また同時に、拳がぶつかり合うアクションが映えるのも夏!それがゲームだと、見るだけでなく擬似体験することもできるのです。ということで今回は、PS4とニンテンドースイッチで遊べる肉体派格闘アクションゲームを紹介します。
『ダウンタウン熱血物語』

アーカイブスやクラシックスコレクションがPS4とニンテンドースイッチでも遊べるようになったおかげで、若い世代でも『くにおくん』シリーズを知っている方は多いのではないでしょうか?多数の作品があるシリーズの中でも『ダウンタウン熱血物語』は屈指の人気を誇り、それ以降のシリーズや多くの派生ゲームを生みだしたといっても過言ではありません。

シンプルな横スクロールアクションでとっつきやすいドット絵アクションですが、パンチやキックにはドが付くほどの迫力があります。基本操作アクションは、パンチ、キック、ジャンプですが、バットにメリケンサックなどといった武器を手に、あるいは投げて戦うことも可能です。
もちろん敵も武器を使ってきますし、ボス戦は次第に難しくなってきます。そこでプレイヤーは、アイテムを使用してステータスを上げたり技を会得したりとRPG要素をふんだんに活用しなければなりません。パンチやキックの強化や、受けるダメージを減らして持久戦に持ち込むなど、幅広い戦略を取ることができます。
ニンテンドースイッチオンライン加入者は無料でダウンロードできるので、ぜひとも遊んでみてください。
『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』

くにおくんシリーズは海外では『River City Ransom』の名前で親しまれ、その熱狂具合は日本以上と言えます。インスピレーションを多大に受けたゲームは多数ありますが、『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』(PS4/ニンテンドースイッチ/Steam)もその1つです。
いくつものステータスを強化できるRPG要素に特徴的なドット絵、そして迫力のあるアクション。そして、原作シリーズに出てきたあのキャラ達!キャラや設定、そしてシステムに至るまでオリジナルへのリスペクトが感じられます。

カッコ良さもさることながら、注目すべきは可愛さでしょう。海外スラングではKawaiiがよく使われているそうですが、ジャパニメーションを意識したイラストやムービーからアクションの一挙手一投足まで、まさしくKawaiiが溢れています。
さらにNPCを舎弟に取り込んで、いざという時のための助っ人にすることも。昨日の敵は今日の友というやつですね。
シリーズのコアな方じゃないと気付かないオマージュも多いのですが、アクションのカッコよさや主人公であるミサコとキョウコの可愛さを鑑みても、シリーズを1作もプレイしていなくても十二分に楽しめると断言できます。
『ARMS』

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の新ファイターとして、この『ARMS』からミェンミェンが登場したことは記憶に新しいですね。しかし、実際にこの『ARMS』がどのようなゲームか知らない方も多いのではないでしょうか。
特徴的なのは何と言っても、ニンテンドースイッチ付属のジョイコンを握って身体を動かすことがゲームに連動するということでしょう。今でこそ『フィットボクシング』や『リングフィット アドベンチャー』といった身体を動かすゲームが認知されてきていますが、本作の発売はニンテンドースイッチの登場から約3ヶ月後と早く、両ゲームを先取りした形になっています。
実際に身体を動かすので、アクションゲームとしての充足感もバッチリ。もちろん、通常のアクションゲームのようにボタン操作でのプレイも可能です。

1マッチのバトルモード、トーナメント制のグランプリモードの他、バスケやバレーといったミニゲームも遊べます。もちろん、腕を動かすシステムに変わりはありません。勝利を重ねるとバッジを獲得できるなどやり込み要素も。
実際に遊ぶ時は周囲に人がいないかを確認して、注意して遊びましょう!
『レッド・デッド・リデンプション 2』

PS4ソフト『レッド・デッド・リデンプション 2』は専らガン・アクションとして有名ですが、ストーリー内では拳の殴り合いになるシーンもありますし、銃をできるだけ使わないようにすることも可能です。やはり、いつの時代も物を言うのは拳、というわけです。

重厚なストーリーに広大なオープンワールドの探索と、その魅力は膨大なボリューム。様々な動植物を集めていたら、敵対するギャングや追いはぎに出くわしたなんていうドッキリも味わえます。
このように様々な要素があるのですが、その中でもアクションと最も親和性が高いのは「善悪」システムでしょう。
たとえば、拷問相手のギャングや借金を踏み倒そうとする民間人たちを痛めつけるか見逃すか、道端で蛇にかまれて苦しんでいる一般人を助けるか見て見ぬふりするかなど、プレイヤーは随所で行動の「善悪」を選択することができ、それがキャラクターの運命に作用します。
正義のために拳を上げることもできるし、拳を血で濡らし悪の道をひた走ることもできる。これこそアメリカンドリーム。この国では、誰もが何にだって成れるのです。
『龍が如く7 光と闇の行方』

大人気『龍が如く』シリーズの最新作『龍が如く7 光と闇の行方』(PS4)は、バトルシステムが一新。従来の喧嘩アクションから新しくRPGのようなターン制のコマンドアクションとなって帰ってきました。アクションが苦手という方でも楽しめる作品となっています。

ヤクザだけに気迫も十分。コマンドアクションながらも、通常攻撃のパンチはもちろん、必殺技にも迫力があります。やはり物を言うのはグーパンですが、道端の自転車を利用して攻撃したり、仲間と支えあったりと深い戦略性が味わえる部分もあり、じっくりと楽しめるでしょう。
さらに一癖も二癖もあるキャラクターが一時的にプレイヤーをサポートしてくれる、「デリバリーヘルプ」なる機能もあります。演出が非常に面白いので、こちらもお見逃しなく!
ナンバリングタイトルや派生ゲームを中心に紹介しましたが、いずれも新規参入ユーザーでも十二分に楽しめるものばかりです!
徒手空挙(武器を持たずに素手で相手に立ち向かうこと、何にも頼らずに相対することの意)という四字熟語がありますが、まさに今回のゲームにぴったりな気がします。ちなみに、空挙というのはグーパンだけが物を言うという意味です。
30年前から最近のゲームまで、拳が物をいうゲームを紹介しました。もちろん、これ以外にも多くの肉体派格闘ゲームは多くあります。気になったタイトルで、味方や敵と拳を交えてみてください。