『あつまれどうぶつの森』仕立て屋あさみさんとの交流日記─無口で無愛想なお姉さんがニコニコ笑顔に変わっていく過程を追いかける

ニンテンドースイッチ『あつまれどうぶつの森』は、同じ島で暮らす住民との交流も楽しみの一つです。中でも特に変化に富んでいるのは仕立て屋「エイブルシスターズ」のあさみさん。仲が深まると特別なマイデザインをくれるというのは、みなさんもご存知のことでしょう。

今回はそんなあさみさんに焦点を当てて、会話を繰り返す毎に変化が生まれる彼女との交流の日々を綴ってみました。

※自力であさみさんとの仲を深めたい方は、以降ネタバレがあるのでご注意ください！

社交的な妹と恥ずかしがり屋のお姉さん

「エイブルシスターズ」は姉妹で経営している仕立て屋さん。姉のあさみさんがすべての商品の仕立てを行い、妹のきぬよさんが接客を担当しています。あさみさんは人と話すのが苦手なのか、セレモニーでも口数はわずか。お店を開店してからも、基本的にお客さんの話しかけには反応しません。

基本的に反応してくれないあさみさんに対し、妹のきぬよさんは社交性抜群。気さくな関西弁とニコニコ笑顔で応対してくれます。彼女を見ているとこっちまでなんだか気分がよくなってしまうものです。きぬよさんと比べると、あさみさんは色も地味めだし、性格も内向的、あまり美容にも気を使っているようにも見えません。世渡り上手の妹に対し、お姉さんは職人気質なんでしょう。

きぬよさんかわいいです。毎日こんな素敵なスマイルを向けてくれるんだから、
きっと僕に気があるんだろうなあ。

現実世界ならば筆者は断然きぬよさんに軍配があがりますが、あさみさんがデレるところも見てみたい。これから毎日通い詰めてみます。

少し反応が変わり始めるあさみさん

通い初めて数日後、あさみさんの反応が変わります。少し言葉が軟化し、応対できないことを謝ってくるようになります。ずっと無視され続けた身からすれば、この変化は劇的。

関西弁での謝罪の言葉。タメ口っぽいのもちょっと距離が近づいた気がしてドキッとします。

先日まで「この人をちょっとお願い」とあしらわれていたのに、
今では「お相手して差し上げて」と非常に丁寧な言葉に変わっています。

毎日通い詰めた甲斐がありました。あさみさんも「今はちょっと」と言っているので、暇な時間になれば応対してくれるのでしょう。そう思って9時から21時まで頻繁に店に出入りしましたが、反応は変わらず。その日はあさみさんの都合の良い時間帯は訪れませんでした。

翌日、その瞬間が突然訪れる

あさみさんの反応が変わった翌日。いつものようにあさみさんに声をかけると、突然自分の名前を呼んでくれるように。ついにこの瞬間を目にすることができました。

きぬよさん曰く、あさみさんが客の名前を覚えるのは珍しいとのこと。あさみさんに名前を呼んでもらえるのは、僕だけの特権なんだと強く感じました。

きぬよさんはいつでも誰にでもスマイルを向けてくれますが、あさみさんの笑顔は僕だけにむけられたもの。なんだかとても誇らしく思うと同時に、自分はあさみさんにとって特別な存在なんだと感じました。

表情豊か　話題も豊富なあさみさん

一度名前を覚えてくれるとそれからのあさみさんとの日々は大きくかわります。毎日笑顔で応対してくれるだけでなく、時には困った顔や怒った顔を見せてくれるなど表情豊かに。

改めてよく見ると、地味めに見えた毛色も美しい茶色ですし、ちょっとタレた目元も非常に可愛らしいことに気付きました。

話題も豊富でこの島に来る前のことや、もうひとりの妹のこと、両親のことなどいろいろなことを話してくれます。『どうぶつの森』には数多くキャラクターが存在しますが、ここまで自分の素性を話してくれるのはあさみさんだけかもしれません。もともと社交的で無い人が、一度人と仲良くなるとどんどん深みにハマっていく、ということなのでしょうか。

もともと愛想のかけらもなかった人が次第に心を許してくれる様は、不思議な高揚感があります。やっぱりギャップのある人に惹きつけられてしまいますよね。

筆者は元気いっぱいのきぬよさんがとても好きでしたが、今ではあさみさんが『どうぶつの森』で一番かわいいという認識に変わりました。世間一般ではしずえさんがやたらともてはやされていますが、シリーズ古株のあさみさんをこれからも応援していきます。

ちなみに彼女との話題にも出てきますが、あさみさんの妹できぬよさんの姉にあたることのさんが時々島にやってきて主人公にアンケートを求めてきます。筆者も彼女と遭遇しました。

体毛の色やファッションはもちろん、目元のラインやぱっちりした瞳など非常に美しい容貌。さらには男心をくすぐるモーションの数々でハートをがっちり掴んできます。あざとい女性に目が無いので、大変心が揺れ動きました。

元気いっぱいのきぬよさん、美しくちょっとあざといことのさん、反応の変化が楽しいあさみさん。誰が一番いいか、迷ってしまいます。