一大ブームを巻き起こした「ファミリーコンピュータ」時代に記念すべき1作目が登場し、様々なプラットフォームに展開しながら活躍を続けた『メタルマックス』シリーズ。“戦車と人と犬のRPG”は、多くのプレイヤーに新鮮な衝撃を与えました。
その魅力を受け継いだシリーズ最新作にして、2018年に発売された『メタルマックス ゼノ』のほぼ全てを刷新する大幅なパワーアップを施した、ニンテンドースイッチ/PS4ソフト『メタルマックスゼノ リボーン』が、2020年9月10日にいよいよ発売を迎えます。
全く新しい新作でこそありませんが、“完全新作級の再誕(リボーン)”を掲げる本作が、果たしてどのような進化を遂げているのか。その実状へと迫る、本作のディレクター・友野祐介氏(24Frame)による解説動画シリーズが展開しており、今回はその第2回目をお届けします。
第1回:コマンドRPGのこだわり
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今回のテーマは、「『メタルマックスゼノ リボーン』のUI(ユーザーインターフェース)思想」について。本作は、様々な戦車と、それに乗るキャラクター達が登場するため、情報量が多いとされるRPGの中でも、更にその項目は多岐に渡ります。また本作では、シリーズファンにはお馴染みの要素「ポチ」(戦闘犬)も加わるため、“遊びやすいUI”は『メタルマックス ゼノ』以上に求められるところでしょう。
この点について友野氏は、数多くの情報を扱いながら遊びやすい形に落とし込んだ本作のUIに関して、約7分間の動画の中で熱弁しています。発売に先駆け、『メタルマックスゼノ リボーン』のUIについて詳しく知りたい方は、動画を直接チェックしてみてください。
また、動画では語りきれなかった部分や、個々の具体的な要素について、下記にて詳しくお届けします。そちらも合わせてご覧ください。
『メタルマックスゼノ リボーン』のUIに迫れ!
■「はじめて触れる新規ユーザー」でも遊びやすく、を目指して
本作のUIは、「この作品で『メタルマックス』にはじめて触れる新規ユーザーでも、直感的に理解が進みやすいように」を基本コンセプトに掲げて開発されました。『メタルマックス』シリーズの肝である「戦車」や「人間」を印象付けるビジュアルを備えつつ、近年の他作品におけるUI傾向なども意識し、プレイ環境の利便性を追求したUIとなっています。
1.ゲーム進行中に表示されるクエストマーカー
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RPGは、物語やゲーム進行に合わせて、目的地が変化します。その流れは本作も同様ですが、プレイヤーが目的地を見失わないよう、進行中のクエストのマーカーやマップの目的地が、フィールド上やマップ画面に表示されます。
2.クエスト進行進捗確認画面
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本作は、ストーリー進行の自由度が高いため、プレイスタイルによっては多数のクエストを同時に進行させる場合もあります。ですが、“どのクエストが進行中なのか”“終了したクエストはどれなのか”を確認できる進捗画面が用意されているのでご安心を。クエストの簡単なあらましも記されているため、プレイ再開時でも目的を見失うことはありません。
■大量の情報を、洗練されたUIで管理する
前述の通り、本作は戦闘に参加するキャラクターだけでなく、各キャラが搭乗する戦車があり、更に「犬」も加わります。そのため、戦闘に参加するキャラだけで構成されている他作品のRPGに比べ、2倍以上の情報を扱わなければなりません。
しかも、キャラクターの装備変更や、戦車のカスタマイズなど、関われる要素も多岐に渡っているので、UIの重要性は比例して高くなります。この点を踏まえた上で、本作のUIは整理整頓が行われたものとなっています。
1.拠点「アイアンベース」でのパーティーメンバー確認画面
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「アイアンベース」の出撃カウンターでは、現在のパーティーメンバーと戦車(クルマ)、戦闘犬の有無が確認できます。ここでは、メンバーや搭乗する機体の変更なども可能です。誰がどれに搭乗しているのかビジュアル的に表示されているので、把握もスムーズです。
2.ショップ画面から装備画面への遷移確認
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ショップでは、人間や戦車の装備などを購入できます。新たな装備を手に入れたら、すぐに付け替えたくなるもの。本作では、ショップで購入した後、そのまま装備画面に遷移することができます。
3.射撃モードの新しくなったUI画面
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戦闘前の敵への射撃は『メタルマックス ゼノ』でも行えましたが、本作の射撃モードは射撃距離の概念などを追加。射撃スコープ内の複数ターゲットに対して、それぞれ相対距離が表示されるので、見た目だけでなく数値で正確に把握することができます。また、射撃可能なターゲットは明るく表示されるので、こちらも一目で把握可能。
■使いやすさに“デザイン性”も加えた『メタルマックスゼノ リボーン』のUI
本作のUIは、機能性や使いやすさに加え、デザイン性も両立しています。見やすい・分かりやすいだけでなく、荒廃した世界観に合わせてグランジ加工を行うなど、この世界や置かれている状況との調和を目指したUIになっており、没入感を高める役割も担っています。
1.随所に散りばめられた世界観との親和性の高いデザイン性
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世界観との親和性はもちろん、本作でリニューアルされた2Dのキャラクターイラストやリアル感が高まった戦車のテイストとマッチするグランジ加工が、UIやLoding画面などの随所に施されています。
2.仲間死亡時の戦闘中画面
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射撃から始まり、砲弾が飛び交う激しい戦闘、そして勝利もしくは全滅を避けるための撤退シーンまで、本作のバトルは全てシームレスで綴られます。そのため、スピーディーで躍動感溢れるバトルが展開し、状況は刻一刻と変化することでしょう。
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激しい戦闘の最中では、仲間であるキャラクターが死亡する可能性も十分あります。キャラクターが死亡すると、画面周囲にピンチを知らせる「赤いダメージパターン」が表示されるので、状況を見極めて素早く対処しましょう。ピンチを促すUIのサポートを受け、危険な局面をいち早く脱するのが、勝利を掴み取る鍵のひとつです。
【メタルマックスゼノ リボーンとは】
本作は、2018年4月に日本国内で発売された『メタルマックスゼノ(PS4/PS Vita)』をベースに、グラフィックはもちろんバトルや改造等のゲームを構成するほぼ全ての要素を刷新・大幅に見直した、いわば“完全新作級の再誕(リボーン)”を遂げた作品です。
商品名:『METAL MAX Xeno Reborn(メタルマックスゼノ リボーン)』
対応ハード:PS4 / ニンテンドースイッチ
発売:2020年9月10日(木)予定
CERO:D(17歳以上対象)
価格(パッケージ)
・通常版:6,480円(税抜)/ 7,128円(税込)
・Limited Edition:9,980円(税抜)/ 10,978円(税込)
価格(ダウンロード版)
・通常版:6,480円(税込)
・(※)Digital Limited Edition:8,980円(税込)
※本製品はPS4版のみのデジタル限定版となります。
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