本イベントは『モンスターハンター』の世界観を五感で楽しめる「体感エリア」と、初公開の資料など貴重な展示が行われている「企画展示エリア」の2つに分かれており、ファン必見の展覧会となっています。
内覧会の後には、『モンスターハンター』シリーズのディレクターを務める藤岡要氏への囲み取材も行われたので、あわせてご紹介しましょう。
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ハンターとなり、『モンハン』フィールドをくまなく探索せよ!
森・砂漠・火山・海・雪山といった『モンスターハンター』のフィールドを、美術・プロジェクトマッピングなどの様々な手法で再現した「体感エリア」。薄暗い洞窟のエリアからスタートし、来場者は床に映し出される“導蟲”の映像に沿って進んでいくことになります。
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洞窟エリアはミスティーチャーコールの香りが漂っており、美術造作の効果も相まって、まるで本当に冒険に出かけているかのような錯覚に。入場時に手渡されたブラックライトを照らせば、モンスターによる足跡や爪痕、粘液といった痕跡が緑色に浮かび上がりあがるなど、エリアを隅々まで探索したくなるような工夫がされていました。
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洞窟を抜けると、今までの静謐な空間から一変。爽やかな木々の香りとともに、モンスターの鳴き声が聞こえる、賑やかな森エリアに変わります。中央の大型スクリーンでは、様々なモンスターたちが、迫力満点に暴れまわる映像が流れていました。
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続いては、360°が投影映像で囲まれた特殊なエリアへ。時間によって映像が砂漠・火山・海と変化し、それぞれのフィールドをモンスターが動き回ります。サラウンド音響の効果も相まって、インパクト抜群の空間となっていました。
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来場者を最後に待ち受けるのは、温度・吹雪・風・香りの4D体験を楽しむことができる、雪山のエリア。こちらでは、最新作『モンスターハンターワールド:アイスボーン』に登場するティガレックスやイヴェルカーナと対峙する映像を楽しむことができます。
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武器・飯・モンスターに関する資料がズラリ! 『モンハン』15周年の歴史がしっかりと感じられる企画展示エリア
企画展示エリアで特に反響が大きかったのが、初公開となる「禁忌モンスターコーナー」。15年間謎に包まれていた黒龍 ミラボレアスや、黒龍討伐で入手できる素材・黒龍の邪眼の造作物が初展示されています。
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他にも、壁一面に歴代登場した武器の資料が展示されるコーナーや、主要装備の展示が行われるなど、15周年の歴史がしっかりと感じられる展示内容になっていました。
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また、こんがり肉などの“ハンター飯”をまとめた企画展示、歴代シリーズのモンスターたちがズラリと並ぶ「モンスター比較図」など、見ていて楽しい企画展示が盛りだくさんでした。
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内覧会の後には、『モンスターハンター』シリーズのディレクターを務める藤岡要氏への囲み取材も行われたので、あわせてご紹介しましょう。
藤岡要氏への囲み取材の模様をお届け!
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――15周年展を開催した感想をお願いします。
藤岡 要(以下、藤岡)15周年という節目で、大日本印刷(DNP)さんやNAKEDさんのご協力を頂けました。15周年を感じられる、良い展示会になったと思います。
――お気に入りの展示を教えてください。
藤岡やっぱり、『モンハン』の映像や360°のスクリーンを使った手法であったり、匂い、地面が揺れるなどのアトラクションが楽しめる体感エリアです。資料展示エリアではモンスターを一望でき、我ながら壮観でしたね(笑)。今回初めて目にしたのですが、武器を全部並べた展示も、すごいと思いました。
――『モンスターハンター』シリーズが、ここまで長く続き、多くのファンを獲得できたのは何故でしょうか
藤岡『モンスターハンター』は、ファンの皆さんと一緒に成長できたコンテンツだと思っています。若い方々にプレイして頂けるのもそうだし、ずっとファンでいてくださる方々に支えられ、盛り上げてもらっています。
そういった方々に、僕たちもサプライズを用意するなど、ファンとの対話が上手くできていると思っています。今後もこのような関係を続けていければと思います。
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――禁忌モンスターの情報を解禁した理由を教えてください。
藤岡元々はユーザー同士が盛り上がる仕組みとして、黒龍といったモンスターを情報解禁しないという形にさせて頂いていました。ゲームを遊んでいる人たちだけのものにしたかったのですが、15年経ち、黒龍系のモンスターも増えてきまして……。
最近では動画配信など、情報を露出させてコミュニケーションをとる方が主流になってきていると思うんです。今の時代に合ったやり方にした方がユーザー同士の交流が盛り上がるというのもあり、情報の解禁に踏み切りました。
――記念展を楽しみにしているファンに対して、メッセージをお願いします。
藤岡体感エリアは、ウロウロしているだけで楽しめる内容になっています。映像も目の前でモンスターいるように感じてしまうほど、迫力があるものに仕上がっています。「禁忌モンスターコーナー」など、今まで出せなかった情報なども楽しんでもらえればと思います。今後は黒龍などのモンスターなども、展開していきたいですね。
武器やモンスターもそうですが、15年間が蓄積したものを一望できる企画展というのは、なかなか実施できないと思うので、ぜひ足を運んでいただきたいです。