◆ブラキディオス
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殆どの攻撃が「殴る」という行動に特化した拳で行われるため、あまり出番がない「ブラキディオス」の尻尾。使われたとしても隙が大きく特に脅威とは言えないため、戦闘中は気に掛けないことも多い存在です。
ですが、改めて切断した尻尾を観察してみると、その攻撃的な形状に驚き。まるでメイスのようです。拳だけでなく、尻尾も敵を殴打することに特化していたのですね。付け根部分に装甲を纏っていないのは、攻撃時に柔軟性を持たせるためでしょうか?
◆ジンオウガ
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その体を帯電毛という特殊な体毛で覆った「ジンオウガ」。過去シリーズに比べて、尻尾の体毛量も増えたように思えます。俗に言う「お手」が有名ですが、尻尾による叩きつけや薙ぎ払いも十分危険。かなりアグレッシブにハンターを狙ってきます。
そんな尻尾の切断面ですが、筋肉がへこんでいる今までに見ないタイプをしていました。両端には肉の通っていない部分も存在(甲殻でしょうか?)。このへこみは「ジンオウガ」が特別だからなのか? それともハンターの切り方が原因なのか? 段々と分からなくなってきました。
◆ディノバルド
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モンスター界の尻尾代表と言えば、この「ディノバルド」ではないでしょうか。尻尾自体が大剣のような攻撃に特化した形状となっており、振るうごとに熱を帯びて灼熱の刃と化すギミックも存在(もちろん攻撃力もアップ)。攻撃も殆どが尻尾に依存したものとなっています。
恐ろしきは、切断(「ディノバルド」の場合は“欠けた”と表現するのが正しいかもしれません)すると鋭さから地面に突き刺さること。出るまでに溜めを必要とする大回転斬りに合わせて尻尾を切断する、“魅せプレイ”も流行ったりしましたね。
◆イヴェルカーナ
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『アイスボーン』のメインモンスターとして登場する、氷を操って戦う新古龍「イヴェルカーナ」。氷柱の発生に加え、それ自体の威力も高いブレス攻撃に目が行きがちですが、実際に戦ったハンターなら尻尾も負けず劣らずの脅威であると思うはずです。
実際に切断してみると、「ディノバルド」と同様に地面へ突き刺さることに。尻尾がメインウェポンの「ディノバルド」と同等の鋭さを誇るという時点で恐ろしさを感じます。切断しても、氷を纏って長さを補う辺りがずるい。
◆ネロミェール
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一見すると尻尾が無いように思える「ネロミェール」ですが、よく見るとその後方に小さいながらも存在。攻撃に殆ど使われないうえ、巨大な翼と繋がっているため「翼の一部なのでは?」と思ってしまう人もいるはず。初めて尻尾を切断した時は「これ尻尾だったの!?」と驚いた記憶があります。
そんな「ネロミェール」の尻尾ですが、かなり独特。左右から生える小さな棘に少し嫌悪感を覚えるものの、全体としては珍味に見えなくもありません。なんとなくコリコリした食感をしていそうです。
というわけで、『アイスボーン』で登場したモンスター10体の「尻尾」に注目してみました。グラフィックの向上した『モンスターハンター:ワールド』で復刻登場モンスターたちの尻尾を見ると、切断面だけでもモンスターごとに特色が表れていると改めて気づかされます。
12月には更なる追加モンスター登場も予定されている『アイスボーン』。尻尾の切断が可能なモンスターだった場合は、真っ先にその尻尾を切断してやりましょう!
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