!注意!グロテスクな表現や残酷表現が苦手な方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい。
今回プレイするのは、『Sniper Elite』シリーズなどを手掛けてきたRebellionが贈るゾンビアクションシューター『Zombie Army 4: Dead War』のXbox One版。プレイヤーは、ヒトラーが率いるゾンビ軍団を地獄に叩き返していくことになります。
このにじみ出るB級映画っぽさ……僕好みだ!
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でもヒトラーって蘇ってラスボスになることが多いですね。
もはやフリー素材みたいな扱い受けてないか……?
キャンペーンモードでゾンビを内部からぶっ壊せ!
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時は1946年のヨーロッパ。地獄から蘇ったヒトラーが率いるゾンビ軍団との戦いは、レジスタンスの勝利に終わり、平和が戻ったかのように思われた。
だが……ゾンビたちはますます飢えた状態で復活したのだった……。
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本作には、6人(内2人は有料DLC)の個性的なプレイヤーキャラクターが揃っている。
近接攻撃に優れているが動きが遅いボリス、移動は早いが近接攻撃が苦手なジュン、トラップの効果範囲が広いが弾丸ダメージ耐性の低いショーラ、長距離狙撃に優れているがライフ回復が遅いカール。それぞれ一長一短あるが、みな戦場に身をおいてきた歴戦の猛者たちだ。
そして僕が選んだのは伝説のスナイパー、カールだ。
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ミラノの街中から本編スタート。レジスタンス基地と連絡が取れなくなり、一刻も早く戻らなければならないのだが……基地への道にはゾンビが溢れかえっている。
持っている武器はスナイパーとショットガン。ここはチマチマとゾンビの数を減らして、基地までの道を切り開こう。
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今持っている銃は最大4倍までズーム出来るのだが、フォーカスモードを起動すると更にズームアップしてくれる。オプションで照準アシストの強度も変更出来るので、ヘボヘボな腕前の僕には非常にありがたい。
ターゲットを決めて狙いを定め……発射!
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こ、これは……!『Sniper Elite』シリーズお馴染みのキルカメラ!
着弾した際、レントゲン写真のように敵の体内が描写されるかっこいい演出だ。
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このキルカメラは、頭、腕、足など様々な場所に発生する。こりゃ楽しいわ!ただ股間を撃ち抜いた時は、僕の股間までキュ~ッとなる……!
でもバカゲーっぽい。
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個人的にゾンビゲーはバカゲーであればある程面白いのだ!
ゾンビを殺しまくって自身を強化!
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本作には通常のゾンビの他にも、鈍器を使いこなすヤツや、火炎消化器で炎を撒き散らすヤツ、ゾンビを生み出すネクロマンサーをはじめとした様々なタイプが登場するのだ。
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重装備のゾンビはなかなか倒せないし、強力な武器を使うゾンビに囲まれるとひとたまりもない。なのでこちらも強化する必要がある。
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ミッション内に隠されているアップグレードキットを使用すると、武器が強化出来るぞ。
武器の強化は、スコープの倍率強化や弾数増加、電撃などの属性付与が行える。もちろんライフル以外にも、アサルトライフルやショットガンなどの武器も強化可能だ。
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それぞれの武器のスキンやスコープの照準線も変えられるので、自分好みにカスタマイズしていこう。
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エイミングが下手くそな僕は、適当に撃ちまくった末にすぐ弾切れを起こしてしまうので、弾数増加するだけで攻略がグッと楽になるはずだ。
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アップグレードキットは、チャプターごとに指定されたチャレンジをクリアすることでも入手出来る。
手始めに「敵をバラバラにする」チャレンジに挑戦だ。敵の四肢を狙って撃ち抜くのだ。
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快楽的にゾンビに殺しまくるイカレ野郎になるおじさん。
映画じゃそういうキャラは大抵死ぬねんで……
頼れる仲間とオンライン協力プレイ!
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本作は、最大4人によるオンライン協力プレイに対応している。
キャンペーンを進めるごとに敵も強力になっていくので、ソロプレイで詰まったらオンライン協力プレイで続きを楽しむといったことも可能だ。かく言う僕もミッション7で詰まっている……。
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プレイヤーの全員が歴戦の猛者ではないのだろうが、それでも僕よりゲームの腕前が上なのは、スコアを見れば一目瞭然。みんな頼りになるぜ!
絶望的な物量で攻めてくるゾンビも、仲間が居ると有象無象の雑魚にしか見えてこない。
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やられてしまっても仲間に回復してもらえるので安心だ!(死にまくってごめん……)
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ついでに大量に押し寄せてくるゾンビをぶっ殺しまくるホードモードもプレイしてみた。
押し寄せるゾンビを倒しつつ新たな武器を手に入れながら、指定されたウェーブまで生き残るのがこのモードのルールだ。
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僕は、他のプレイヤーとスコア離されまくりのヘボヘボプレイヤーなのだが、倒れたプレイヤーを復活させるなどをしてチームに貢献していく。
「敵もなかなか手強くなってきたし、気合入れていこうぜ!」なんて思っていたら……
僕の腕前がヘボすぎて嫌になったのか、ただ単に回線落ちのせいなのかは定かではないが、気がつけば他のプレイヤーは全員落ちてしまって、ひとりきりになっていた。
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新しいプレイヤーが途中参加してくれるまで、ひとりきりの戦いが始まるのだった……。
蘇ったヒトラーが率いるゾンビ軍団を地獄に送り返す!なんてB級感溢れるストーリーからも分かる通り、かなりのバカゲーでした。もちろん良い意味で。『Sniper Elite』シリーズに見られる、レントゲン風キルカメラも相まって、滅茶苦茶笑えました。
武器の強化要素も小難しさは無く、RPGのレベル上げ感覚で出来るのも有り難かったです。
収集・チャレンジ要素も豊富で「次はどんな殺し方でいくかな……」と、ゾンビ映画に出てくる狂った登場人物のような気分になってプレイ出来ました。
『Zombie Army 4: Dead War』は、Xbox One/PCを対象に配信中です。PlayStation 4版は2020年4月23日に発売予定です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。