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「東京ゲームショウ2019」最終日となる9月15日、ハピネットブースにて行われた『ブリガンダイン ルーナジア戦記』スペシャルステージ。本記事では、そのステージの様子をレポートとしてお届けします。
本作は、『ブリガンダイン 幻想大陸戦記』から20年ぶりとなる新作。実力派スタッフ、豪華声優陣が結集して送られる「最高のファンタジーシミュレーション」となるとのこと。今回のステージは2部構成で、1部では開発スタッフによる本作への想いが語られ、2部では開発中の実機ゲームプレイが公開されました。
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1部で登壇されたのは、プロデューサーの五十嵐一開氏、シナリオを務める寺田憲史氏、アート・キャラクターデザインを担当する風間雷太氏、音楽の佐藤天平氏、そしてディレクターの大和田智史氏の5名。語られるこだわりは熱を帯びていて、会場のファンたちも聞き入っていました。中には喜びを隠しきれず、笑みをこぼす方も。
数々のファンタジーを手がけたことで知られる寺田氏ですが、前作のシナリオには関わっておらず、プレッシャーを感じたとのこと。本作のキーとなる「5つのブリガンダイン」について触れ、6か国の君主それぞれの生き方にフォーカスする群像劇であることを語りました。
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アートの風間氏はシナリオ、音楽にインスパイアされ、宗教装飾、絵画をモチーフにデザインを固めていったとのこと。五十嵐氏によれば、キャラクターの表情で彼ら自身の行く末、ストーリーが分かってしまうほど繊細にデザインし、「手描き感」を重視したのだそうです。ロゴやマナストーンなども細部まで設定。ゲームのUIまで、あらゆる「アート」部分に関わっているということです。
音楽の佐藤氏は、前作『グランドエディション』から引き続き参加する唯一のスタッフ。ファンの『ブリガンダイン』愛、五十嵐氏の熱量にハートを掴まれ、制作に自然と力が入った、と語られていました。どの曲もオープニングにできてしまうほど、佐藤流の“エピックファンタジー”が展開されるとのこと。主題歌はフルオーケストラで収録されており、壮大な象徴となるように努めたそう。こちらは、いずれフルで聞ける機会が用意されるということなので、気になる方は続報に期待しましょう。
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次に、本作に向けられたファンの疑問に回答。前作の続編・リメイクとしてではなく、あえて完全新作にした理由について、五十嵐氏によれば「前作は完成されている」と語りました。また、「国盗り」というジャンルが近年衰退していることについても触れ、ジャンル復活の契機になれば、と意気込まれていました。
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作品に対する熱量、愛、そしてこだわりが語られた1部はあっという間に終了。想いを語った3名は拍手で見送られ、開発中の実機でのプレイに。早送りなどを駆使したテンポの良い戦闘が展開されながら、「モンスター復活召喚」、「チャレンジモード」といった新情報も開示されました。特に「チャレンジモード」は1人の君主と9人の騎士で大陸統一を目指すモードになる、開発段階では「エンドレスモード」と呼ばれていたなど、期待の高まる情報が続々。こちらは鋭意開発中とのことです。
そんな『ブリガンダイン ルーナジア戦記』は、ニンテンドースイッチ向けに2020年春、発売予定です。