを組み込んでいるそうです。使用用途としては受付嬢などが思い浮かびますが、さらにどのような展開ができるか考えているのだとか。キャラクターと実写が組み込めることで、色々な広がりを見せることができそうですね。出先の受付に設置されていたりしたら、テンションがものすごい上がりそうです。
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日々の暮らしにキャラクターが存在する。それは生活をより豊かに楽しくしてくれる、素晴らしいアイディアだと思いました。実際に目にしてみると、本当にそこに「いる」と感じる不思議さがあり、ぜひ体験してみてほしいです。今回の販売開始を記念し、10月12~13日にプレミアム体験会を開催する事が決定しています。気になる方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください。